黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 田舎での電気部品の入手の困難さ

2016年01月31日 21時20分28秒 | アマチュア無線

 最近はアマチュア無線で使用する小物や付加装置を製作する事は無かったので徳島市内のパーツ屋さんに出向く事は無かったが今回の製作品のバイアス回路に使用する20KΩ10Wの抵抗が必要に成りインターネットで探したが抵抗1本をネットで探して購入しようと思えば部品代より送料の方が高く成る現状に今回は今日の夜に東京から飛行機で帰る息子の迎えを兼ねて私の知っているパーツ屋に向かう事にした。


 飛行機は19時過ぎに阿波踊り空港(板野郡松茂町)に到着する便、此の時間ではパーツ屋が閉まってしまう可能性が有る為に17:30分頃に少し回り道をして先に隣町(板野郡北島町)のパーツ屋の前に到着、処が店の前の駐車場に車を入れると建物の窓はカーテンが引かれ照明も点いて居ない状況にガックリしてしまった。此の店には年に2~3回程は出向くのだが定休日で無くとも閉店している事が良く有り珍しい事では無い。従って訪れる時は如何しても必要な物が有る時よりは仕事や用事が有って近くを通った機会を利用し今後使う可能性のある部品のエッチング用の基板や収縮チューブやエフコテープやCR類を前もって買う様にしているのだが其の時にコンデンサーや抵抗類は結構品揃えしている事は解かって居たので入手可能と目論んだのだが残念な結果に終わってしまった。


 数日前に此のワット数の大きい抵抗と0.0068uFの耐圧4KVのコンデンサーが2個必要に成りインターネットの検索でパーツ屋を探し在庫の確認をしようと探したがコンデンサーの方は最終的に見付ける事が出来なかった。矢張り田舎生活での無線関係の製作には部品の入手に大変苦労する事に成り物作の一番のネックに成って居る。今回のICBMの製作に必要な高圧部品 特に真空管ソケット、バリエル、真空リレー、バキュームコンデンサー、カウンターダイヤル、高圧コンデンサー等は短い物でも5年以上前から古い物だと20~30年前から暇と時間を掛けて掻き集めた物で簡単に急ぎ技では収集出来て居ない。そして現在の無線関係の物作りの大半が半導体を使用した物に変化した関係でパーツ類が全て小型化している為に以前では簡単に田舎で入手出来たワット数の大きい抵抗(10W~30Wの抵抗)等も田舎で入手する事は困難な時代と成っていて本当に困ったものだ。









 高圧整流回路の基板が完成

2016年01月30日 22時55分49秒 | アマチュア無線


   



今日は天気が悪く先日製作した1.9MHz帯のスローパーアンテナの給電部の取付けも出来ないし俄か大工仕事も出来ないので昼からはアマチュア無線の移動運用局の交信をBGMにしてICBMの高圧整流回路の組立てを始めたが久し振りに細々とした作業を6時間程続けたら目がシバシバして調子が悪い。其れでも始めたら仕上げておかねばとスクリーン電源用と(ブリッジ整流回路)1枚と高圧整流回路は同じ基板を2枚使用して少し加工とパターンを変更して取敢えず整流回路だけは先程完成した。ケースに組み込み時はスペーサーを使用して三枚のプリント基板を3段積みにする予定である。先ほど出来上がった物を写真に撮り此のブログに画像として上げようと作業を始めたら如何しても写真フォルダーに画像をアップする事が出来ない。


 写真を画像フォルダに取込むリアル・プレイヤーの動作がおかしくて立ち上がらない為に再度インストール作業をしたら其の動作は終了するのだがブログの写真の取り込みをしようとすると其のソフトが無いと表示されて原因不明のトラブルが復旧しない状態なので後日、問題が解決すれば写真をアップしようと思って居ます。今日は久振りに半田鏝を握る作業を長時間しましたが肩は凝るし何より目がシバシバして昼から5回くらい目薬をさす状態が続いています。

 零戦が日本の空を舞う!

2016年01月29日 15時00分03秒 | その他

 可也前から計画されていた「零式艦上戦闘機 里帰りプロジェクト」による日本人が所有する零戦が予定通りに国内の空を(鹿屋航空基地)戦後初飛行に成功した様で有る。私としては情報を知って是非見学に行き写真を撮りたかったのだが残念な事に如何しても抜けられない野暮用の為に現地に出向く事は出来なかった。


 当日に用事から帰って直ぐにインターネットで結果を調べたら飛行予定通りの27日に鹿屋航空基地の上空を2回に渡りアメリカから招聘したスキップ・ホルムさんが操縦して2回目の飛行では高度1650m近くまで上昇し飛行した様である。当初から一般の見学は飛行場内の立ち入りが出来ない様に書かれて居た様に見学は外周のフェンス越しの見学で有った様で最近のインターネット人口が多い割には当日には其の辺の動画や写真情報を検索しても短い動画の紹介はあった物の克明な飛行状態の動画のアップ等は見付からずに楽しみにしていただけに一寸残念な感じ、テレビのニュースでも報道が無かった様に思った。


