クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

棟方志功さんの作品を見る時、人の体と顔の配置が絶妙

2016年12月20日 11時33分02秒 | 美術展
圧巻でした。
縦175.4cm、横1284.0cmの巨大な作品が2枚横に並びます。
それぞれの作品は、72枚の版木から刷られた「板画」が集められています。

黒と、白、そして灰色だけで表されたたくさんの人が、空中に浮遊する姿が構成する世界の力強さ。
画面の隅々にまで、どこの点をとってもたぐいまれな大きなエネルギーが発散されています。

棟方志功さんの作品を見る時、人の体と顔の配置が絶妙です。
無意識に、同じような位置関係に自分の頭、体を動かしてしまうのが、作品を見ていて楽しい理由。

そして棟方志功さんが描く女性像、お腹の辺りに口が描かれます。
2重の円が描かれた様は、まるでそこに“一つ目”があるよう。
実は臍なんですね。
三つの目がある女性は、とてもチャーミングです。

昨日、京都の帰りに大阪天王寺に行き、あべのハルカス美術館で棟方志功さんの世界を堪能してきました。


コメント
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