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ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

新井田豊vsローマン・ゴンサレス(テレビ東京観戦)

2008年09月28日 00時36分10秒 | ボクシング
▼WBA世界ミニマム級タイトルマッチ
新井田豊 対 ローマン・ゴンサレス
結果:ゴンサレス 4回1分59秒TKO勝ち

安定王者の新井田に最強挑戦者のゴンサレスが挑戦。

両者向き合うとゴンサレスが一回り大きい。そのゴンサレスがプレッシャーをかけ、新井田がフットワークを使う展開。新井田の高速コンビネーションを見せるも、ゴンサレスが落ち着いてガード、逆にゴンサレスの迫力ある攻撃に押される。一瞬の隙を見つけて新井田が打ち合うも、パンチ力の差は歴然。ゴンサレスのパンチ力が有効。3R思い切って打ち合いに持っていくもゴンサレスのパンチが上下にヒット。新井田はボディを打ってこいと挑発するも、ボディも効いてきた。4Rゴンサレスがプレッシャーを強め左を多彩に放ち右目を狙うと、新井田の右目がみるみる腫れてきた。同時に鼻血も出し、レフリーが試合を中断、ドクターチェックにて試合続行不可能と判断し、試合終了となった。

試合前から挑戦者の評判は知っていたが、ここまで強いとは想像以上だった。新井田にはキャリアもあり、後半まで勝負を持たせれば勝機もあると考えていたが、1R終了時点で非常に残念だがレベルの差を感じた。ゴンサレスは体の力が桁違いにあり、パンチのスピードもあり、コンビネーションも多彩だった。正直、現在の日本人ではこの選手に勝てる選手は思い浮かばない。新井田はダウンも取られていないし、目の負傷でのストップは正直物足りない感はある。レベルの差はあれど、それでもゴンサレスを何とか出来そうなのも新井田しかいないと思える。もし新井田に気持ちがあるのであれば、ゴンサレスとの再戦も見てみたい。

西岡利晃vsナパポーン・ギャットティサックチョークチャイ(テレビ東京観戦)

2008年09月28日 00時03分20秒 | ボクシング
▼WBC世界S・バンタム級暫定王座決定戦
西岡利晃 対 ナパポーン・ギャットティサックチョークチャイ
結果:西岡 3-0判定勝ち(119-107、117-109、117-109)

西岡はこれが5度目の世界挑戦。相手はかつての宿敵ウィラポンがサポートするナパポーン。

初回から西岡がスピードの差を見せつけ、ハイテンポに攻撃を繰り出す。ナパポーンはスピードが無く、攻防ともにワンテンポ遅れている。3Rからは西岡のボディ攻撃が度々ヒット。完全に西岡ペースも、表情を変えないナパポーンは不気味。4R終了時の採点は2者フルマークで西岡。中盤はプレッシャーを強めるナパポーンに対して西岡はボディ攻撃で応戦。足を止めての打ち合いでも左アッパーをヒット。しかしやや西岡に疲れの表情が見える。8R終了時の採点は西岡有利もボディ攻撃が評価されずやや接近してきた。終盤は両者気力での打ち合い。ナパポーンは目の腫れと鼻血が目立つ。10R打ち合いの中西岡スリップダウン、ナパポーンもパンチを振るっていただけにヒヤリとした。11R西岡バッティングで流血、ナパポーンから減点。大きなポイント奪取に西岡のフットワークが戻ってきた。最終ラウンド、足を止めての打ち合い、両者有効打をヒット。クリンチ際ナパポーンがプッシングで再び減点。試合は判定となったが大差判定で西岡を支持した。

2度目の世界挑戦(引き分け)から西岡を応援してきた。その後のアキレス腱断裂、3度目4度目の挑戦失敗。階級を上げて世界挑戦を目指すも、有望新鋭の前座での戦い。ファンも悔しい思いをしてきた。それだけにこの結果は西岡自身もファンも感動した。昔よりパンチのキレは無くなった、しかし経験を積んで何がなんでも勝利を掴むという執念が強まった。過去の苦い経験は決して無駄では無かった。本当に良かった、おめでとう西岡。

名城信男vs河野公平(テレビ東京観戦)

2008年09月16日 23時17分29秒 | ボクシング
▼WBA世界S・フライ級王座決定戦
名城信男 対 河野公平
結果:名城 2-1判定勝ち(115-114、115-114、114-115)

