今日は二十四節気のひとつである小寒、寒の入りです。それに相応しく、今日は一段と風の冷たい日となりました。
そんな中、今日は用事があって川崎市の溝の口まで出かけていました。そして、帰り道の田園都市線のあざみ野で途中下車して《雫ノ香珈琲》に立ち寄ることにしました。
寒空の下を歩いてお店に向かい、ほぼ満席状態の中カウンター席に座りました。今日はオーダーするものをほぼ決めていたので、迷わず
『コーヒーぜんざい』をお願いしました。
抹茶茶碗のような器の中に濃い目に淹れられたコーヒーが張られた中に、
栗の甘露煮と焼き餅と粒餡が入っています。そこに生クリームがトッピングされていて、器の中でいい感じのグラデーションを作っています。
とかくコーヒーぜんざいというと『ぜんざい』寄りに作られた甘いものが多いのですが、こちらのコーヒーぜんざいは正に『コーヒーのぜんざい』という感じで、しっかりとコーヒーの風味を堪能できます。ともすると甘ったるくなりがちな白玉ではなく焼いた餅が入ることによって必要以上の甘さがコーヒーを邪魔することなく、むしろ焼き餅の焦げ目がいい感じに風味のアクセントとなっています。
伺ったところ、ぜんざい化するにあたってあんことブレンドすることを念頭に様々なコーヒーを試した結果、カフェオレのためにブレンドした苦味の効いたものを使用しているとのことでした。今までにもいろいろな喫茶店でコーヒーぜんざいをいただいてきましたが、個人的にこんなにしっくりくるものをいただいたのは久しぶりです。
今のところ期間限定メニューだとのことですが、できればレギュラーメニューに昇格してもらいたい…と思っています。またひとつ、楽しみなものが増えました。