今月の20日頃の宵の口に私が外に出たら我家の庭先を黄色の光を点滅させながらユックリと優雅に飛ぶ蛍の姿を初めて確認した。私が子供の頃は(65年も前の事)此の時期の日の暮れ頃になると色んな所でお尻を光らせながら飛ぶ蛍の姿を見る事が出来て物珍しさ等は全く無かったが最近は此の阿南市の片田舎でも夜に光りながら飛ぶ蛍の姿を見られる場所は殆どなく成って仕舞った。
幸いな事に我家の庭先の南側に此の辺り一帯の水田を潤す為の大きな農業用水路が流れて居る事と対岸は廃校に成った元中学校の敷地が草地として広がり更に良い事に対岸は昔の石積みが300m程残って居り蛍の生息に適した良い環境が維持されている事から我家の庭先から御隣の家に続く用水に沿った場所(200m程の幅)のみ毎年此の時期の夕方から宵の口に掛けての時間帯に成ると沢山の蛍の乱舞を見る事が出来る。
其の蛍が今年も元気な姿を見せてくれたが21日以降は私達夫婦は『伊勢 志摩方面』の旅行に出掛けた為、蛍が沢山飛ぶ姿を楽しむ事無く出発し『今年は旅から帰る頃には蛍の乱舞は見られないかも?』と二人で心配していたが25日に我家に帰り着いた時が蛍の最盛期の良い時期だったのか?沢山の蛍が飛び交う姿を確認する事が出来た。
其の後に天候が悪化し長雨が続き外に出ての蛍の活動状況が確認出来なかったが今日の午後から漸く天候が回復し夕方には晴れ間も出始めたので夕食が終わった19時頃に外に出て其の辺を歩いて確認に回ったが蛍が光りながら飛ぶ姿が確認出来たのは一匹のみで寂しい限り此の地に居住し始めて40数年に成るが此の地で季節の風物詩を一番感じる楽しみな蛍のシーズンは既に終わって仕舞って居た。