 私は或る情報源で或る三菱重工の工場に零戦の完全整備保存(空を飛べる状態)された機体が存在して居る事は知っていたが零戦と言えば大東亜戦争(アメリカが言う太平洋戦争)で活躍した名機で有ったが故に日本の空を飛ばす事が出来なかった様である。もし飛ばそうものなら例の韓国や中国が其の事を「日本が軍国主義に向かう」等と騒ぎ立てるに違いないからだ。従って其の存在すら公にはされて居ない様で有る。現在、世界には空を飛べる零戦は5~6機ほど有るらしいのだが今回の機体はパプアニューギニアで発見された物を日本人が回収事業に参画した過程で「零戦を日本に里帰りさせ是非日本の空を飛ばせたい!」の思いからプロジェクトを立上げ自費と寄付金を募り今回の試みと成った様で個人レベルで立ち上げたプロジェクトで有った為に成功に漕ぎ着けたが軍事産業や公の機関が企画や参画して居れば何かと横槍が入り実現は不可能で有った感が強い。下手をすると煩い団体組織や国サイドからも「要らぬ事をするな!」プレッシャーが掛かったのでは?と思える。


 其れにしてもラジコン機好きの私としては本物の零戦の生のエンジン音と飛行する姿を見たかったなぁ~本当に残念で成ら無い。


 

今日1.8MHz帯のスローパーアンテナを作っのだが?

2016年01月28日 21時22分21秒 | アマチュア無線

 当局の敷地で唯一、フルサイズのアンテナを張れない1.9Mhz帯の運用は諦めて居ましたが南太平洋辺りのペディションだったら如何かな?と今回のK5Pの信号を3.5MHz帯のフルサイズの逆Vアンテナで3~4回聞いて見ましたが結構強力に信号は聞え安心して符号を判読出来るレベルの579~599で聞えました。特に最終日の日付が変る時間帯では呼掛け局が途切れCQを連発して居ましたが其れでも交信が続かない情況に電波が乗るアンテナが有れば交信は可能で有った様に思え随分残念な想いをしました。


 其処で以前に張っていたスローパー・アンテナを復活させる為に(以前のアンテナ作業に邪魔に成って居たので給電点から2m位で切り飛ばして居た)タワーに登って現状を確認に上がったら同軸が可也痛んで居たので今回は思い切ってアンテナを作り直す事にしました。以前はタワーの最上部にアメリトロンの同軸切替器が上がって居ませんでしたが現在は4回路の切替器が設置して有り然も1回路分の遊びが有ったので此れを利用すると2~3mの同軸が有れば良く偶々3.5SQの線が余って居たので以前同調していた42m位の長さに切断し給電部分はエンビの水道パイプを加工して同軸とエレメント部分の半田付けが終わり此れからタワーに取付けにタワーに上がろうとしたら雨が降り出して作業が出来ずに途中中止と成ってしまった。


 性能は余り期待は出来ないが10年くらい前に使用していた時は一応6大陸との交信は達成したので張って置けば役立つ事も有るだろうと?明日以後で天気が安定すれば取付けを完了して調整をしようと思って居る。其れにしても今日は昼からは可也暖か過ぎて絶好のアンテナ作業日で夕方までにはアンテナを完成させられると思ったのだが一寸段取りが拙く完成が後日に成り残念な結果と成った。

 解っちゃ居るけど遣ってしまう繰り返し!

2016年01月27日 15時57分11秒 | アマチュア無線

 此処数日はK5Pの追撃をする為に食事の時間帯以外は殆ど無線機に張付きクラスターを見ながら網を張って居ましたが28MHz帯、24MHz帯や14MHz帯の信号は余り聞くことは有りませんでした。仕事明けの土曜日から日曜日の早朝までは徹夜をして待機しましたが各周波数で信号を聞かなかったので其の後の運用の中心は日中に定めクラスター頼みの慌しく周波数チェンジをしながら聞きましたがハイバンドは結構、同時間帯に聞えて居る周波数が有ったりして其の取組む周波数の選択を誤り深追いしたり逆にクラスター情報に振り廻されて頻繁な周波数の切替ての取り組みで両方共に取り逃がす事の連続で随分不効率な運用に終わりました。


 今回は取組める日数が短かったので過去の運用で未交信に終わって居た3.5MHz帯と7MHz帯のCWモードでの交信を重点目標に掲げて居たので其の取組みが中心の運用形態で有った事も不効率の要因に成りましたが其の犠牲の御蔭か?一応初期の目的と最終日の夜中に7MHz帯のRTTYモードのオマケ付きの交信でK5PのDXペディションへの取組みは終了しました。


 今回の取組みで上手く行った部分も有りましたが上手く行かなかった方が多く特にCWやRTTYモードでのスプリット運用の対応力、此れはまさにボロボロ状態・・・・SSBモードの運用時は長年の感と経験で余り苦手意識は無いのですがCWやRTTYモード時の運用と成ると前記の如く正に遣る事成す事が裏目裏目のボロボロ状態の連続に成りました。


