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たいせつなもの。すきなこと。

絵本「もりのなか」

2010-05-23 | 本 のこと




「もりのなか」(IN THE FOREST)USA,1944
マリー・ホール・エッツ作
1963年福音館書店発行

この絵本、自分も子どもの頃よく図書館で読んだ本。
そして、うちの子どもたちも小さい頃だいすきだった絵本。

ひとりの男の子がもりのなかを散歩するうち、
いろんな動物たちが散歩についてきて、一緒に遊ぶ…
という穏やかな穏やかな物語。

この本のすごさは、声に出して読んでみるとよくわかる

声に出して、ゆっくりと読み進めるうちに、
読んでいるほうも、聴いているほうも、
不思議とどんどん森の奥深くに入っていくような気分になるのだ。。。

外の雑音も聞こえなくなって、
森の静寂に包まれる感覚。

ラストの場面で、男の子と一緒にふいに人間界に引き戻される。

ふう~っと、しばらくぶりに息をするような、
止まった時間を体感できる。

しずかなしずかな、フシギな魔法の力を持つ絵本だ。

木炭画のようなシンプルな絵も
とっても可愛い、だいすきな一冊 


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