深谷市のサクラ 深谷城址公園・唐沢川

本日は雨が降り、満開のサクラが散る心配をしてしまう・・・暇はありませんでした。
新しい職場に慣れるのでいっぱいいっぱいでございます。
・・とは言え、この雨で随分散ってしまうのでしょうね。

さて。
週の初めに撮った深谷市内のサクラをご紹介。
花のつき具合は三分咲きといったところかな？


まずは・・・深谷城址公園。







壁が城壁風になっていてなかなか。

まあ、往時の深谷城はこんな立派ではなかったはずだけど。
土塁を積み重ねたぐらいじゃないかなぁ、関東の小さな古い城（戦国時代前半以前）は。

城址公園に車を置いて、隣を流れる唐沢川へ。

この川の河畔は深谷市でも指折りのソメイヨシノの名所。







季節が合えば、川面にナノハナが黄色く咲くのだけれどね。





立派な古木だよねぇ・・・

花の色は　うつりにけりな　いたづらに　わがみよにふる　ながめせしまに（小野小町）
とあるように、花の盛りは過ぎてしまったのでしょうか。

よにふるは夜に降ると世に古くなるがかけられていて、ながめは眺めると長雨がかかっています。
この場合、サクラの花の盛りと自分の盛りとがどちらも過ぎてしまったことを根芸田歌と言われていますね。
今日の天気でこんなことを思い出しました。

そういえば、昨日の梶井基次郎ですが、サクラの木の下にはしたいが埋まっているとも書いていました。
私も美しいものに心が動かなくなったら、丸善は遠いから何処かの本屋さんに檸檬でも持っていきましょうかね・・・