 スプリット運用も通常の少し珍しい場所からの運用時は其の呼ぶ周波数の広がりは1~5Khz程度、特にSSBの場合は電波の帯域が広いので相手が拾い上げている局の(相手が受信して居る)周波数は見付け易いが(完全にドンピシャの周波数で無くても復調出来る)CWやRTTYモードの場合は周波数帯域が狭いし相手側は受信時に可也狭いフィルターを使用して居る場合が多く相手の受信周波数を探る場合に素人は大変苦労をする事に成りました。先ず一番に送受のタイミングが非常に早い(高速の通信)電波形式から帯域が狭い為に瞬時のタイミングでどの周波数を聞いて居るか確認する事は私にとっては至難の技と成る。然もDXペディションは呼掛ける局数は半端で無いし然も相手が受信して居る周波数が解っても相手が其の周波数を動かず聞き続ける確証は非常に低く、おまけに上か下か?どちら側にシフトするのか?そして其のシフト巾は如何程?等と考えながら其の間、周波数のシフトボタンの切替と受信ダイヤルを回しながらの周波数探りと送受のタイミング合わせ等々そして其のシフト巾は1~15KHz
にも及ぶと私にとっては追従出来ず頭がおかしく成ってしまう。


 従って大掛かりなDXペディション対応の場合は私の様に素人は素人らしく現在のシフト巾の中で此処ぞと思う周波数に陣取り送信周波数を動かす事無く只管に呼掛け続ける事にして居る。(時には此のシフト幅さえ掌握出来ない時さえある)相手が何時かは此の周波数を聞くだろう?の一点に期待する遣り方である。しかし此れも信号が強ければ必ず相手が引っ掛るのだが?言葉が悪くて御免、気付いてくれるのだが其れ程に自分の電波の強さに自信が有ればもっと他の良い方法がある。電波も弱い技量も無ければこの方法を神の如く信じて続けるしか無いのだが・・・此の動作を長い時間続けて居ると遂に疑心暗鬼に成り、悪魔の囁き「一寸、周波数を変えてみた方が良いんでないかい?」に負けて今までの苦労を忘れ一寸、浮気心に誘われる。(色恋の世界と同じです)


 元々電波が弱いのがピックアップされない最大の原因なので周波数を変えたからと言って此の動作への移行が交信に結び付く可能性は高くは無いのだが其れが其処「悟りの境地に至らぬ煩悩多き人間の性」無駄な事と解りながらも足掻いて其れを繰返して自ら墓穴を掘り落込んでしまう。まさしく此れが何時もの失敗のパターンで有る。今回も此のパターンを数え切れない程繰返し交信に失敗した。


 孫子の兵法にある様に「敵を知り己を知れば百戦あやうからず」の如く、相手の情報は知り得易いが以外に解って居る様で解って居ないのが自局の評価、冷静な時にじっくりと考えると自分のトータル的な実力(アンテナシステムを含む電波の強さで有ったりオペレート技術)を知る事が一番重要な事なのだが如何しても長時間に及ぶ挑戦に成ると段々と興奮状態に成り自分を見失い冷静さを欠く状態と成る。まあ頭の中では解って居ても其の通り中々行動に移せ無いのが一般人で有り其の様に冷静に取組んで運用しても面白さに欠けるのでは?と凡人の私は思ってしまう方なので私の場合は未だ暫くは同じ事を繰返して失敗しながら一喜一憂の煩悩の世界を彷徨うアマチュア無線三昧の生活に成りそうである。

 28MHz帯の駆込みQSOはセーフ!

2016年01月26日 14時02分11秒 | アマチュア無線


 前回のブログを書き終わって暫くクラスターを見ていたら28MHz帯でのCWモードでの運用がアップされた「其れ 行け!」とばかりに28MHz帯にQSYして聞き始めたが御本尊の信号は目茶苦茶に弱い。然しJAを中心にピックアップして居るので聞こえて来るのを暫く待ったら少し信号が上がって来たので少し上の方でコールしてスタンバイをしたら「・・・AVM 599」と聞えたので「599 TU」と打返したら「TU」と返って来たしタイミング的にはバッチリと合って居たので間違いは無いとは思ったが何せ定型のCWモードの符号の送信なので他の局と交信のタイミングも極めて合い易い状態に成るので必ずしも安心する事は出来ない。当然に同じAVMの局も居る訳だから・・・・


 然し今回のK5PのDXペディションでアンテナの有る周波数帯で何れかのモードで全て交信が出来て終わるのと28MHz帯だけを残して終了するのでは其の想いが全然違う。もう一度呼び直しも考えたが「QSO B4」と打たれるのも恥曝しものだし気持ちが揺動いたが再呼掛けは諦める事にした。厭らしいもので私が交信して3分後にはコンディションが凄く上がり相手の信号は599で強く入りだした。もう少し待って居れば良かったのに如何も信号が聞え始める一番苦しい状態で呼掛けてしまった様であった。


 最近の珍しい場所からのペディションの大半は便利なオンライン・ログの導入が当り前に成ったがリアル・タイムのログは殆ど無い(1~2日遅れ位で確認出来る物が大半)しかし今日は多分最後の運用日なので明日ログに載って居なければ「あちゃ~」の世界である。今回のK5Pのインターネットのログのレスポンスは極めて良かったので暫くして確認すると既に28MHz帯の交信が確立して居る事が判明した。遂に万歳三唱、3.5MHz帯から28MHz帯までの周波数帯で何れかのモードでの交信達成と13QSOが成立した。


