昨日は、銀行に行って、とある会の年会費を振り込んできました。
振込先の口座が、私が口座を持っていない銀行で、会から郵送されてきた振込用紙に、家で前もって振込金額・住所・名前をボールペンで記入し、銀行の扉を開け室内に入りました。
入口にATMが2台並んでいるのを横目に、まずは手指の消毒、次に順番待ちの番号札を取ろうとしたのですが、どこにも番号札発行機が見つかりません。
仕方なくカウンターの向こうにいるお姉さんになんとなく目を向け、受付をしてもらおうとした時に、カウンターの一番手前事務室側から係の女性が出て来て、私の方に近づいてきます。
『お客様、まずは、番号札を取ってください』
「えっ、そんなこと言われても、番号札の機械が目に入らないんですが」
『こちらにございますよ』と案内してくれたのは、先ほど手指の消毒をした消毒液のすぐ隣に、くだんの機械がありました。目に入ってなかったんですよねお恥ずかしい。
『お客様、お振込みですか?』
「ええ、そうですが」
『それなら、ATMでされた方が手数料が安いですよ』
「いや、いいです。せっかく振込用に記入して準備してきたものですから」と言ったものの「手数料って、いくら違うのですか?」
『はい、ATMですと110円で、窓口ですと330円です』
「(あらまぁ、そんなに違うんですか)それなら、ATMでします」と私が言い終わる前に、係の女性は空いている1台のATMに私を案内してくれます。
そしてそれ以降、ATMの前に立った私の横にピッタリとついて、1つの入力動作ごとに、その入力項目を教えてくれます。
本来なら老眼鏡をはめないと振込用紙に印刷されている振込先口座が読めないのですが、それも係の女性が声を上げて読んでくれます。
無事にATMを使って振り込みができました。でもでも、係の女性、恐らく50代の女性からは、私のことがよほどの年寄りに見えたことなんでしょうね。
とても親切に対応していただいて、ありがたく思うと同時に、なんだかちょっぴり寂しい気持ちも......。