昨日、帝国ホテル直営のレストラン、「パークサイドダイナー」に行ってきました。
もちろん、パンケーキを食べに。
先週の月曜日、ニーオータニで食べたパンケーキに感動した私は、「さすがは一流ホテル。品物だけではなく、その場の雰囲気を含めてその値段はやはりリーズナブル」と感心しました。
ならば、帝国ホテルならその上を行くだろうと、考えたのでした。当ホテルのサイトによると、創業以来根強い人気を誇る、自慢のパンケーキの様です。これは行かざるを得ません。
ホテルに近づいた時、やっと分かったのですが、その日はIMF総会真っ最中だったのです。なので、ホテルに入るには厳重なチェック体制が敷かれていたのです。金属探知機のゲートをくぐるだとか、手荷物は全てX線にかけられるとか。
私はホテルに行く前に地元で消臭力のスプレー缶を買って、リュックに詰めていたのです。それがX線走査に引っかかりました。その時、警備員達に軽く緊張が走りました。ボソッと「スプレー缶が入っている」とつぶやきが聞こえるわけ。
「失礼ですが、スプレー缶をお持ちですか?」「はい」「ご自分で開けて見せて下さい」というわけで開けて見せました。見せたら安心してホテルへ入れてくれました。しかし、しばらく見てましたよ、スプレー缶を。手に持って。神妙な顔持ちで。今考えると笑える話かな。
前置きが長くなりました。肝心のパンケーキです。それは前置きが長くなるほど簡単な結論です。「これでホテル品質?これなら、ロイヤルホストの方が数段上だな。」イヤー参りました。強いて言うなら、良くできた手作りパンケーキという感じです。パンケーキは食感が命なのに、特に印象有りません。味も他店と比べて特徴が有る味付けでもありません。むしろ、ホイップクリームとメープルシロップの味しか印象にありません。ただし、添え物の苺は美味しかった。苺は新鮮さを感じます。さらに苺ジャムと合わさって甘酸っぱいです。
コーヒーは850円。これも、ファミレスよりは香りと味がある程度で、こだわりの珈琲専門店に比べれば、やはり数段落ちです。しかし、これにも長所があります。飲み放題と言うところです。カップ1/3ぐらいになると、すかさずウェイターが注いでくれます。これはファミレスより親切。ニューオータニは飲み干した後、カップごと交換します。どっちが親切のなのか、よく分かりません。
パンケーキ1,600円が損したかどうか、経験しないと分かりませんね。