共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

今日はガーシュウィンの命日〜小澤征爾、ベルリンフィル、マーカス・ロバーツ・トリオによる《ラプソディ・イン・ブルー》

2021年07月11日 17時45分15秒 | 音楽
今日は午後から天候が荒れるという予報が出ていたので、早い時間に買い物を済ませて午後には絶対に外には出ないようにしていました。すると、果たせるかな17時を過ぎたあたりから空が急激に曇ってきた…と共に、スマートフォンから『竜巻注意情報』が流れてきました。

しばらくするとどこからか遠雷も聞こえてきて、そのうち予報通りの荒れ模様となってきました。昨日のうちに洗濯物を済ませておいて、本当によかったと思います…。

ところで、今日7月11日はアメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンの命日とのことです。



ジョージ・ガーシュウィン(1898〜1937)はアメリカを代表する作曲家のひとりです。ポピュラー音楽とクラシック音楽の両面で活躍し、ヨーロッパから伝わったクラシック音楽とは違った、いわゆる『アメリカ音楽』というジャンルの礎を作り上げました。

ジャズやラグタイムに親しんだ少年は、やがてミュージカルなどのポピュラー曲を作るようになり、ヒット曲も生まれてきました。出世作となったのは作詞家アーヴィング・シーザーとの共作になる1919年の歌曲《スワニー》で、当時の人気歌手アル・ジョルソンに気に入られて彼が繰り返し歌ったことからヒットし、一躍人気ソングライターとなります。

その後発表した《ラプソディー・イン・ブルー》の大成功の後、本格的な管弦楽法を学ぶ必要を痛感したガーシュウィンはストラヴィンスキーやラヴェルといった当時の大家の門を叩いたようですが、

「君は既に音楽家として確立している」

ということで弟子入りは果たせませんでした。その後は独学で管弦楽法を身につけていき、ミュージカル《パリのアメリカ人》やオペラ《ポーギーとベス》などの傑作を残しました。他に映画音楽も手がけていますが、正にこれから…というときに脳腫瘍で倒れ、1937年の今日亡くなってしまいました(享年38)。

そんなわけで、今日はガーシュウィンの代表作である《ラプソディ・イン・ブルー》の、ちょっと面白い動画を転載してみました。小澤征爾の指揮、ベルリン・フィルとマーカス・ロバーツ・トリオとの共演による、2003年に開催されたヴァルトビューネ・ピクニックコンサートでの一風変わったガーシュウィンをお楽しみください。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 盗難防止対策!したつもりですが… | トップ | 巣立ち間近? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。