 其の後のK5Pの運用はアクティブに各周波数、28MHz帯の(SSB、CW)18MHz帯(SSB,RTTY)21MHz 帯(CW )14MHz帯(CW)10MHz帯(CW)5.3MHz帯(?)3.5MHz帯(CW)の各モードで現在も(15:16JST)運用は展開されて居るがどの周波数も信号が極めて弱く早め早めにQRTして居る様子なので運用の終了も間近かなのでは?と思われる。兎に角最後の最後まで粘り強く聞いて居たので駆込セーフの此の28MHz帯のCWモードで交信出来た事は大きいし、何よりもK5Pの御祭り騒ぎを気持良く終われる事の意味は大きい。


 QSOに成功するには「結果ー反省ー強化ー実行の連続が有るのみ」

2016年01月26日 10時24分14秒 | アマチュア無線

 昨日まで凄いパイルアップを受けて居たK5Pだが此の時間(10:26JST)の18MHz帯のSSBの信号は目茶苦茶に弱い。多分撤収作業も始まって居るのだろう?今までのアンテナ設備からの信号では無い感じで御本尊も「QRZ UP-5」を連発して居るが呼掛ける局は居ないのか?ピックアップして居る様子も無く今はCQを連発していたが応答が無く信号は途絶えた。今日は早朝から28MHz帯の運用情報もクラスターには書き込まれて居たがCWの周波数の信号も28.281か28.251MHzかは忘れたが今までの周波数とは違う方のどちらの信号も当局の設備では聞取る事は出来なかった。


 今回のK5Pへの取組みは途中の1週間アルバイトの絡みで思った様には挑戦が出来なかったが仕事の終わった土曜日の夜は徹夜で取組んだが実績無しの空振り、日曜日と月曜日は食事以外の時間帯は無線機の前に座りクラスター情報と自分の耳を頼りに聞き続けて今回は最終的に12QSOに終わった。1.9MHz帯はアンテナが無いにので仕方は無かったが3.5MHz帯のアンテナで十分に聞えたので一寸悔しい思いをしながら腑と随分昔に(開局当時に)確かT型アンテナ?と言って居た様に思うが3.5Mhzのアンテナからの同軸コネクターの外皮と心線をショートして其の線を送信機のMコネクター心栓部分に接続すればどうやら確か倍の周波数が運用出来ていた事を思い出し昨晩に緊急で加工しトライしたが受信は良く出来るのだが送信に成るとオート・チューナーが勝手に作動しチューニング動作が働きぱなしの状態で出力が安定せず呼掛けたが結果的には応答が無く当然と言えば当然だが無駄な抵抗に終わってしまった。後で翌々考えてみたら当時はテレビ用のリボン・フィーダーを利用してFD・ダイポール成るアンテナを使用して居たので成せた技なのか?はたまた同軸給電する通常のダイポールでも可能なのか?解らずしまいで無駄な抵抗をした事を苦笑いをしながら半世紀近い昔の事を思い出し懐かしく成った。


 K5Pとの交信は1.9MHz帯と28MHz帯は未交信に終わったが其れ以外では何れかのモードで交信する事は出来たがRTTYモードでの交信が思った程に進まず18MHz帯のRTTYは2時間以上呼び続けたが最終的に交信には至らず苦杯を舐める結果と成った。矢張り日頃からの準備と鍛錬が如何に大切か?と言う事を思い知らされたが此の反省は次の段階で必ず生かさねばと強く反省した。


 過去からの累計の交信歴で3.5MHz帯と7MHz帯のCWモードでの交信は無かったが今回は出遅れた割には両周波数で1stQSOが実現したので最低目標だけは何とかクリヤーする事は出来たが28MHz帯がチャンスが有りながら何れのモードでも今回はQSO出来なかった事が残念で成らない。多分、私が生きている限りで此の地からの運用する信号を再び聞くチャンスは無いで有ろうに?アンテナが有りながら交信に至らなかった事が少し悔やまれる。

 歳と共に頭が固く成って居る事を実感する一日

2016年01月25日 22時04分15秒 | その他

 昨日は終日荒れた天気であったが夕方頃からの雪は本降りに成って何年振りかの10cm以上の積雪と成り9時頃に風呂の用意をしていた息子が「風呂の御湯が出ない」と私に言って来た。即座に水道管が凍結した事は理解出来たが「翌朝なら解るが夕方には何とも無かったのにおかしいな?」と思いながら「其の侭、風呂場の水栓を開き、ボイラのスイッチを入れて置けば直ぐに出る様に成るからと指示し無線を聞いて居たら「如何しても御湯が出て来ない」と言って来たのでボイラーのスイッチを入れて置けば吐出温度の設定は何時も最高にして有るので温水側の先が詰まって居てもボイラーの中で90度くらいに成った温水で途中の凍結した部分がユックリと溶かされて浴槽の中にやがて徐々に御湯が出る筈なのにおかしいな?と思った。冷水側は台所内で水が出ているといって居たので途中経路の凍結は考え難い。


 何時出て来るか解らない?K5Pの待ち受け受信をしていた私だっったが此の寒い日に御風呂に入らねば今夜は眠れ無いので面倒だなと思いながらも矢張り親方が出て行くしか無いなと家の北側に有るボイラーの設置されて居る外に出ようとしたら玄関は真っ白な10cm以上の積雪で然も雪は深深と降り続く状態に「この寒空に遣れ遣れ」の感じ・・・・凍結箇所はボイラーの冷水側の問題では無く温水側の配管の凍結で有る事は直ぐに解ったが「ボイラーが運転すればボイラー内の管体内の水が沸き其の温水の温度で配管内の凍結部が解かされて数分で徐々に御湯が流れ出る筈なのでで何故だろうか?の疑問???


