横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

最低のサービスを提供する最大のレガシーエアライン

2010年12月07日 08時58分11秒 | ビジネスetc
 とあるカンファレンスに参加するために、実に1年半ぶりにアメリカに出張。
 10年来慣れ親しんだノースウエストの面影は影も形もなくなり、最低のサービスを提供する最大のレガシーエアラインであるデルタ航空一色になっていた。

 これは夕食
 ぱっと見て、普通のエコノミークラスの夕食に見えるが、お皿がすべてぺらぺらのプラスチック。スプーン、フォークも幼児が使うような、これまで見た中では一番小さくて、薄っぺらい。(味については、Please do not ask!)

 NW時代のサンフランシスコ便はA330だったので、座席モニタ完備で、新造機故にかなり静かだった。しかし、DLになってからはおんぼろのB767、当然モニタはない。しかも機内騒音はノイズキャンセリングヘッドフォンを使用してもデータセンター並みorz

 これが朝食なんて、チョーショック
 9時間程度のフライトは慣れているのでどうってことはないし、NW時代の割り切ったサービス感覚にも順応していたので、大抵のことには驚かない私なのだが、これは何だ!

 精一杯、広げてみる・・
 テーブルの上に精一杯広げてみても、むなしさが漂う。せめて原価に2ドルくらいかけて欲しいものだが・・・

 ともかく、DLクオリティを体験すると、あのノースワーストと呼ばれたNWですら、大変洗練されていたことがわかる。ビジネスクラスの顧客を重視するのは当然かもしれないが、座席供給量を絞り込んだ結果、エコノミークラスの価格も最近は高止まりしていて、DLは十分に収益を上げている。それなのに、このレベルのサービスとは、顧客をどう思ってるのか。機体がオンボロならば、せめて食事くらいは配慮して欲しいもの。もう、二度と乗ってやらないぞ、とかなり本気で思うのだが、日本からの北米アクセス、さらにはアジアへのアクセスを考えると、DL(あえて書けば旧NW)のネットワークは大変ありがたいので、踏ん切りがつかない。

 そういえば、掲示板等でDLになってから乗らなくなったというコメントを何度も読んだことがある。今回のフライトでも、日本人乗客の数は驚くほど少なかった。おそらく、旧NWの日本のメンバーは危機感を持っているだろうが、アトランタに本社があるDLには日本は太平洋の西にあるのではなくて、大西洋、欧州、そして中近東、東南アジアを更に越えた一番東の「Far East」な存在にしか過ぎないんだろうな。この感覚、以前いたGISベンダがNY州に本社があって、マジにアトランティックな視点からしか見られてないのを体験したので、よくわかる。

 ということで、ともあれサンフランシスコに到着した。

 BARTで市内に
 サンフランシスコ空港は、今まで利用したアメリカの空港の中でも、最も利便性が高いと思う。このBARTに乗れば、8ドル少々で市街中心部に行ける。ホテルはそこから歩いて3分ほど。東京などの日本の大都市と変わらない利便性がうれしい。

 BARTの駅を出るとそこは
 BARTのPowell St.の駅を出ると、そこはサンフランシスコのケーブルカーの乗車ポイント。今回はゆとりの全然無い日程を組んだので、せいぜい写真を撮る程度だが、立体的な地形で景観が見事に変わるので、これは何度乗っても楽しい。

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