パールライスのつれづれなるままに

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最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

昭和×東京下町セレナーデ at 弥生美術館

2018年01月03日 | アート・文化
滝田ゆう(1932~1990)が描く東京の下町風情は、戦前の向島区寺島町にあった「玉の井」です。
私娼館街として知られていたそうです。ちなみに公娼館街が吉原。国が認めない、もぐりの売春街です。


滝田ゆうのことを、イラストレーター兼エッセイスト、と思っていました。始まりは貸本漫画家だったのですね。
貸本漫画が廃れてきたので、漫画ガロへ移行。1968年の「寺島町奇譚」が絶賛されて、メジャー入り。
生まれ育った玉の井での少年時代の思い出的な作品。昭和レトロの先駆けですね。


マンガの原稿がまるまる一本展示しています。それを読むと、子供向けではないですね。絵柄と違って。娼館街らしい生っぽい話でした。
そこから、週刊誌等でのエッセイ活動が始まったそうです。


昭和レトロは、中高年ならば、みな懐かしみます。しかし、ここまで古くはないですねぇ。自分。
レトロも、たまには良いけれど、浸ってしまうと、人間後退してまう気がします。


しかし、この街並み、全て記憶から引っ張り出して描いているそうです。記憶力は凄かったそうです。知らない街でも短時間で書き上げてしまうそうです。


デフォルメした顔ですけど、色っぽいですねぇ。
 

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