 外に出る前にボイラーのリモコンを確認した時には給湯機には問題が無い事は確認し外で見る限りは給湯器は動作体制に成って居ることは間違い無い。「何故だろうか?」と考えたが原因が解るまでに少し時間が掛かった。私の頭の中には最初は給湯器は貯湯タイプと思い込んで居た。此のタイプは給湯器の中に20L位の貯湯タンクが有り給湯器のスイッチが入ればタンク内が凍結で有ろうが水であろうが必ず設定温度までは一度タンク内の水がお湯に成るので万一、其の後の配管内が凍結していても其の温度で溶かされて問題は解決される筈で有ったのだが・・・・・しかし暫くして給湯器の名盤を見て初めて気が付いた。此の給湯器は直圧式の給湯器だったのだ。此のタイプは貯湯タイプでは無くて瞬間湯沸し器の親玉の様な方式で燃焼して居る管体其の物には湯を貯める容量は無く温度の上がった温水を貯める部分が無く,おまけに燃焼制御形態が湯温タイプでは無く水流感知タイプの制御方式なので水管(水路)に流れる流量に応じてボイラーの燃焼力を変化させる方式なので管水路に少しでも水が流れなければ例え給湯器が待機状態にあっても燃焼をしないタイプだったので有る。


 此れは困った事に成った。凍結場所は冷水側部で無い事は確かだが温水側の給湯器からお風呂までの配管内の凍結ならお湯を掛ける事で解決策は有るが給湯器内の水管部分の凍結だと直接お湯を掛ける事が出来ないしボイラの燃焼は水流センサーが動作しない限り(管体に少しでも水が流れない限り)給湯器は燃焼しないので其の余熱を利用する事は出来無い・・・・従って今日風呂に入る事は諦めなければ成ら無い。


 寒い日なので御風呂に入りたいので諦められづに給湯器からお風呂までの配管部分でエンビパイプ(パイプは保護チューブを被っているので簡単に凍結はしないだろうと判断)以外の金属での接合部である安全弁部分と給湯器の出力部分の金属をヘアードライヤーで温めてみたが外は寒いので其の効果は直ぐには現れ無い。此の時点で雪降る外の作業は40分を過ぎて寒さも限界状態になった。そして腑とした事から管体破裂防止用の排水弁が目に入った。此れは寒冷地で管体が凍結する可能性の有る場合に管体破裂を防止する為の物で水側の止水栓を閉め排水コックを開けると給湯器内の水を落差を利用して抜き出す役目の物、逆に此れを開けて水が出れば給湯器内の凍結の有無の確認と凍結していなければ水路に水が流れるので途中の水量センサーが働きボイラーの燃焼運転も確認出来る筈と最後の賭けに出た。排水弁を開けると蒸気状の温水が出て直ぐにボイラーの着火音がして排水弁からお湯が流れ出した。ボイラー内の凍結は無い、此の段階でボイラーの吐出部分から御風呂までの配管部分での凍結が判明、こうなれば直ったのも同然、排水弁から出る熱湯を利用し柄杓で配管部分にお湯を掛け続けたら1~2分するとお風呂のバスタブに御湯が出る音が外からも聞えた。「遣った 此れで今晩は温かいお風呂に浸かる事ができる」と喜びの瞬間であった。


 7~8年前に以前の貯湯式のボイラーから直圧式のボイラーに交換して居たのに此れまでトラブルが無かったので頭の切り替えが出来て居なかったので今回の凍結では思わず梃子摺ながら何とか成ったが矢張り歳と共に頭が固く成って居る事を実感する一日であった。 

 18MHz帯は悪夢を見たが7MHz帯は思い掛けず簡単に!

2016年01月24日 19時51分34秒 | アマチュア無線

 今日は何年振りだろうか?朝から断続的な雪が降り日没後は7~8cmの雪が積もって周囲は銀世界に成った。今日からは仕事が無くなったので外は寒いし終日無線機の前に座りK5Pへの最後の追込みに終始した。今日の本命は7MHz帯のCWモードでの交信が主目的で有ったが朝起きた時には7時を過ぎて居た為に早朝は聞く事が出来なかったが運用はあったのだろうか?


