大河原邦男展 at 上野の森美術館

男の子なら、誰もが影響を受けたオジサン。というか、誰でも遊んだロボットのデザイナー。


デビュー作「ガッチャマン」から最新のガンダムまで、一通りザッと俯瞰できる展示会です。
色々な人が感想を書いているので、割愛します。そちらの方々の方が詳しいので。
むしろ感想を書きにくいと言うのが本音。「美」を楽しむのじゃないしね。

ガンダムのポスターやイラストを「美」とするか？ペン画の設定書を「美」とするか？私は商業デザインとしか思えませんが。まあ、その辺は個人的な価値観と言うヤツで。

敢えて言わせていただくならば、２点。
一つ目は、氏はシリアス・ロボットものよりも、ギャグロ・ボットの方が味わいがある。規制がない分、自由に書いていて、気が入っているなぁ、と感じました。お土産に買ったポストカードはシリアスモノばかりでしたが。（笑）
二つ目は、絵が変わっていないところ。年月を経ると、書き方が変わっていきますよね、普通。それがほとんど見受けられない。子供の時から見てきた安定の作画、ある意味驚異ですね。

これらの絵に加え、EXM-002-00と言う、現在開発中の電気自動車のデザインを披露目。


そして、この展示会全体についてですが、閲覧途中で休憩するための椅子が一切無い。終始立ちっぱなし。疲れました。故に印象に残らなかった展示会となりました。（笑）