元世界王者の名城と日本&東洋Wチャンピオンの河野の世界王座決定戦。

序盤からエンジン全快の両者、序盤は河野の手数が有効だったが、中盤から名城が盛り返し互角の展開。終盤になるとやや河野が疲れを見せ、名城のアッパーが度々ヒット、終盤は名城が見せ場を作って、採点の難しい試合は判定勝負となった。

判定は2-1で、名城を支持。三者ともに1ポイント差という、まさに紙一重の試合だった。両者ともにコンディションは良く、ダウンシーンは無かったが、気持ちのこもった激しく盛り上がる試合だった。河野は中盤まで優位に戦ったが、名城のアッパー狙いに反応出来なかったのが残念。名城は戦法を切り替えた柔軟さと、ムニョス戦では見れなかったスタミナを魅せた。今後はホルヘ・アルセとの対戦も楽しみだが、再戦も是非見たいと思わせる好試合だった。

佐藤幸治vs江口啓二(日本テレビ観戦)

2008年09月09日 00時15分47秒 | ボクシング
▼東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ
佐藤幸治 対 江口啓二
結果:佐藤 初回1分52秒TKO勝ち

東洋チャンピオンと日本チャンピオンが対戦する屈指の好カード。タイトルのかかる佐藤はこの試合が4度目の防衛戦。

1R江口が積極的に攻め、対する佐藤はしっかりとジャブを放つ展開。開始早々、江口が放った左フックで佐藤は大きくバランスを崩すダウン。江口は倒れた佐藤にパンチを振るって(空振り)レフリーより減点をくらう。試合再開後、攻めてきた江口に佐藤は左右のフックを連打。右フックが当たり、今度は江口がバランスを崩すと、佐藤は左右フックを振るいパンチを出し続ける。ロープ際で佐藤の左右フックを浴び続け、江口がサンドバック状態になるとレフリーが試合を止めた。

江口はダウンを奪って油断したか、不用意にパンチをもらってしまった。江口がダウンを奪ったパンチもスローで見ると佐藤の顔面をかすっていた感じで、佐藤は全くダメージは無かったようだ。攻めに行った佐藤の攻撃は迫力があり、さすがパンチ力はある。課題のスタミナはこの試合では確認出来なかったが、日本最強を証明することは出来た。次は世界ランカーとの試合が見てみたい。

矢代義光vs松崎博保(日本テレビ観戦)

2008年09月09日 00時15分24秒 | ボクシング
▼日本S・フェザー級タイトルマッチ
矢代義光 対 松崎博保
結果:矢代 4回1分30秒KO勝ち

矢代の初防衛戦の相手は、現世界王者の小堀に後一歩まで迫った難敵の松崎。

1R両者ジャブの突き合い。矢代は後続打を放つも上体の柔らかい松崎に空振りが目立つ。松崎は右フックをヒットした。2R矢代がバッティングで頭部をカット。流血がひどくドクターチェックが入る。3R松崎が前に出続けるもこちらもパンチが当たらない。両者有効打の少ない展開も、ボディへの攻撃で矢代がやや優勢。4R笑顔を見せる矢代、左ジャブでリズムが出てきた。松崎が出てきて右のガードがもろに下がったところに、矢代の左ストレートがヒット。強烈なダウンを奪うと、松崎は立ち上がれなかった。

やりにくい選手になかなかペースを掴めなかった矢代。流血でやや集中力を切らした部分もあったかもしれないが、冷静に左ジャブを当て、上が当たらないと下を狙うなど冷静に戦った。最後の左ストレートは圧巻。パンチのキレは一級品だ。

日本代表の挑戦者

2008年08月08日 22時14分26秒 | ボクシング
非常に楽しみな世界挑戦が決まった。それは日本スーパーライト級チャンピオンの木村登勇の世界挑戦(WBA世界スーパーライト級王者アンドレアス・コテルニクに9月13日挑戦)だ。木村と言えば現在日本タイトルを12度防衛し、防衛の度に国内敵無しを証明してきた。今回はチャンピオンの国、ウクライナでの敵地挑戦となるが、世界奪取も夢では無い。

海外での世界挑戦と言えば最近では挑戦資格が問われるようなチャレンジャーが、見事に惨敗してきた。それらとは違う、木村はまさに日本代表、挑戦資格十分のチャレンジャーだ。

