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ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

ミゲール・コットvsマニー・パッキャオ(WOWOW観戦)

2009年11月16日 22時59分13秒 | ボクシング
▼WBO世界ウエルター級タイトルマッチ
ミゲール・コット 対 マニー・パッキャオ
結果:パッキャオ 12回TKO勝ち

4階級制覇のパッキャオと2階級制覇のコット、実力者同士の夢のドリームマッチ。

下から上げてきたパッキャオとコットの対格差はない。初回と2Rはコットのジャブとボディ攻撃が有効。2R終盤からパッキャオが荒々しく攻めるとコットのボクシングが乱れてきた。3Rパッキャオの右フックが当たりダウンを奪う。このパンチはコットがバランスを崩した感じで効いた感じはない。4R激しい打ち合いの中、パッキャオはロープに詰まって誘っている様子。コットが打ちにいったところにパッキャオの左アッパーがヒットし2度目のダウンを奪う。このダウンは効いて、ここからコットの足が突っ張った感じになる。8Rからはコットは足を使って打ち合いを避けるが、パッキャオの鋭いパンチがガードをつらぬく。逃げ回るコットにブーイングも起きた。12Rパッキャオが左ストレートを当てたところで一方的な試合をレフリーが止めた。

ディフェンスがよく打ち崩すのは難しいと思われたコットに、この試合パッキャオはやや強引に攻めて落した。序盤コットのパンチもヒットしたので打ち合いに行ったのが敗因だったように思う。とはいえコットの実力を知ってここまで一方的になるとは誰が予想しただろうか。パッキャオの快進撃はまだまだ続きそうだ。

西岡利晃vsイバン・エルナンデス(WOWOW観戦)

2009年10月24日 22時34分08秒 | ボクシング
▼WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
西岡利晃 対 イバン・エルナンデス
結果:西岡 3回終了TKO勝ち

メキシコでゴンサレスをやぶって波に乗る西岡の3度目の防衛戦は、再びメキシカンで元世界チャンピオンのエルナンデス。

リナレスの衝撃的な敗戦で会場の雰囲気が落ち着かない中、試合のゴングが鳴った。1R西岡は右ガードを高くあげ、動きの速いエルナンデスに対して左ストレートをボディに放つ。エルナンデスの右に対しての左ストレートのカウンターのタイミングも良い。2Rやや攻撃的になったエルナンデス。西岡は冷静にボディ攻撃。左ストレートもヒットし、西岡ペース。このラウンド偶然のバッティングでエルナンデスが額をカット、カットしていない西岡が減点1を宣告される。3R出てくるエルナンデスに対してうまくいなす西岡。ラウンド終盤エルナンデスの右の打ち終わりに西岡が左をジャストミート。するとエルナンデスは急に弱気になり、ゴングまで西岡の攻撃を逃げ続けた。エルナンデスは顎の異常を訴え3R終了のインターバルで試合を放棄した。

ウィラポンとの世界戦では精神面で弱い部分があった西岡だが、プレッシャーのあったこの試合は実に冷静に戦っていた。メキシコで強豪ゴンサレスを倒したことによる精神面での成長を感じた。左のパンチはスピードとタイミングがよく、一発で倒せる有効な武器。それに今回は右の使い方がうまくなったので攻撃にバリエーションが出た。波に乗っている西岡から対戦相手候補として「マルケス」「ロペス」「カバジェロ」の名前が挙がったが、放送したWOWOWOのボクシングファンには嬉しいコメントだった。

ホルヘ・リナレスvsファン・カルロス・サルガド(WOWOW観戦)

2009年10月11日 23時30分41秒 | ボクシング
▼WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
ホルヘ・リナレス 対 ファン・カルロス・サルガド
結果:サルガド 1RTKO勝ち

2年8か月ぶりに日本での試合となったリナレスの防衛戦は無敗の挑戦者サルガド。

1R両者がスピードあるジャブを放ち、スリリングな展開になりそうな序盤、サルガドが放った左フックがリナレスのガードの隙間を通りテンプルに直撃。リナレスは目も虚ろにダウンした。なんとか立ち上がったリナレスだが足元は定まらない。試合再開後、サルガドが一気にラッシュすると腰から崩れ落ち2度目のダウン。フラフラのリナレスを見てレフリーが試合を止めた。

無敗の挑戦者に妙な不安感があったが、リナレスがしかも1Rで倒されるとは誰が予想しただろうか。リナレスは何も見せることは出来なかったが、サルガドもどのような選手なのか見せることなく1発で試合が決まってしまった。初めてボクシングを観戦された方もいただろうが、予想出来ない展開というのもボクシングの魅力。リナレスには精神的なショックを乗り越えて復帰してもらい、サルガドとの再戦してもらって本当にどっちが強いのかもう一度見てみたい。

デンカオセーン・カオウィチットvs亀田大毅(TBS観戦)

2009年10月11日 23時10分23秒 | ボクシング
▼WBA世界フライ級タイトルマッチ
デンカオセーン・カオウィチット 対 亀田大毅
結果:デンカオセーン 判定勝ち

