時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

キモチを飛ばす

2024-07-05 | essay

夕やけのはじまりがすきだ。

義父母に夕食を運んだ後、思い立って30分の夕やけウォーキングへ。
「夕焼けが見たい」と思って自分の足で出向いて行けることが既にありがたい。

空の高いところで
小さな飛行機が
オレンジ色に染まって飛ぶのを見た。
地上のここからは太陽はもうビルの向こうへ落ちていて見えないが
あの上空の機内からは黄金色に染まる雲がずっと向こうまで見えることだろう。

空を往くあんなに小さく見える飛行機でも
あの中にはヒトが何百人も座っているのだ…と想像すると改めて途轍もなくフシギな気持ちになる。

そしてあの位置から見える夕やけ雲を想像してみる。

昔、夕方離陸した便の窓からどこまでもどこまでも続く夕焼け雲を見ていた光景を思い出す。

地べたから夕空を見上げているジブン。
今空の上で飛行機の窓から夕焼けを眺めているであろうヒトビト。

遠くにいても、それでも同じ時を刻んでいる。。。

オレンジに光る飛行機に
束の間キモチを持っていかれた夕散歩でありました。


今日も既に猛烈な暑さ!
熱中症対策は万全に!



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