「木村術」と言われるスタイルは非常にやりにくく、相手を撹乱させる。また、パンチ力もあるので、十分KO勝ちもありえる。そして一番頼もしいのは、(生意気なほどに)物怖じしない性格、敵地でも十分力を発揮してくれるだろう。

強豪ひしめくこの階級で、世界挑戦が決まったのは非常にラッキーだ。センス抜群だった佐竹だって、良い戦いを見せながらも挑戦の夢はかなわなかった。敵地ながらも、ここは木村には十分に暴れてきてほしい。

日本より吉報を待っている。

内藤大助vs清水智信(TBS観戦)

2008年08月02日 09時16分33秒 | ボクシング
▼WBC世界フライ級タイトルマッチ
内藤大助 対 清水智信
結果:内藤 10回57秒KO勝ち

国民的ヒーローの内藤が3度目の防衛戦。相手は同級13位と格下だが、スピードとアマチュア仕込みのテクニシャン清水。圧倒的有利の中、すっきりと防衛できるか注目の一戦。

1R内藤は正統派の清水に対していつもより変則的に左右フックを振るう。2R清水もスピードあるカウンターを放つ。3R清水のワンツーがヒット、内藤はスピードについていけてない。4R内藤は空振りが多い。清水の細かいパンチが有効。4R終了時点でオープンスコアはイーブン(私の採点は39-37で清水)。5R内藤の変則なパンチが清水を捕らえ始める。6Rお互い有効打の少ない展開も、内藤の大きなパンチが見栄え良い。7Rプレッシャーを強める内藤、もみ合いの中、こつこつと当てた。8R距離を強引につめる内藤、清水もややワイルドになってきた。8R終了時点のオープンスコアは清水優位(私の採点は77-75で内藤)。9Rポイント劣勢の内藤が強引に前に出る。有効打は少ないがプレッシャーをかけ続ける。10R強まるプレッシャーの中、内藤の左フックから右のクロスがヒットし、清水がダウン。マットを叩いて立ち上がった清水だが、内藤がラッシュし左フックで2度目のダウンを奪う。ダメージの深い清水は10カウント内に立ち上がれなかった。

今回の内藤は出来が悪かった。清水の細かいパンチ(手数)を取るか、内藤の強打(有効打)を取るかで採点は別れるところだが、今回のジャッジ陣には細かいパンチが優勢に見えたようだ。しかし、8Rに公開されたポイントが、両者の心理を微妙に変えた。清水はこのまま行けば勝てるとやや消極的に、内藤は倒さなければと勝負をかけた。ここでダウンを奪ったのは経験の差か、さすが内藤と思わせた。試合後は亀田がリング上にあがって対戦をアピールしたが、私自身は統一戦の内藤対坂田の方が興味ある。

坂田健史vs久高 寛之(TBS観戦)

2008年07月31日 00時38分32秒 | ボクシング
▼WBA世界フライ級タイトルマッチ
坂田健史 対 久高 寛之
結果:坂田 3-0判定勝ち(116-112、117-111、118-111)

坂田の4度目の防衛戦。相手は最近負けが多いが、強敵相手に力を付けている新鋭の久高。

1R坂田が追う展開も久高の鋭い左アッパーがヒット。2R坂田のプレッシャーが強まり、両者の距離が近くなった。坂田のボディが有効。3Rバッティングで坂田が流血。これでエンジンが掛かったか坂田が左右パンチで追い立てる。4R坂田の細かいパンチが有効。久高は時折良いパンチを放つも単発。5Rもみ合いが多くなる。坂田のボディ攻撃で久高の動きが止まる。坂田流血激しくドクターチェックが入る。6R坂田のボディから右クロスをヒットすると久高はスローダウン。坂田ペース。7R流れを変えようと久高がフットワークを使と両者有効打は少ない。8Rプレッシャーを強める坂田。久高は足を使うが攻撃までつながらない。9R坂田のボディから右クロスで久高動きを止める。10R久高も足を止めての打ち合い。しかし坂田のボディが有効。11R坂田のワンツーが度々ヒット。激しい流血に再びドクターチェックが入ると、今度は久高がラッシュ。12R久高が数発右カウンターを当てるも、坂田の細かいパンチが優勢のまま試合終了のゴング。

