ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

「ザパット」(北千住)

2016-09-06 19:10:24 | 足立区



【ステーキ漂流記season2】
118軒目/312軒目「ザパット」牛サイコロステーキ


西新井に来たからには北千住にも寄るか。前の店、3つ星評価にしたけど、
実質2つ星の店だったから口直ししたい。
ということで、店が多い北千住へ。

夜の北千住、ステーキ出す店が多いよ。
今日はお目当ての店があったが……あえなく休み。でも二の矢、三の矢がある。さすがは北千住。

と、「ジェイズカレー」の近くにあったお堅い喫茶店風の外観の店を思い出した。ダイニングか。「ザパット」。よし、ここにしよう。



中に入ると……南半球風というか、カリブ風の内装が目に入る。そういう店なのか。



メニューを見ると800円前後のタパスが多い。
そんな中でしっかりとステーキメニューがあった。牛サイコロステーキか。他のステーキメニューは牛以外だったので、これと赤ワイングラスを頼む。


店内は中南米風の音楽に、あ、そうだ、これ、ディズニーランドの「魅惑のチキルーム」だよ。けど、トイレに行くとカンボジアがどーだこーだ書いてある。
で、メニューはカルパッチョや生ハム、生春巻、牛のサイコロステーキに鹿のステーキ……

つっこみたい。

何屋やねん!


って書いてる間に津田寛治風の店員が肉の産地を言いに来た。

オーストラリア産。

まあ、そうだよね。

それだって誠意があれば美味いから。


しばらくしてサイコロステーキ配膳。



見映えはちょっとお洒落。

一口。

肉汁はあるが変な旨味。
「ペッパー・ランチ」のサーロイン・ペッパー・ステーキのようなこてっちゃん焼肉のような。


これ、成形肉じゃないかな?

試しに津田寛治風の店員にナイフとフォークを持って来させた。


切るよ。



なんか微妙な断面だよね。



これなんか決定的。




そこでまたまた津田寛治風の店員を呼び寄せて訊いた。

これ、成形肉でしょ?


店員「ハイ、成形肉です」


980円だからって、成形肉はな~。
タレとか工夫して出すとは言っても、成形肉であることを言わずに出したら、客に対して失礼だし、誠意がない。

とりあえず、ブーイングを浴びせたお詫びにハイボールを頼む。


やっぱり、安いからと言って成形肉を出しちゃダメだよ。

この店、全メニュー怪しいと思って間違いないよ。


総合:★
素材:ゼロ→誠意がない。詐欺レベル
グリル:★★
タレ:★★
付け合わせ:★★
リーズナブル:★


「シルビア」(西新井)

2016-09-06 17:49:08 | 足立区



【ステーキ漂流記season2】
117軒目/通算311軒目「シルビア」ステーキ丼


西新井のTSUTAYAにDVDの返却があったのでついでに散策。北千住の手前のちょっと開けた街にまだまだ見知らぬ店があるはず。

少し足を踏み入れたことがない場所に足を伸ばした。すると、建物の2階にレストランの文字が。1階にあるその店の看板を見ると喫茶・レストランと書いてある。こういう店はないケースが多いが万が一ということもあるので入ってみることにした。




もう、入り口から昭和の喫茶店の臭いがプンプン。



中に入ると、喫茶店ではあり得ないぐらいだだっ広い店内。まるで昭和にタイムスリップでもしたかのような雰囲気だった。

ちょっと呆気に取られつつ適当に席につく。店内にいる客層はR60というか、お年寄りが中心。奥の日当たりが良い席には10人ぐらいのおばちゃんがガヤガヤとサロンを開いている。あとは30代、40代の野郎が独りずつきている。40ぐらいのスナックのママ風の女性もいる。ドトールやスタバにはない雰囲気がそこにある。

さて、メニューを見ると、案の定ないな~と見ていたら、
なんと、
ステーキ丼があるじゃないか!
これには驚いた!



ということで、待っている間にここまでの文を書き上げる。

そして、まさに今ステーキ丼が配膳。



ステーキにサラダに味噌汁、冷奴にアイスコーヒー。昭和の喫茶店ならではの目茶苦茶、いや、ある意味素晴らしいセンス!
他じゃ見られないぞ、ステーキに冷奴は(笑)。

さっそくステーキを一口。

……。
まあ、硬い。
喫茶店だから仕方ない。
時折、ちょっと柔らかい箇所もある。
焼肉のタレをちょっと薄めたようなタレでなんとか食べられる。
肉は……近くの東武ストアーで買ったやつかな。
サラダはフレンチドレッシングをかけすぎ。

ステーキ丼を食べ終わっても、おばちゃんサロンは相変わらずガヤガヤ。てかさ、もう夕飯を作るじかんじゃないのか? こんな所で「北島三郎が……」とか「あそこの老人会が……」とか「○○が社交ダンスをやって……」とか無駄なお喋りをして時が過ぎていく。

ステーキ丼は美味しくないが、
こういう独特な空間は高級なステーキ店や高級な焼肉店では味わえないな。

で、せっかくなのでチョコパフェを追加注文。

「頭の神さま、目の神さま、色々あるのよ~」とおばちゃん、神さま論を展開したかと思いきや、「あそこんち、お金持ちなの」とスーパーボールのように話が変わる。神さま論のおばちゃんの声が大昔の大女優杉村春子にそっくりなんだよな~。どうでもいいが。

「嫌だよね~」
俺の方が嫌だよ(笑)。

チョコパフェを待っている間に近くの煙草屋で試しに買った葉巻「ブラック&マイルド」を吸う。
うまくね~。ちっともバニラのフレーバーがない。

と、書いてたらチョコパフェ配膳。



最初のクリーム層にチョコがかかっている割りにはチョコの味があんまりしない。
つづいて、バニラアイス、コーンフレーク層といたって普通。

「10月4日の○○午前中でいいですか?」
と唐突におばちゃんリーダーが仲間に声かける。

「ありがとうございました~」
「忘れ物気を付けつてね~」
「あ、レシート持ってきて」
ということでおばちゃん達退散!

勝ったー!
おばちゃん達に勝ったー!

しかも、
「あと二つ足りないわよ」
「だれか払わない人~」
と内輪モメwwwww
おばちゃん達、プチ喧嘩。
最後の最後で(笑)。

なんだろう、
ステーキ丼もチョコパフェもちっとも大したことないけど、
ちょっとステキな空間だった。


総合:★★★
素材:★
グリル:★★
タレ:★★
付け合わせ:★★
パフェ:★★★
リーズナブル:★★★