 午前中は21MHz帯のCWとRTTYモードに取組んで如何にかQSOに漕ぎ着けたが時間の掛かる事掛かる事、如何も電波は思う様には飛んで行かない何かアンテナシステムに問題が有る様に思えて成らない。夕方は本命の7MHz帯で網を張って待って居たが思いの他にQRVして来たのはSSBモードであった。クラスターには17時前にアップされていたが此の時間帯は可也強い雪が降り出して各バンドは59プラスのノイズ源のパリバリ音ばかり16:50JSTから17:16JSTの7MHz帯ではノイズ・レベルはSメーターで40dBオーバーのレベルでSメーターは振り切った侭の状態に唖然とした。雪国では冬になると雪に寄るノイズに悩まされるとよく聞くが四国の地で雪国の局の苦労を感じる一時を経験する事と成った。途中2~3分のノイズが止まる時間帯も有ったが其の直後に十数分間の再び物凄いノイズが出た後に7.092MHzでK5Pの弱い信号を確認した。相手の受信周波数は7.180MHzから上の周波数を指定してのスプリット運用、信号は弱いしアンテナは昨晩の強い風でビーム方向は真西の状態「此れでは駄目だろうな?」と思いながら7.182MHzで呼掛けると以外にも3~4回のコールでコールバックが有り簡単に交信する事が出来た。其の前の昼からの2時間は18MHz帯のRTTYモードに挑戦するも全く歯が立たず悔しい思いをした後だけに嬉しかったが余りにも簡単に交信出来たので少し拍子抜けした。


 K5Pの運用は明日までだろうか?チャンスが有るかどうかは解らないが明朝に7MHz帯のCW周波数を聞いてみようと思っている。過去の運用を含めて7MHz帯のCWモードは交信歴が無いだけに如何しても交信をしておきたい。チャンスが有れば良いのだが?


 

 3.5MHz帯のアンテナ・バランの交換後にK5Pゲット

2016年01月23日 22時27分42秒 | アマチュア無線


 二日程前にK5Pとの3.5MHz帯対策の為に久振りにアンテナをチェックしたらオート・チューナーでは電波は乗るのだがチューナーを切るとSWRが3の少し上を表示をするトラブル、電波は間借ながらも一応乗るのだが受信状態が極端に悪いのでアンテナのトラブルは明らか、然しアンテナは給電点が17mH位の簡単な逆Vアンテナなので同軸が数日間で悪く成る事は考え難い事から故障箇所はアンテナ・バランしか考えられない。


 思い当る事が有ったので吊上げているロープを緩めて給電部を地上に降ろしバランの外装を調べたが外観上は特に問題は無かったが前回アンテナ線を太い物に交換した時アンテナバランは違った物に交換していた。其のバランは移動用の7MHz帯の小型万歳アンテナ(エレメント全長が5m弱位のトラップ入りのアンテナ)に使用して居た物を流用した為に其のアンテナの容電力は確か120W位と思ったが其れを固定局で使用した為にモールド内でコイル線間でリークしている様に思えた。私の中では120Wも200Wも大差が無いと思って居たのだが「其処は問屋が簡単に卸さずに」トラブルに発展した様に思えた。


 以前はアメリカ製のリレーのバトンの様な格好をした大きい物を付けて居たので今日の午前中に其れに交換する事にした。天候は下り気味で有った事とK5Pも運用開始から1週間以上を経過したので残されたチャンスは此の週末しか無いと判断し作業に掛かったが途中から小雨が振り出してアンテナを吊り上げる段階では雨の中の作業と成った。然し午前中に対応したので早ければ今晩、遅くても明朝には3.5MHz帯でトライするチャンスが有るだろうと思った。


 残り時間とチャンスの事を考え今日は夕方(日没後)から3.5MHz帯を聞き始めたら弱弱しい信号ながら19時過ぎから聞え始め呼掛けを開始したが電波が全く飛んで行かず御本尊は途中で一時QRT状態、15分後に再開し時々CQを出していたがコールバックがまともに聞き取れない時期も有って我慢しながら聞いて居たら20:37JSTに遂にコールバックが有り何とか交信する事が出来たが矢張り信号は可也弱かった。今回のペディションでは最低目標の3.5MHzと7MHz帯のCWモードだけは如何にか交信したいと思って居るので3.5MHz帯は目標達成したので明日は7MHz帯に挑戦する予定、明日はフル時間運用出来るので是非目標を達成したいと思って居る。


 ゼロ戦が鹿児島の空を飛ぶ日

2016年01月22日 21時28分23秒 | その他

 日本が生んだ世界的な名機のゼロ戦がこの月末に特攻基地の有った鹿屋基地上空を飛ぶと言う情報が入った。現在、飛行可能なゼロ戦は世界で6機程有るらしいが其の中の一機を日本人の石塚政秀さんが私財で購入した物、此の機体はパプアニューギニアで見付かった物で正式名称、 日本海軍艦上戦闘機の「零戦」其の機を購入し7年を掛けて日本に持ち帰り組み立てて空を飛べる様にしたと言う。


 此のニュースを聞いて私は出来れば月末にゼロ戦の雄姿を写真に撮りたく成って鹿児島に出向く事を計画していたが急に家庭内の用事が出来て現段階では一寸実現が難しく成って来た。本当は其方を犠牲にしても気持ちは既に鹿屋の方に向いて居るのだが日程的には無理な感じ?如何にかして日程的に可能な方法を今は探っては居るのだが解決策は無い状態に一寸悔しい感じ・・・・・・


