●本日午前7時快晴14.2℃ 昨日は大雨でした。
【放送と通信②】ISSからのDVB-S信号は占有周波数帯幅が1.35MHzとなっていますから、UHFバンドの430MHz帯では厳しく、少なくとも1200MHz以上でないと使えないでしょう。2,400MHz帯で降ろすのは妥当と思えます◆そもそも映像というのは情報量が格段に多く、人間が目で見たままの映像をリアルタイムで伝送するというのは至難の業ですが、テレビジョン発明以来、その技術は進歩して来たと言えます。それが今、カラーのハイビジョンで実用化されている訳です。例えば0.1秒間にどれくらいの情報を送らないと「カラーハイビジョン」にならないかは、理論に基づく計算で出ているはずですが、単純に考えても周波数の幅を多く採って、限られた時間の中で送れる量を多くしなければならないことが分かります。マイクロ波帯の周波数が使われるゆえんです。地上デジタル放送ではマイクロ波を使わない分、圧縮の技術が使われていますが、圧縮の復元、ノイズの消去を伴う符号の再構成(復調)には時間がかかり、その時間差よって「時報が合わない」実体となっています◆さて、ISSから送るHAMTVの周波数は2,422MHzないし2,437MHzと決定されました。市販のDVB-Sチューナーは通常900MHzから2,100MHzくらいが受信帯のようですから、この周波数にダウンコンバートする必要があることになります。どこで落としたら良いのでしょう。AMSAT-UKの図によりますと【Out door unit】アウトドアーユニットはLow-Noise-Amplifier DownConverter「e.g. SPACTRA SPDC2400」とあります。LNA・ダウンコンバーターである機種「e.g. SPACTRA SPDC2400」でDVB-Sチューナーの周波数帯に落とせるということなのでしょうか。それとも手を入れて改造が必要なのでしょうか。その辺の情報は私はまだ読み込めていません。次に【In door unit】インドアーユニットは「Free-to-Air DVB-S Set/Top-Box」いわゆるDVB-Sチューナーと「TV set or videoprojector」テレビセットかプロジェクターがあれば良いという図になっています。つづく