パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

大仙厓展 at 出光美術館

2016年10月13日 | アート・文化
仙厓は江戸後期に存在した禅僧です。
笑いとユーモアを通して禅の教えをひろめたことで知られています。

長い諸国行脚の旅あと、40歳で博多で最古の禅寺、聖福寺の第123世住持となります。
疲弊していた聖福寺の復興と弟子の教育に尽力し、62歳で隠居。こういった絵を描いて、教えを広めました。
当時から人気があったので、依頼される事が多く、あまりの作画依頼の多さに、絶筆宣言をして筆を折りますが、やがて復活。
「博多の仙厓さん」として親しまれたそうです。
隠居して、社会のしがらみから解放されたとき、このような自由闊達な筆となったのでしょうね。
絵はユーモラスですが、添えてある文章は真摯な仏の教えが書いてあります。単純に喜んで見るわけにも行きませんでした。(笑)
 

シリアスとユーモラスの融合。絶妙なバランスです。
禅の極地が「〇△□」凡人には分からないわ。


そうとは言え、動物の絵は可愛いです。
  

仙崖の趣味の一つに珍奇な石の収集がありまして、それも展示しています。
最後の画像は、仙崖の自画像。
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