 戦後、日本の上空をゼロ戦が空を飛んだ事は一回有るらしいのだが其れ以来の事で今回はゼロ戦を日本の上空で飛ばすプロゼクトを立上げ一般の企業や人から寄付を募り実現したらしい.パイロットも海外から招いて漸く実現の運びに成ったらしく結果的に可也多額の費用が必要な様で今後は此の様な行事が開かれる可能性は難しいらしく(機体は何らかの形で展示されるだろうが?)是非、今回の空を飛んでいるゼロ戦を写真に撮りたいと思ったのだが誠に残念至極、

 貧乏人苛めは止めて貰いたいの巻

2016年01月21日 21時45分26秒 | アマチュア無線

 今回のK5PのDXペディションに対する私の取組みを考えると兎に角、アマチュア無線に対する執念が無くなりました。アルバイトは終日、立放しですが其れでも5時頃には仕事は終えるので自宅には18:30分頃には帰り着く訳で其れから聞き始めるとローバンドではチャンスも有ったと思うのですが温かい風呂に入り晩御飯を食べるとコタツの中で落着いて仕舞い直ぐ隣の無線機の電源スイッチを入れる事も無く一日が終わってしまいます。


 DXに一番燃えて居た現役時分には昼間は仕事で聞けなかったので平日は夜しかチャンスは無く仕事で疲れても食事を終えると直ぐに無線機のスイッチを入れて「ジャパ~ン」と叫んで家族の顰蹙をかって居ましたし相手に対してパスが開ける時間帯の金曜日や土曜日は夜討ち朝駆けは当たり前の状態で有ったのに今回の私の体たらくには自分でも一寸情け無く成りますし今回の運用場所は可也珍しい場所からなのでもう少し気合が入らねば成らないのに何故かエンジンが掛かりません。然も終日家に居られるのは此の日曜日から・・・


従って日曜日まで運用してくれると2~3交信は可能と思われるのですが今回如何しても交信せねば成らないローバンドの3.5MHz帯の逆Vアンテナの調子が悪く旨くチューニング動作が出来ないので如何もバランが不調な感じでアンテナの修理からせねば成らない状態に頭が痛い。日曜日に雨でも降ろうものならバランの交換も出来ないので更に追い込みが遅れてしまうので先行きが不安に成って来た。其れにしても昨年から続くアンテナ関係の負の連鎖には本当に参って仕舞う。7MHzのアンテナ・エレメント折れ、同、輻射器のトラップ不調に寄る交換、ローテーターの故障、2mスタック八木の全損、今回のバラン不調と「此れでもか!」の連続に「堪えて頂戴!」状態、本当に御払いをして貰わねば成らないのだろうか?貧乏人苛めは止めて貰いたいものだ。


 

 今回のK5Pは諦めるしか無い感じ

2016年01月20日 20時46分08秒 | アマチュア無線

 昨日の雪は宵の口で降り止んだが朝起きるとピョンピョン二世号のフロントガラスには5cm位の積雪が有り此の冬初めての積雪となった。今朝は7時前に我家を出発し8頃には現場に集合し仕事が始まったが今年からは安全監視員が仕事、67歳では年が行き過ぎて居る為に作業をしては成らぬことに成って居るので其の様な仕事でしか参加出来ない状態に・・・・・去年まで作業要員で来た者には些か寂しい限りだが楽して同じ日当なら文句は言えないし私一人の遊びの無線に使う費用は別に確保しなければ文句が出る可能性が有るし馬鹿でかい100Kgを越す重量の無線機器が家の中に並ぶと言い訳も出来ない事から製作資金調達源を明確にする為にも今回のアルバイトは好都合であった。


 然し本作業の安全監視員は元請の上役の人が勤めるので私は作業口(長さ7~800mの大きい地下トンネル)で他の仕事関係の作業者や他の人が作業現場へ間違って入らない様に入口付近で番をするのが仕事、処が場所が特殊な場所なので訪れる人は全く無く如何にも手持ち無沙汰、本当に時間の経過が遅く感じられ一日が長い事長い事、一応職務は監視員なのだからする事が無く暇だからと言って本を読んだり椅子に座って居る事は出来ずに用も無いのに狭い場所を檻の熊さん宜しく歩き回ったりして過ごしたが此れには本当に参って仕舞った。只幸いな事に地下道内に有るCVケーブルからの発熱で地下道の入口は換気扇に寄って内部の熱が流れ出ているので寒さは全く感じられず多分25~26℃位の適温で此れだけはラッキーで今朝の様な寒い天気でも寒さを感じる事は全く無かった。


 現場作業者の活躍に寄って作業は順調に進み三日間は全く残業をする事も無く定時に家には帰れたが仕事中の私は絶えず立って居る関係で帰り着いて温かい風呂に入ると無線を聞く元気が無く成りコタツの中でごろ寝が始まり11時前には就寝し朝は6時起きで準備をする為、早朝の無線も聞く事が出来ずに少し焦りを感じているが今回のK5Pは諦めるしか仕方が無い様に思える。

