パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
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美術館をハシゴする

2012年09月17日 | アート・文化

3連休の初日に美術館をハシゴ and レトロ喫茶訪問と、ハードな1日を送りました。

1 まずは、三菱号館美術館で開催されている「シャルダン展」静物画を得意とする画家で、本邦初公開との事。
オランダのデルフト絵画の様に精緻な絵かと思いきや、大雑把に描き込んでいます。静物画は精緻に描かれていることが多いので、近くで見たときと離れて見たときの印象が変わるものですが、これは前述の通りなので、両者の差異が見当たりません。第1印象がそのまま続きます。これは、画家が全体をマスとしてとらえ、配色やら描画を決めたのでしょう。この考え方は珍しいと思います。現代でも評価される一因なのかな?

Aaa しかし、私としては、人物がの方が心惹かれます。静物画を描く技術で人物を描くとこうなるのかと、感心。静物画の静謐な感じがそのまま生かされています。しかも冷たい印象がないです。これは風俗画のせいでしょうか。親しみやすいです。フェルメールやレンブラントの様に一方向からの光とその陰影で描かれている気がします。それは私にとって慣れ親しんだ絵画なのでより嬉しいです。惜しむらくは、左図の「羽を持つ少女」がお土産用として製造されていないことです。

Qq 次に地元、埼玉県立近代美術館で開催されている「日本の70年代 1968-1982」です。美術と言うよりは博物館の様な展示物ですね。
70年安保の時、その当時の若者は何を考えていたのか?展示されている書籍等はその当時の彼らより年を食っている私には何の説得力も持ち合わせていません。ただその当時の雰囲気のノリで出版されたように感じます。格差社会による差別撤廃運動に基づいた確個たる信念や宗教心を持ち合わせておらず、学生運動が今のファッション!ってノリで運動していたのかな?他人を説得させるだけの論理も持たず、その当時の雰囲気だけで社会を変えようと思ったわけ?若気の至りで済むのかな?
ま、それはそれとして、70年代の雰囲気を味わうことが出来たのが懐かしかった。その当時は子供だったけど。
にしても当時から横尾忠則、唐十郎等々先端でツッパていた方々は未だに現役ですね。永ちゃんも。だれか総括してくれないものでしょうか?おじさま方。それに比べて若人の元気のなさが恥ずかしい(私も含めて)。

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