2013年日本ボクシング世界タイトルマッチベスト10
6位
●荒川仁人vsオマール・フィゲロア○
空位のWBC世界ライト級暫定王座を1位の荒川と3位のフィゲロアで争った試合。試合はアメリカ、荒川にとっては敵地での戦いとなる。スロースターターの荒川と、前半KO勝利の多いフィゲロア。予想通り前半は荒川がダウンを奪われるなどフィゲロアペースだった。果たして前半を持ちこたえることが出来るのか、そんな不安も感じるほどの劣勢だったが、中盤から荒川が驚異的なスタミナを見せる。フラフラになりながらも前進を止めずパンチを出し続けるその姿は、フィゲロアに恐怖感を与え、観客に感動を与えた。試合は大差だったが、見るものの心を揺さぶる素晴らしい試合だった。
以下、アメリカメディアのコメントが素晴らしい
「ボクシングはこうでなければという最高の姿であり、ボクシングがいかに特別なものになりうるかということを改めて思い知らせるものだった」
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ボクシングマガジン 2014年 02月号 [雑誌] |
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