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ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

レオ・サンタクルスvsクリスチャン・ミハレス

2014年03月13日 23時35分17秒 | ボクシング

WBC・Sバンタム級タイトルマッチ

○レオ・サンタクルスvsクリスチャン・ミハレス●

 

サンタクルスSバンタム級王座の2度目の防衛戦。挑戦者のミハレスは日本でもおなじみの元世界チャンピオン。日本に来て強さを見せつけたのが2006年~2007年頃の事だったので、正直もう終わった選手という印象だった。その印象通り初回からサンタクルスが圧倒する。KOも時間の問題かと思われたが、そこからミハレスが驚異的な粘りを見せ、中盤からは劣勢ながらも倒れる気配を見せなくなった。結果はサンタクルスのほぼフルマークの判定勝利。あれだけ優勢でも倒せなかったのはやはりサンタクルスはサウスポーが苦手なのかもしれない。防衛戦を重ねて徐々に強くなり、人気も出てきているサンタクルス。日本には近いクラスに優秀なサウスポーがいる。今この時にぶつかっていきたいところだ。


荒川仁人vsホルヘ・リナレス

2014年03月09日 17時59分48秒 | ボクシング

WBCライト級挑戦者決定戦

●荒川仁人vsホルヘ・リナレス○

 

戦前の自分の予想は荒川がフィゲレオ戦で見せたような根性を見せるも、リナレスの有効打が上回り、リナレスが判定勝利をするというもの。本当にそのまんまの試合展開だった(笑)。荒川の前に出続ける「ど根性」は本当に素晴らしかったが、ポイントを奪う為には(パンチ力が劣るので)手数が足りなすぎる。リナレスは序盤はスピードとキレがあり、期待を持たせたが、(拳を痛めたのか?)徐々にキレが無くなってきて、終盤はKOにつながらないようなドスンパンチになってしまった。日本で見せたリナレスの華麗なフットワークと鞭のようにしなるキレのあるパンチ。もう一度世界に返り咲く為には、その頃のスタイルを思い出して欲しい。

 

※再度見直して文章を変えました。


2013年世界タイトルマッチ(3位)

2014年02月15日 23時17分38秒 | ボクシング

2013年日本ボクシング世界タイトルマッチベスト10

 

3位

○内山高志vs金子大樹● 

内山は8度目の防衛戦。相手は日本チャンピオンを防衛し世界ランキングを上げて挑戦権を獲得した金子。試合はパンチのある両者だけにスリリングな展開。しかし毎ラウンド技術に長けた内山がポイントを重ねる。やや一方的に感じてきた10Rに金子のパンチがジャストミート。内山がダウン、これは完全に効いた。最大のピンチもゴングに救われたのはラッキーだった。その後内山は受け身にならず攻撃的に出ていったのが功を奏し、金子は最大のチャンスをものに出来なかった。年間最高試合を獲得した試合、確かに両者の気持ちが見えた素晴らしい試合だったが、世界の強豪との対戦を期待する内山にはこの試合は圧倒して欲しかったという思いがある。

心は折れない
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(そろそろ冒険に出て欲しい)


東西で注目の世界戦!!

2014年02月13日 18時35分23秒 | ボクシング

まずは「西」から注目の世界戦が発表された。

 

4月23日 大阪城ホール

元世界2階級制覇王者の長谷川穂積がIBF世界スーパーバンタム級王者キコ・マルチネスに挑戦する。人気のある長谷川の集大成となるこの試合。相手の世界チャンピオンがどうこうというよりも、長谷川の目指すボクシングスタイルが是非とも見てみたい。

また、WBC世界バンタム級王者の山中慎介と同級3位シュテファーヌ・ジャモエとの6度目の防衛戦も組まれた。相手はWBO王者の亀田知毅と接戦を演じた選手とのこと。こちらは格下相手に実力差を見せて欲しい。

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211 ~長谷川穂積、ベルト奪還までの日々~
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(長谷川穂積さんをおさらいしておきましょう)

 

続いて「東」も負けず劣らずの世界戦が発表された。

 

4月6日 東京・大田区総合体育館

東洋太平洋ライトフライ級王者・井上尚弥がプロ6戦目でWBC世界同級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)に挑戦する。正直最短記録というのにはこだわりは無いが、これまでレベルの高いボクシングを見せているので期待は高い。タイミング良く訪れたこの世界挑戦のチャンスを摑み取って欲しい。

また、この日はWBC世界フライ級王者・八重樫東が同級8位オデイロン・サレタ(メキシコ)と3度目の防衛戦に臨む。ここ数戦は激戦続きだったので、格下相手に早い回でのKO勝利を期待したい。

世界戦以外にも井上尚弥の弟拓真が世界ランカーに挑戦。細野悟-緒方勇希の日本フェザー級王座決定戦。松本亮と久高寛之のサバイバルマッチ。そしてあのローマン・ゴンサレスも出場するというボクシングファンにとっては贅沢な興行となる。

我、弱き者ゆえに 弱者による勝利のマネジメント術
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(チャンピオンを知っておきましょう)


2013年世界タイトルマッチ(4位)

2014年02月07日 20時58分34秒 | ボクシング

2013年日本ボクシング世界タイトルマッチベスト10

 