亀田次男の2度目の世界挑戦は坂田に勝って世界チャンピオンとなったデンカオセーン。

スタートからガードを固めてじりじりとプレッシャーをかける亀田に対して、デンカオセーンが距離をとってやや大ぶりのボディで亀田のスタミナを削る作戦。何度か見た目良いボディが入るが亀田は効く様子ない。しかし亀田もパンチが少ないので印象的にはデンカオセーンがやや有利。中盤になると、デンカオセーンが足を使って軽いパンチでポイントをゲット。亀田の距離になりそうになると露骨にクリンチで逃げる。後半はデンカオセーンのスタミナが完全に切れてクリンチのほうが目立ってくる。亀田も時折ラッシュを仕掛けるがパンチの精度も甘く最後までとらえることができない。後半ポイントで追い上げるも、僅差の判定負けとなった。

相変わらず手数の少ない亀田と相変わらず後半弱いデンカオセーン。予想通り(いや予想よりもっと酷い凡戦)の展開だった。デンカオセーンのボディをもっとたたければ終盤にデンカオセーンがあきらめることもあっただろうが、サイドに動かれたりクリンチされると亀田はそれを打破することができなかった。少なかったが左ジャブやロープに詰めてのラッシュなど1戦に比べ成長を見せていたので、今後の成長に期待する。スタミナは脅威的な武器なので出来れば優秀はトレーナーに付くことを願いたい。

名城信男vsウーゴ・カサレス(テレビ東京観戦)

2009年10月02日 23時51分36秒 | ボクシング
▼WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ
名城信男 対 ウーゴ・カサレス
結果:12回 引き分け

名城の2度目の防衛戦は同級1位の指名挑戦者カサレス。

序盤から右左とスイッチして戦うカサレス。名城は右ストレートから左フックをヒットする上々のスタート。3Rカサレスの右アッパーがヒットして名城がぐらつく。中盤は名城のボディ攻撃が有効で、徐々に疲れの見せるカサレスだったが、名城も打ち急いで逆にパンチをもらってしまう。終盤には何度もパンチでカサレスをぐらつかせるも、追いパンチが出ず好機を逃してしまう。11R名城のワンツーがヒット、カサレスはダウン寸前も仕留められず。12R激しい打ち合いの中、はじけ飛ぶのはカサレスのほう。カサレスがダウンしたかと思われたシーンもあったが、最後まで倒すことが出来なかった。判定は1-1のドロー。名城はベルトを守った。

私の採点では断然名城だったのでドローの採点は意外だった(特にカサレス4ポイント勝ちは無いだろう)。名城は序盤ガードは良かったが中盤~後半にかけて不用意にパンチをもうことが多かった。また、防御がガードに頼っていたのが採点に影響したのかもしれない(カサレスはスウェーで避けていた)。今後の課題は良いパンチを当てた時の詰めの仕方。パンチが当たった後に間を空けてはいけない。長谷川のように的中力のあるラッシュが出来ればKO防衛もできたであろう。出来れば衝撃的なKO劇で応援に来ていたミハレスやモンティエルらを黙らして欲しかった。今回の相手だったら出来ただけに少し残念。

ビタリ・クリチコvsクリス・アレオーラ(WOWOW観戦)

2009年10月02日 23時49分12秒 | ボクシング
▼WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
ビタリ・クリチコ 対 クリス・アレオーラ
結果:クリチコ 10回TKO勝ち

クリチコ2度目の防衛戦はここまで無敗のアレオーラ。

ガードを固めてじりじりと前に出るアレオーラに対して、序盤から距離を取ってジャブをヒットするクリチコ。打たれ強いアレオーラは前に出続けるも中盤になると顔面が腫れて苦しい展開。アレオーラのワイルドなパンチも足を使ってヒットさせない。最後までクリチコのパンチが当たる一方的な展開に10回終了後にアレオーラ陣営がギブアップして試合終了。

戦績だけで期待したアレオーラだったが、懐に入ることが出来ず何も出来なかった。クリチコのボクシングも最後まで安全運転であまり面白くなかった。

フロイド・メイウェザーvsフアン・マヌエル・マルケス(WOWOW観戦)

2009年09月22日 00時02分06秒 | ボクシング
▼ノンタイトル12回戦
フロイド・メイウェザー 対 フアン・マヌエル・マルケス
結果:メイウェザー 判定勝ち

5階級制覇のメイウェザーは1年9ヵ月振りの試合、相手は3階級制覇の強豪マルケス。

初回からメイウェザーがエンジン全開、スピードある左ジャブや左フックをヒット。2R手数を増やしてきたマルケスが右クロスをヒットするとメイウェザーは余裕の笑顔を見せる。その直後、メイウェザーが左フック(アッパーにも見える)をヒットしてダウンを奪う。中盤はマルケスも果敢に攻めるも、メイウェザーの巧みなディフェンスに有効打を当てられず。マルケスは右目をカットし鼻血も見せる。後半に入るとダメージの見えるマルケスに面白いようにメイウェザーのパンチがヒット。思いきりいけば倒せる場面も、余裕の試合運びでメイウェザーがほぼ一方的な判定勝利をおさめた。

