平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録7月14日(木)

2022-07-14 06:41:03 | アマチュア無線

本日午前7時雨23.1℃ 3日連続で雨模様

【軌道高度6,000kmの衛星を追う②】欧州宇宙機関の「VEGA-C」ロケットにより6機のアマチュア無線の周波数を使う衛星が打ち上げられ、軌道投入に成功しました。残念ながらどの衛星もFMやLinearの中継器は積んでいませんが、高度6,000kmという軌道は、面白く感じられます。CALSAT32で見る限りヨーロッパ全体や、北アメリカ大陸がFootprintに入ります。将来、アマチュア無線周波数の中継器を積んだ衛星がこの軌道に打ち上げられることを期待します。しかし、軌道6,000kmにはバンアレン帯があり、原子炉の直ぐそばに衛星があるようなもので、強力な放射能にさらされることが分かっています。衛星が放射能にどれだけ耐えられるかの問題があります。

ASTROBIO  MTCube2  CELESTA  GREENCUBE  TRISAT-R  ALPHA

JE1CVLは、今のところ「AstroBioCubeSat」だけに絞って追うことにしています。

アメリカバージニア州RichmondのK4KDR Scott Chapmanさんが、AstroBioCubeSatの9600bps G3RUH ax.25の信号を捉え、デコードに成功したようです。

JE1CVLのロケーションで、本日08:38AOS、滞在73分のパスがありますので、受信に挑戦して見ます。画像は、Sumple IQ.wavファイルを再生して、公開されているGUIデコーダーに掛けたもの

この衛星のTLEは、HPに公開されています。

【ABCS】08:38 デコードしました。

【ABCS信号の様子】本当に約6,000kmの彼方から信号が届いているのかと思いますが時に信号強いです。しかし、QSBがある感じで、信号強度が変化します。ドップラー量は少なく、ずれたかなと思ったら手動で周波数を合わせれば済みます。

【受信環境】15element 水平Yagi スタック  CALSAT32で自動追尾 アンテナ直下型プリアンプ 8DFB同軸ケーブル15m SDR#1664 仮想ケーブルでHighSpeedSoundModemに信号を渡す「9600bps FSK G3RUH ax.25 Protcol」 ステレオミキサーでAstroBioGUIに信号を渡す

【ABCS】20:59~22:18 滞在時間73分のパス。昼間より信号弱い感じでしたが、仰角が上がって来ると強い信号も降りていました。QSBと表現して良いと思うのですが、かなり信号の強弱があります。強い信号は「ポロッ」とデコードしますが、強そうに見えても弱い信号の時はデコードしません。見えた信号の半分から4割程しかデコードしなかった感じです。 

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