4位

●五十嵐俊幸vs八重樫東○

五十嵐の2度目の防衛戦。相手はアマチュア時代に4戦4勝していて相性の良い元ミニマム級世界チャンピオンの八重樫。八重樫は2階級上げてのチャレンジだったが向かい合った両者に体格差は感じられない。戦前の予想は全勝している五十嵐のアウトボクシングが八重樫の突進を捌くと思われた。そして前半4ラウンドも五十嵐のアウトボクシングにやや部があると思った。しかし4R終了時点で公開されたポイントは八重樫が大差3-0(39-37、40-36×2人)でリード。これで五十嵐はアウトボクシングを捨てインファイトに切り替えるのだが、この展開は八重樫に部がある。結局、壮絶な打ち合いに巻き込まれた五十嵐は八重樫にペースを取られたまま判定で負けてしまう。WBCの公開採点ルールが試合展開を変えてしまった試合。公開採点が無く五十嵐がアウトボクシングに徹していたら…とも思うが、この日の八重樫のプレッシャーは相当厳しく、八重樫の経験と成長が五十嵐を越えたのだと感じさせた一戦だった。

 

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2013年世界タイトルマッチ(5位)

2014年01月26日 22時27分49秒 | ボクシング

2013年日本ボクシング世界タイトルマッチベスト10

 

5位

○三浦隆司vsセルヒオ・トンプソン●

 

三浦は1回目の世界挑戦で内山からダウンを奪うも精神的なダメージとも見られる(実際は右目を腫らしての)試合棄権という敗戦。そして2度目の世界挑戦で(比較的安パイ王者だった)ディアスをKOして王者になった。これが初防衛戦、しかも敵地メキシコ、加えて同級1位の最強挑戦者、まさに厳しい条件だらけの防衛戦だった。パンチ力は世界レベルを証明している。果たして精神面の成長があるかがこの試合の見所だった。しかし全く気持ちの弱さを見せない堂々とした戦いぶりで、2Rと6Rにはダウンを奪っての判定勝利。相変わらず危険な打ち合いと、チャンスで決めきれない攻撃、ストレスを感じる場面もあったが、日本国内で防衛を重ねる同級王者の内山もやっていない「海外防衛」を見事に果たして、急ピッチに内山との差を縮めた。

 

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2013年世界タイトルマッチ(6位)

2014年01月23日 21時44分03秒 | ボクシング

2013年日本ボクシング世界タイトルマッチベスト10

 

6位

●荒川仁人vsオマール・フィゲロア○ 

空位のWBC世界ライト級暫定王座を1位の荒川と3位のフィゲロアで争った試合。試合はアメリカ、荒川にとっては敵地での戦いとなる。スロースターターの荒川と、前半KO勝利の多いフィゲロア。予想通り前半は荒川がダウンを奪われるなどフィゲロアペースだった。果たして前半を持ちこたえることが出来るのか、そんな不安も感じるほどの劣勢だったが、中盤から荒川が驚異的なスタミナを見せる。フラフラになりながらも前進を止めずパンチを出し続けるその姿は、フィゲロアに恐怖感を与え、観客に感動を与えた。試合は大差だったが、見るものの心を揺さぶる素晴らしい試合だった。

 

以下、アメリカメディアのコメントが素晴らしい

「ボクシングはこうでなければという最高の姿であり、ボクシングがいかに特別なものになりうるかということを改めて思い知らせるものだった」

 
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2013年世界タイトルマッチ(7位)

2014年01月19日 16時25分01秒 | ボクシング

2013年日本ボクシング世界タイトルマッチベスト10

 

7位

○ゲンナジー・ゴロフキンvs石田順裕●

 

25戦全勝(22KO)無敗。これが7度目の防衛戦となるゴロフキンは世界挑戦から7回の世界戦を全てKOで勝利している。いまだ進化し続けていて、強さばかりが目立ち、弱点と言える部分をまだ全く見せていない。数多い世界チャンピオンの中でも3本の指に入るであろう1流のチャンピオンだ。そんなチャンピオンと戦うことが出来たのは、アメリカで番狂わせ(ホープ、カークランドから勝利)を起こし、まさに自分の拳でビックマッチという扉を開いてきた石田順裕。試合はゴロフキンの(想定を)上回るプレッシャーに石田順裕が出ざる得なかったところに良いパンチをもらってKO負けとなった。石田順裕は過去に世界チャンピオンでありながら、デビュー間もない井岡一翔の前座という苦い思いがある。そんな悔しさからアメリカに渡り、世界で有名なボクサー達と拳を交えてきた。入場曲であるブルーハーツの「TRAIN TRAIN」のように、ファンも夢の列車に乗せてもらったように感じる。

 

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2013年世界タイトルマッチ(8位)

2014年01月18日 20時23分08秒 | ボクシング

2013年日本ボクシング世界タイトルマッチベスト10

 

8位

○井岡一翔フェリックス・アルバラード●

 

2013年末に行われた2階級目(Lフライ級)王座の3度目の防衛戦。井岡に関してはどうしてもローマン・ゴンサレスという強豪がチラつくので、今回のパーフェクト(18戦全勝15KO無敗)な戦績の挑戦者が相手でも物足りなさを感じる。しかし1Rで対戦相手のレベルが戦績通りのレベル高いボクサーであることがわかる。それでも相手と打合いに応じて大きな被弾もなく、より多くの有効打を与えての完勝。これだけのパフォーマンスが出来るだけに、やはりあの強豪との対戦を期待したい。

 
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2013年世界タイトルマッチ(9位)

2014年01月17日 20時45分19秒 | ボクシング

2013年日本ボクシング世界タイトルマッチベスト10

 

9位

●河野公平vsリボリオ・ソリス


トマス・ロハスや佐藤洋平らに敗戦し、もう終わったと思っていた河野が奇跡の世界奪取。その王座の初防衛戦が同級暫定王者のソリスとの対戦だった。試合は両者ダウンを1回づつ奪う一進一退のシーソーゲーム。後半ソリスがペースダウンしてきていたので、後一押しがあればKOでの防衛もありえると感じただけに判定負けという結果は残念だった。流れが悪くても1発のパンチで流れを変えてしまう、パンチがある選手というのは魅力的である。


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