上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

さんぞくあめ

2013-07-12 20:25:34 | 上州お国言葉
今日の雷様は出勤が遅れたようで、僕が帰ってくるころにいらっしゃいました。
上州人なので夕立には慣れているけれども、今日の夕立は怖かったです。
夕立と言うより、風。
いろいろな方向に捲いた風が強烈に捲きつけ、前が見えなくなるほど土ぼこりを巻き上げるほど。
これは・・・竜巻になるかもしれない、と本気で思いました。
40年の人生で二番目に怖い雷になりました(一番は仙丈岳で横から聞いた雷)。

さて、今日の「さんぞくあめ」。
高崎在住の同僚が、「下久保ダムが出来てから、さんぞくあめがへったと、年寄りが言う」といったので、今日の記事に。

夕立のような強い雨のことで、今風に言えば「ゲリラ豪雨」だろうか。
僕はあまり「ゲリラ豪雨」と言う言葉が好きではないので使いたくないのだけれど。

漢字で書くと山賊雨。
僕の住んでいた渋川では聞いたことがないので、高崎や西城州のほうで使う言葉なんだろうなぁ。
確かに突然降る雨は山賊に襲われたように感じるだろうねぇ・・・
ゲリラと山賊ってなんとなくイメージ月につながるところもあるし、ゲリラ豪雨の語源って、この山賊雨?

と思ったら。
三束雨、と書くらしい。
入道雲がもくもくと湧き出して、降ってくるな、と思ったらあっという間に降ってくる夕立を言うらしい。

三束は、雲を見てから麦を三束(さんぞく、みつか)刈る頃には豪雨になる、からだそうな。
渋川近辺では、旧北橘村辺りで榛名の三束雨(榛名山に雲が湧くと麦を三束刈る頃には降ってくる)という言葉があるらしい。

山賊雨、三束雨。
どちらの説もあるらしいですが、どちらもいい言葉ですよね。
「ゲリラ豪雨」なんて言葉でなく、こういう言葉を残して生きたいなぁ、と思います。

122週間

2013-07-12 20:11:56 | その他
東北地方太平洋沖地震から122週間。

今週は連日猛暑日が続き、さすがに体調の管理が大変。

今日は奥尻の地震、津波から20年だそう。
僕が大学生だった頃、阪神大震災、地下鉄サリンなど、大きな出来事があったけれど、奥尻の地震もその一つ。
津波の恐ろしさを初めて身近なものとし感じたのもこの地震だった。

写真家の中村征夫さんがこのとき奥尻にいたそうで、著書でそのときの話を書いているのを読んだ。
津波から20年。
復興はどこまで進んだのだろうか。
東北の20年後は・・・