平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
日本一小さな衛星通信情報サイト

衛星通信記録1月29日(金)

2021-01-29 07:43:06 | アマチュア無線

本日午前7時快晴1.5℃

【Fox-1Eの現状】Fox-1Eは、今月1月19日に、航空機B-747から切り離された「Launcher One」というロケットで打ち上げられたFox-1シリーズ5番目の衛星です週刊AMSATニュースによれば、1月27日にW5SAT局が、非常に微弱なTransponderを経由したDawn CW信号を確認したと報じられています。管制局は衛星が部分的に機能していると判断しているようです。さらに何としてもTelemetryを確認したいとのことで、受信を試みるよう呼び掛けています。1200bps BPSK 435.750MHz TLEはnasabare.txtの「OBJECT M」ID:47320 Fox Telemetry DecoderにFox-1EがTrackedになるように設定する方法は画像のとおりですが、一回では設定出来ず、仮に他の衛星名を書いて見たりした後、OBJECT Mを書いたら出来ました。 注意 実際に追って見たところ、Fox Telemtry Decoderは「OBJECT M」を認識していませんでした。nasabare.txtを見に行ったら「
OBJECT M」が「RadFxSat-2」に名前が変わっていました。☆☆☆ 

【百万分率の周波数】SDR Dongleは、広帯域のSDR受信器で、その受信周波数は基本的に合っているはずです。しかし、ずれている場合が考えられますので、そのような時には校正出来るようになっています「Tuner correction(PPM)」の数値を動かして校正します「ppm」は、Parts Per Millionで百万分率で表わした数値ですSDR Dongleの周波数は外部ソフトによってコントロールすることが可能です。もちろんそれが基本的な使い方であり、SDRならではの大きな特徴です。

Bobcat-1を受信していた場合の実情を解説します。436.600MHz FMをオービトロンに設定し、DDE Trackingで自動ドップラー追尾をする形です。本のSDRソフトは「HDSDR」オプションのところでOrbitronとのDDE Trackingを選択した後、Orbitronへ行ってドライバー「My DDE」をチェックし、DDEを有効にします。この状態でHDDRの画面上で衛星を追尾したのですが、信号が見えませんでした。見えない訳です。Dongleの「ppm」がFO-99(NEXUS)を追った時の「42」になったままだったのです。この数字をさらに上げれば合うのか、それとも下げれば合うのか判断が出来ませんでした。下げて行って「-12」で信号が見えました。

↑ 補正が必要なのであれば「ppm」は、合っているものとして「0」(ゼロ)にしておいて、オービトロンに書き込む周波数を436.600MHzでなく、補正した周波数を書いてドップラー追尾すれば良いのではと考えました「-12」は周波数で言うと幾つになるのでしょう。以下、計算式 ↓

=-436.6/((-12/1000000)-1)

上記をエクセルのセルに書くと「436.5947609」が出ます。すなわちこの数値をOrbitronに書いてドップラー追尾すれば良いことになります。ただし、これはまだ実験していません「-12」は変数でppmの数値、436.6は本となっている周波数で、他の衛星の周波数の場合は、これを置き換えて使うことが出来ますいずれにしてもDDE Trackingで自動追尾の場合、SDRソフト上で周波数を変えたくても自動で追っている訳ですから戻ってしまうので、ppmで言わばDongleの周波数を狂わせて対応するということになります。以上、百万分率の周波数について見て来ました。

【PO-101】「DIWATA-2」フィリピンズオスカーワンオーワン U/V ■交信(FM:Tone141.3Hz)JA6PL JA4GVA JA0CAW JH1OLB ■受信 DU9JJY ⇐呼んで応答を貰いましたが、次の瞬間LOS近くだったので上がらず、不成立

【AO-27 ON予測】   ↓ 3~5秒の誤差で当たるはずです。    

16:03のパス 16時05分28秒 ON  3分30秒間 05分30秒ないし32秒にON(誤差2~4秒)

【AO-27】16:03 V/U FM ■交信 JA2XTV 東、低仰角の当局にとっては山蔭のパス、ONになった信号はハッキリ確認出来ませんでしたが、地上違法局の信号が入って来た時間をONと見立てました。

17:40のパス 17時46分14秒 ON  3分30秒間 46分17秒にON(誤差3秒)

【AO-27】17:40 V/U FM ■交信 JA6PL JA1FMU JR6DI JE0KBP ■受信 DU9EHA

↑ JE0KBPさんと当局の交信が完了したのがOFF18秒前、KBPさんはその後JA1FMUさんと交信。その後KBPさんをJR6DIさんが呼び、聞こえたはずで、KBPさんが応答しようとした瞬間OFFになった形です。

  【FO-98】「Origamisat-1」19:03 & 20:37 CW Beaconを出しているというので追って見ましたCW Dataは録音IQ.wavファイル再生で筆記。デコーダーは、ドイツのMikeさんが2019年1月20日に発表していた「Origamisat-1 CW Telemetry Decoder」彼のサイト「SOFTWEAR」の中にあります。

【Bobcat-1】20:21 Orbitronへ周波数 436.595634を記入 前回ppm補正が-10だったのでそれに対応した周波数です。この状態でPPMは「0」このパス信号弱く、薄くしか見えず、1 Frameですがデコードしましたので、記入した周波数は合っているのではないかと思いました。

【Bobcat-1】21:58 Orbitronへ記入した周波数「436.595634MHz」FM まだ少しずれているので調整が必要です。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする