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黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 漸くRFC製作用のテフロン棒を発見

2016年02月01日 | アマチュア無線


    

 



 ICBM用の高圧整流回路基板も完成したのでRFデッキ内で不足しているのは高圧電源からファイナルの真空管に電気を供給する途中のRFC部品、此れは市販品で販売されて居る物は数種類ありますが其れでも現在其れを購入するには結構苦労する事に成りますし手に入っても電流容量が1A程度の物が大半で今回使用する物は安全率を高く取り電流容量を3A程度に設計すると市販品では殆ど有りません。従って此の部分は自作に頼るしか方法は無いので今回は自分で巻く事にしました。




 自作すると成るとコイルボビンが必要に成るのですが其のRFCに印加される電圧は3000~7000Vの直流電圧なので其の材質は絶縁耐圧性の高いタイトが主流でしたが直径が1.5~3cm程のタイト棒を見付ける事は難しいので以前に手に入れて居た2.5cmφのテフロン棒を先日から探していました。処が何時もの事の様に保管管理が悪く中々見付ける事が出来ません。処が先日にラック・ケースを車庫から取り出そうとした時に其の横に有るダンボール箱を見付けて開けると「あったぁ~」と叫んだ。何処かに有る事は解かって居たが中々見付からなかった物が漸く見付かった。其れは確か6~7年前に友人を介して手に入れた物でもっと早く使用する予定で有ったが途中で断念、今回漸く日の目を見られそうだ。




 写真のパソコンの横に見えている縦の白い棒が(テフロン製の40cm程の長さ)其の現物である。此れにコイルを巻いてプレート・チョークとして使用するのだが此の部品の役目は終段球に対するコイルのインピーダンス(交流に対する抵抗成分)を負荷抵抗としている。此のコイルの巻き方には完全な密着巻きと各周波数の四分の一λの長さを巻くと少し間隔を於いて次の周波数分の長さを密着巻きし次々と加え巻きをする方法が有る。此のコイルの巻方に寄って如何してもピン・ホールと言われる或る周波数に対する極端なインピーダンスの低下が発生し其の周波数がアマチュア周波数の中や周辺に出来るとコイルが熱を持ったり煙が出たり場合に寄っては調整時のディツプ点が浅く成ったりして色んなトラブルが発生します。其の確認方法としては送信機を各周波数で無負荷状態で送信してディツプ点が有ればNGと判断します。




 薀蓄は別に今回は此のRFCは自作する事にします。私が20代の前半に初めて作ったアンプでは適切なボビンが無く肉厚の薄いベーク筒にコイルを巻いたらSSBモードの送信時にケースの中から自分の声に合わせて同じ感じで音(コイル鳴き)が聞こえて来た経験が有ります。此の状態で運用していたら韓国の有名な局から呼掛けられ「貴方の電波は非常に強いね!でも電波は汚いね」と言われ恥ずかしく成って直ぐにアンプを壊した苦い経験が有ります。今回は其の様な事に成らない様に注意して製作したいと考えています。
 


 

 

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