強豪マルケスをまるで子供扱いしたメイウェザーはものすごいの一言。1年9ヵ月振りというブランクも感じさせず、まだまだ最強のボクサーという評価がふさわしい。とくに感心したのは無理に行けば倒せる場面も、最後までペースを乱さなかった冷静さをもつところ。まったくスキを見せなかった。次は何度も不可能を可能にしてきたパッキヤオか、しかしさすがのパッキヤオでもメイウェザーは厳しいように感じる。

ジョセフ・アグベコvsビック・ダルチニャン(WOWOW観戦)

2009年08月12日 21時59分58秒 | ボクシング
▼IBF世界バンタム級タイトルマッチ
ジョセフ・アグベコ 対 ビック・ダルチニャン
結果:アグベコ 判定勝ち

ダルチニャンが3階級制覇をかけてバンタム級に登場。IBFチャンピオンで強豪のアグベコと対戦。ダルチニャンはこの試合に勝つことを条件にWBCチャンピオンの長谷川選手にオファーを出していた。

試合は序盤にダルチニャンが荒々しい攻撃を見せるも、アグベコは上体を左右に揺らし攻撃を回避し、打ち終わりに右ストレートをたびたびヒットする。中盤になるとスタミナが切れてきたか、いつものように前に出れなくなるダルチニャン。ダルチニャンはやや押し倒したようなラッキーなダウンを奪うが、その後はアグベコの右ストレートが有効で、ポイントをかせいだ。判定は最終回を取ったアグベコが僅差(2人が1ポイント差)で勝利した。

アグベコは上体をよく動かして当てにくい選手だった。またパンチはスピードと威力があり噂どおりなかなかの選手だった。この試合ダルチニャンはフェザー級を超える体重で戦ったようで、元気がないように見えたのは調整不足があったかもしれない。それでも最後まで攻め続けられたのは力のある証拠。今後は元の階級に戻るのか、再びバンタム級を目指すのかは不明だが、脅威な存在なのは間違いない。私自身はやはり長谷川選手との対戦が見てみたい。ガードの甘いダルチニャンに長谷川選手のカウンターがヒットするような気がする。

長谷川穂積vsネストール・ロチャ(日本テレビ観戦)

2009年07月14日 23時08分00秒 | ボクシング
▼WBC世界バンタム級タイトルマッチ
長谷川穂積 対 ネストール・ロチャ
結果:長谷川 初回TKO勝ち

長谷川の9度目の防衛戦は、帝拳USA所属で日本でもリングにあがったことのあるロチャ。KOこそ少ないが攻防まとまった強敵。

1Rプレッシャーを強める強い長谷川。ワンツーから右フックを狙う。ロープに詰めたところに長谷川のノーモーションの左ストレートが軽くヒット。動揺したロチャに左を見せてから右フックを顎にヒットしダウンを奪う。何とか立ち上がったロチャだがダメージが見える。試合再開後、長谷川のラッシュに2度目のダウン。これも立ち上がるも足元がおぼつかずレフリーがTKOを宣告した。

2R、2R、1RとKO勝ちを続けてきた長谷川だが、今回の相手はガードが固い選手なので倒すのは難しいと思っていた。しかしここ2戦サウスポーとの対戦で攻撃力に自信をもっていたのだろう、試合開始からプレッシャーを強め、相手の付け入る隙を見せない横綱相撲だった。1回目のKOシーンはウィラポン2戦目を彷彿させる見事なパンチ、素晴らしかった。対戦を噂されたダルニチャンは残念ながら前戦で負けてしまったが、今の長谷川はダルニチャンでもミハレスでも倒せる実力がある。

粟生隆寛vsエリオ・ロハス(日本テレビ観戦)

2009年07月14日 23時07分32秒 | ボクシング
▼WBC世界フェザー級タイトルマッチ
粟生隆寛 対 エリオ・ロハス
結果:ロハス 3-0判定勝ち

粟生の初防衛戦は世界ランキング1位でアマチュア経験豊富な強豪ロハス。

初回から先手で攻めるロハスが見栄え良い。粟生も巧みなディフェンスでパンチを紙一重でかわすが手数が少ない。中盤は粟生が右フックをカウンターで合わせるも、ロハスのクリンチに後続打が打てず。圧倒的手数の差で8R終了時の途中採点で大差で負けている粟生は、終盤プレッシャーを強めてKOを狙うが、何度かロハスを効かせるが、クリンチに逃げられ、最後まで決定打を当てられず。大差判定負けとなった。

ロハスは以前ビデオで見た印象よりもシャープで試合巧者の良い選手だった。粟生は大差で負けたが、本場のアマチュアのエリートに良く食らいついて行った。何度か効かせたパンチ力も世界レベルを証明。この敗戦でまた仕切り直しとなったが、これをいい経験として再出発してほしい。