パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

蕗谷虹児(ふきやこうじ)展 at 相田みつを美術館

2018年12月05日 | アート・文化
戦前から戦後にかけて、少女雑誌で絶大な人気を誇った挿絵画家です。
詩人として9冊の詩画集を出版しています。
「令女界」に発表した詩画「花嫁人形」は、童謡になりました。


パリから帰国後のモダンな画風(シャープなモノクロ画像)は今見てもクールです。日本画の基礎があるからでしょう。

童話や絵本の挿絵をはじめ、アニメーションの先駆けとしても活躍しました。

マルチな差才能を持っていた人です。
今の美少女マンガ、アニメはこの人が始まりと言っても過言ではありません。

日本画家を目指して上京し、日本画家の尾竹竹坡の門下生になりました。
竹久夢二の紹介で「少女画報」から挿絵画家としてデビュー。人気を誇ります。
本格的な画家を目指しフランスに留学するも、親族の経済的状況から4年で断念。
帰国してから、再度挿絵画家として活躍します。家族を養うため、画家になることは諦めたそうです。
また、東映動画初のカラーアニメーション映画「夢見童子」の監督を務めます。
晩年は画業に専念します。

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