今晩の7MHz帯に於ける K5P の信号は当局には聞えず

2016年01月19日 21時28分34秒 | アマチュア無線


 昨日は朝早くから仕事で無線を聞く事も出来ずに終わった。今日は仕事から帰り先程から聞き始めたがクラスター情報は7.183MHzのSSBの情報のみ、其処で駄目元覚悟で周波数を合わせたら何と59プラスの「ザー」と言うノイズだけが聞えバンド中をサーチしてみたがアマチュア局の信号は全く聞えずにノイズ音だけ、それでは3.5MHz帯のコンディションは如何だろうか?とチェックしてみたが此方もバンド全体にノイズが聞えるだけの中で3.569MHz辺りで1局だけ了解できる信号を確認したが其の了解度はノイズレベルに押されて完全了解出来る状態では無い。


 其の後に一寸車に置き忘れた物を取りに外に出ると外は今年始めて雪が舞う世界に成って居た。既に庭の一部は白く雪が積もる状態に成って居る。家に入って再度聞き直すと3.5MHz帯は少しノイズレベルが落ちて21.40JST辺りから正常に各局の信号を捕らえる事が出来る様に成った。多分先程のノイズ源は雪に帯電した物か当局にありがちな雨が降る前後の5~10分間位の間に突如と出始めるノイズ信号の感じがする。


 再び7MHz帯にバンドチェンジして7.183MHzを聞き始めたが今の所、K5Pの信号は全く聞えずスプリットの周波数で呼掛ける局の信号も確認する事は出来ない。矢張りK5Pの交信は昼間で無いと駄目なのだろうか?そうなると当局としては来週まで全くチャンスが無い事に成ってしまう何時まで滞在して運用するのか解らないが何れにしても残されたチャンスは余り無い様に感じる出来れば3.5MHz帯か7MHz帯で交信して於きたいのだが?一寸焦りが出て来て落着かない状態、仕事から帰った時間帯は如何にか聞く事も出来るので精々 気張ってみようとは思うのだが結果の方は果たして?


 私が強電の世界に進まなかった訳

2016年01月18日 21時20分58秒 | その他

 今日は或る発電所に入る機会が有りました。発電した電圧を昇圧する変圧器の近くで1日居ましたが絶え間なく変圧器からはブーンと音が聞え結構大きいレベルの音で流石に大電流が流れて居る感じが伝わって来ます。変圧器の名盤を見ると1次電圧は(入力電圧)25000Vで二次電圧は(出力電圧)515000Vで二次電流は840A近い数値が刻印されて居る。変圧器の出力は主開閉装置までケーブルで送られている様だが其のケーブルは直径16cm位の太さで超高圧線路の割には思ったより細く多分ガスが注入されて居るのだろうが其の絶縁耐力に驚いて仕舞う。勿論変圧器部分のケーブルは1m以上の四角い鉄板で絶縁シールドされて居るが場所に寄ってはケーブルが直接に見える部分も有り「此の中に515000Vの電気が流れて居ると思うと一寸と興奮した。出来れば電線の中を見てみたい物だと思ったが其れは叶わぬ夢である。


 話は変るが私の通った工業高校の電気科は強電主体の学科であったが私は強電を遣ると「命が危ない!」と思い其の道を避けて弱電の世界に身を置いたが其れでも現役最後には何十KWのシステム・エアコンの修理等でインバーターエアコンの制御回路の修理に出向く事は結構経験した。其の中で一番ビビッタ経験は大型工場のシステムエアコンが冷えない故障で呼び付けられ現場へ向かったが大きい工場なので当然其のシステムも馬鹿でかい代物、其の上に室外機と室内機は50m以上離れて居る事は良く有るパターン(むしろ其の方が大半)当然修理には二名で行く訳で一人が室内リモコンのスイッチを入れると片方が室外機の外装を外し制御盤の働きを確認する側に廻って待機する訳だが大型のシステムはスイッチを入れたからと言って直ぐには作動せず少し遅れて作動する制御方法をとって居る。修理作業は日常茶飯事の事なので鼻歌交じりで待っていたら暫くして「ドーン」と物凄い音と同時に直径が2cmで長さが15cm位有ろうか?60Aの管ヒューズが銃を撃った後にヤッキョが飛び出る感じで目の前に飛んできた時には身を避けるのが精一杯で「こわぁ~!」と後ろに尻餅をついて冷や汗が出てしまった。高々12KW程度の装置の点検で此の状態なので其の時に つくづく強電の業界に進まなかった事は大正解で有ったと自分で納得した。


 余談だが同級生の主席は弱電等は殆ど遣らずに強電専門で電力会社に入社、2~3年前までは火力発電所の社員食堂の幹部が座る席で食事をして居たので可也出世をしている感じで有ったが在学中の成績の差が実社会で更に広がり気安く声を掛けられ無い状態に成って居た。何せ私の場合は交流理論のサイン、コサインが大嫌いでアマチュア無線の世界にのめり込んで勉強はしなかった分、最後まで電気はアマチュアレベルで終わった感じで成るべくして成った結果だが其れでも此の様な大掛かりな電気設備を見ると興味が湧き少しテンションが上がってしまった。もしチャンスが有るなら送電線に乗せる手前の主開閉装置の現物や動作時に興味が有り見たいと思うのだが流石に其れは無理で有ろう。