テレビに対する見方がいろいろな方面からなされるようになってきている。
かつてはテレビが新聞などのいわゆるオールドメディアから自立して、圧倒的な存在になっていた時代が長かったわけですね。
その一方で、Z世代といわれる、パソコンや、スマートフォンでネットメディアが生まれた時から存在する若者世代はテレビ自体がオールドメディアであって、ネットメディア情報が多様に流れる日常を送るようになっているわけですね。
その中で前回申し上げた通りで、テレビが井の中の蛙のように一般社会から遊離したような奇妙な世界観を醸しだすようになってしまっているという現実があるということかもしれないと提起してまいった次第なわけですね。
テレビメディアが、世論を圧倒してリードしている時代なら問題なかったことが、いまネットメディアなどで厳しい指摘をなされるようになってきているわけですね。
また、手軽に個人が発信できるソーシャルメディアが普及して、そういった中で、テレビに対する厳しい意見などが、大きく注目を集めることも多くなってしまっているわけですね。
いまネットメディアで注目を集めているのはテレビの中心で輝いていた、男性アイドルグループ事務所の不祥事問題だろう。
男性アイドルグループを主宰していた代表人物によるタレントに対する性加害問題が世界的に注目されている!
BBCの報道では、多くのタレントが主宰者の故ジャニー喜多川に性的な虐待やらハラスメントを受けていたことが訴えられているわけですね。
しかし多くのメディア関係者はそのことを封印して沈黙を守る姿勢を崩していないということ。
また所属タレントたちも事務所にマインドコントロールされてそういった問題を語ることはしないような異様な雰囲気に包まれているというようなことをBBCの記者が批判していることが紹介されているようだった。
ただ、記事はかなり一方的な見方もあったようで、ジャニー喜多川はもともとセクシャリティーがゲイでホモセクシャルで知られていたし、多くのタレントも男性同性愛者であるという事実は記されてはいない。
いまLGBT理解などが訴えられている一方で、こういった問題は複雑なところもあるのだろう。
男性同性愛者、基本的にホモセクシャルだといわれているジャニーズタレント。
トランスジェンダーもいるわよ
喜多川は、生涯独身であったし、多くのタレントも未婚であったりする。
その中で、喜多川がそういったタレントたちと交接があったとしても恋人同士の性愛として理解できないわけではないだろう。
ただ、問題だったのは相手が未成年だったり、また必ずしもホモセクシャルではない少年なども交じっていたことかもしれません。
喜多川の独特の審美眼で、オーディションを開催して、巧みにホモセクシュアル性向の少年を選んでいたのだろうが、間違ってジャニーズアイドルにあこがれたヘテロセクシュアルの少年も選んでしまっていたことも否定はできない。
喜多川に愛されたアイドル。
喜多川独特の審美眼でホモセクシャルの少年を選んでいたのだろう。
喜多川がそういったヘテロの少年と交接をしてしまっていたことも否定できず、そういった少年は喜多川に退けられて、やがて事務所を退所していったようだった。
そういった少年たちがトラウマのように心に傷を負ったまま大人になって、ジャニーの行いを悪事として訴えたりしているということだろう。
その後薬物乱用などに走ったものも多いという喜多川の性加害問題!
長年にわたってジャニーズを糾弾してきた、元週刊現代編集長元木昌彦氏
これをテレビは誰も報じないなんてさ、NHKもなんでも、日本のメディアは世界中の笑いものだよ。
まさにいらねっちけーだ!
アジア全般に言えるかもしれないが、日本古来からの考え方では、元来女性は欲深い不浄な存在となっていたわけで、そういった女性と関係を結ぶことが仏教界など女犯として固く禁じられていた一方、男性同士の男色は禁じられていなかったという歴史があったようだ。
喜多川はもともと父親の喜多川諦道が高野山真言宗の僧侶であったようだし、息子であるジャニーこと喜多川ヒロムもそういった男色の指向があったことは否定できないのだろう。
喜多川ヒロム
仏教界の伝統と歴史を継いでいたジャニー喜多川の性癖も否定できないものであったのだろう。
古来から仏教界では、稚児と呼ばれた、僧籍を得度する前の少年たちを寺に受け入れて修行する中で、高僧と稚児が交接を結ぶことが儀式のように行われていた歴史があるようだ。
社会学者によって研究されている僧と稚児との関係性
高僧と、稚児と呼ばれる少年修行僧との交接が儀式のように行われていたようだ。
京都醍醐寺に所蔵された絵巻物という、稚児乃草子。
いわば、ジャニー喜多川と男性アイドルタレントとの関係は、現代の稚児乃草子ともいえるのかもしれないわけだろう。
ジャニーの選んだ少年たちは、女性性を排したゲイの少年グループで、そういったものたちが女性たちの圧倒的な支持を受けていたことも事実で、BBCの記者もそういった女性ファンたちの多くも、ジャニーやアイドルを批判するものがほとんどいないということに驚いているということもあったようだった。
ジャニーズ現役タレントやファンたちの態度に疑問を投げかけるBBC、モビーン・アザー記者
女性ファンたちはそういったゲイの男性アイドルたちに、一種汚れないような輝きを見出しているようなこともあるようで、男性タレントたちは、古来から続くそういったアジアの文化的な価値を体現しているようなこともあるのかもしれませんね。
女性ファンたちの圧倒的な支持を受けてきたジャニーズのアイドル達。
そういった、”女性は不浄な存在”であるというアジアの文化的価値観が、西洋の価値観とは相いれないところもあるかもしれない。
そういった中で、この意味をどうやって説明していくかが事務所側にも問われてくるのかもしれませんね。
愛です!
東京大学ロバートキャンベル教授
僕は、セクシャリティーはゲイなんだけど、ジャニーさんを批判することの意味も分かっているつもりですね。
未成年の少年との交接や、ヘテロの少年に対しての性的強要などは悪いことではないでしょうか?
ただ、男色への日本の文化的意義も否定できるものではありません!
そのあたりは僕がモビーン・アザーに説明しなければならないかもしれませんね。
I am johnny
私自身、kitagawa であったなと思うところもありますが・・・。
二宮和也
でもね、僕は、一穴主義ではないです。
妻も子もいるんでね。
僕は、バイセクシャルかな??
テレビが、メディアで圧倒的な存在であったことはすでに過去の話になっているし、こういったことがここ数年で急激に進んでいることも事実だろう。
そういった事実に今の経営陣がついていけなくなっているということもあるかもしれません。
テレビを取り巻く現状に適切に対処していくためには、新しいメディア社会の現実を経営陣も受け入れていかざるを得ないということも、今後議論されていく可能性もあるかもしれません。
もちろん、それが性急に進むわけでもなく、こういった問題が出るたびに過去のように隠蔽工作がとられれるということも繰り返されていくだろう。
ただ、一時的に隠蔽したとしても、結局問題が掘り起こされて、テレビに対する厳しい視線から逃げることもできなくなっていくのだろう。
そういった中で、テレビを支える視聴者や、海外メディア、また広告スポンサーなどをどう説得していくかが問われていくようにますますなっていくことも考えられるわけですね!
わたし関西の女帝って言われてるでしょ?
でもね、テレビの主役長年やってきていうのもなんやけど、こんな人生嫌ですね。
こんなんまっぴらごめんのすけですわ!
このばばあ、最高です!
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