いつもはエンジンの掛かりの遅い坂田だが、今日は2Rくらいからエンジンが掛かった。3Rくらいからはいつもの坂田ペースで、打たれても表情を変えずに時には走って追いつめる姿は先日のマルガリートを思い出した。相手の気持ちを折る戦いが出来るところがこの選手の強みだ。対する久高もパンチが切れて、足も使えるなかなかの選手だった。ポイントは離れたが勇敢な戦いぶりが試合を面白くさせた。

ミゲール・コットvsアントニオ・マルガリート(WOWOW観戦)

2008年07月31日 00時22分12秒 | ボクシング
▼WBA世界ウェルター級タイトルマッチ
ミゲール・コット 対 アントニオ・マルガリート
結果:マルガリート 11回2分5秒TKO勝ち

メイウェザー引退表明後、パウンドフォーパウンド1番手とも言われるコット。5度目の防衛戦にメイウェザーも対戦を避けたと言われる強豪マルガリートと対戦。

1Rジャブの突き合いからマルガリートがプレッシャーをかける展開。コットのスピードあるパンチが有効。2Rマルガリートのプレッシャーが強まり、コットがロープに詰まる。マルガリートのボディが強烈。コットは鼻血を出す。3Rコットはヒットアンドウェーで細かいパンチを当てる。4Rマルガリートのしつこいボディ攻撃にコットの腰が引ける。6Rプレッシャーを強めるマルガリートにコットのディフェンスと細かいパンチが有効。7Rマルガリートの連打に動きが止まるコット。アッパーを当てられ初めてクリンチに逃げる。8R足を使って回復を試みるコット。マルガリートの前進は止まらない。10Rマルガリートにもやや疲れが見え始める。足を使い細かい連打でポイントアウトしていたコットだが、マルガリートの左右連打で棒立ちに。11R足の動かなくなったコットにマルガリートが襲いかかり、左アッパーでダウンを奪う。立ち上がったコットだが、マルガリートの追撃に崩れ落ちた。

攻防兼備なテクニシャンと打たれてもひたすら前に出るファイター、正反対の両者の戦いは、ファイターがプレッシャーをかけ続け、テクニシャンを攻略した。私自身はテクニシャンのほうが好きなのだが、打たれても表情変えず、時には走って追い続けるマルガリート。メイウェザーも対戦を避けたという噂も頷けるほど、マルガリートには上手さと言うより、強さを感じさせられた。こうなるとメイウェザーとマルガリートの対戦が見てみたいが。。。

デビッド・ディアスvsマニー・パッキャオ(WOWOW観戦)

2008年07月01日 00時31分25秒 | ボクシング
▼WBC世界ライト級タイトルマッチ
デビッド・ディアス 対 マニー・パッキャオ
結果:パッキャオ 9回2分24秒TKO勝ち

3階級制覇のスーパーチャンピオン、パッキャオがライト級で4階級制覇を目指す。

1Rパッキャオがリラックスした動きでジャブとボディブローをヒット。ディアスはガードを固めるがパッキャオのパンチが突き破る。2Rパッキャオがスピードある多彩なパンチでディアスを翻弄。早くも一方的な展開へ。4Rディアス右目をカット。ディアスが前に出るがパッキャオの右フックでぐらつく。5Rパッキャオが出入り激しく、的確なパンチを当てる。パッキャオやりたい放題。6Rディアスの流血が激しい。2回目のドクターチェックが入る。8Rパッキャオが勝負を掛けてきた。プレッシャーを強めるとディアスが下がり始める。ロープにつめて連打を放つ。9Rディアスが最後の力をしぼり勝負に出るも、パッキャオは冷静にパンチを狙う。最後はノーモーションの左フックがヒットしディアスが崩れ落ちた。

4階級目は苦戦するかと思ったが、スピードもパンチ力もパッキャオが優位。一方的な試合で4階級目を手に入れた。また、今までは攻撃的だったが、この試合は巧みなフットワークで距離を保ち、多彩なパンチで相手を翻弄、テクニックを十分に見せた。ここまで強く攻撃の引き出しがあるとは感心した。ジョー小泉さんのコメントによると次の試合はエドウィン・バレロが第一候補とのこと。勢いのある両者、考えただけでも興奮する。是非とも実現して欲しい。