クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

藤田雅文さんの 「 脳の老化と戦う方法 」 を聞いてきました

2011年06月21日 19時16分47秒 | 日記
今日は、市内のスポーツ文化センターで行われた消費生活講座 「 脳の老化と戦う方法 」 を聞いてきました。
講師は、岐阜大学大学院医学系研究科高次神経形態学の藤田雅文さんです。

終始、にこやかな藤田さんの会話術にはまって、会場ぎっしりの300名近くが、脳トレテストを受けながら、和やかに講座は進みます。

以下、藤田さんの名言集です。

『老化は自然の摂理。これに反して老化と戦うには、それ相応の覚悟が要り、それ相応のエネルギーが要る』

『相手に納得させるにはストーリーが必要』

『老化防止の万能薬はない。でも脳には多くの回路があり、鍛える脳の回路には、向上性が認められる』

『よって老化しては困る脳の回路を鍛えることが、老化防止には効果的。その回路とは、①近時記憶、②複数作業記憶域、そして③空間認知である』

『そして、老化防止には、脳の根幹回路・原点と戦うのが本道である』

『そのためには、“ 情動 ” ⇒ 記憶 ⇒ 刺激 ⇒活性化 のルートをとり、“ 情動 = (情念) ”を活用すること』

『 “ 情動 ” とは自分の品格を失わない程度には、喜んだり、悲しんだりすること』

『ときめき、そう、心をときめかすことが大事である』

『 「昔の記憶で生きてます」 では駄目 』

『人は伝えたい時にしゃべるが、言葉だけではなかなか伝わらない。そう、言葉だけでは相手は理解できない。そんな時、目を見ること。目を見ることによって、人が伝えたいものが分かってくる。最終的に目指すコミュニケーション力を、私はこれからも探し求めていく』

藤田雅文さんの落ち着き払った言葉づかいには、科学者としての40年来の研究成果を、困ってる人たちの救いになるように、ここ7年間の活動された軌跡が、活き活きと伝わり、とっても有意義な2時間40分を過ごせました。

人が生きていくうえで、一人ではあまりにも寂しすぎます。
そう、他人とのコミュニケーションがとれることが大事ですよね。
そんな人と人との心の通い合い。
言葉と、目と、そして “ 情念 ” があるんですよね。






写真は、講座が終わった後のスポーツ文化センター東隣の大宮公園の様子です。


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