クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

馬場慎一さんによる濃尾平野のなりわいと災害環境

2020年02月16日 13時10分32秒 | 日記
木曽川リバーワーク一宮協議会会長の馬場慎一さんによる「一宮の災害環境について・・今後の洪水・地震・台風」。
第28回一宮観光まちづくりゼミ2月のテーマ『一宮の防災環境を切る!』に沿った講演として、昨日、一宮地場産業ファッションデザインセンターで行われました。

興味深いお話が続きました。書き出したメモを転記します。メモ間違いがあれば、ご容赦願います。

・1級河川は100年~200年に1回は降るであろう大量の雨を想定して、堤防の強化策を取っている。(オランダでは、1,000年に1回の大雨)
・総じて、日本の川は海外の川に比べ、勾配がきつい。
・川の氾濫には、堤防決壊の他に、堤防の中を水が浸透して流れ出るなど、4つの現象がある。
・木曽川は、笠松までは勾配がきつく、川底には玉石が溜まっている。笠松以南では勾配がゆるく、流れも遅いので、玉石は流れず、より軽い砂が溜まる。
・木曽川では、笠松での流量が監視されている。川幅550m、深さ5m、流速5m/秒、流量13,750㎥/秒を上限としている。過去15年では、11,050㎥/秒の流量が最大。
・一宮近辺を流れる木曽川は、5,275㎢の流域に降った雨が集まっている。
・上流に降った雨が、下流に来るまでに、木曽川では18~24時間かかる。(長良川は16時間、揖斐川は8時間)
・天正地震/大雨による木曽川の川筋変更の前までは、濃尾平野には中小の川が自由に何本も流れていた。その時に運ばれた砂で濃尾平野が作られている。
・木曽川の御囲堤は、一宮辺りまでは確かに愛知県側が高いが、それより下流では両県で同じ高さになっていること。
・江戸時代、美濃側では合計35回、42ヶ所での川の氾濫があった。一方尾張でも4ヶ所の氾濫があるが、いずれも内堤防の損傷。
・6000年前は、犬山市~岐阜市までは海であった。
・金華山、伊吹山は赤道から移動してきた。(30年ほど前に出た学説だそうですが、私はこのことは知りませんでした)

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