笑顔の“いずみ”を湧かせるために

千葉市若葉区都賀にあります「いずみ整骨院」のブログです。

弥生時代の6分の1!?

2010-04-30 06:11:23 | スタッフの一言
先日、10数年ぶりに歯医者に行った海BO-ZUです。
突然詰め物がとれた!


興味深い実験があります。
文献を基に弥生時代から現代まで日本人の代表的な食卓を再現。
卑弥呼が食べていたもち米のおこわ、源頼朝の質素な一汁一菜の食事。
学生に食べさせて1食当たりの咀嚼回数と食事時間を測定したところ…

結果は、現代人の咀嚼回数は弥生時代の6分の1、食事時間は5分の1に激減。
戦前と比べても、それぞれ半分以下に減っていることがわかりました。
その影響は、虫歯の罹患率の悪化として表れています。

柳の枝を削った「房ようじ」で歯磨きをしていた江戸時代は10%前後だったのに対し、現代人は85%。
現代の方が、はるかに入念に歯を磨いているのに、この結果です。

なぜでしょうか
それは、噛むときに出る唾液の量と食材の質と関係しているようです。

食事をすると、歯の表面についた歯垢(プラーク)の中の細菌が、蔗糖(しょとう)を利用して酸をつくります。
永久歯の場合、この酸によって歯垢中の酸性度がpH5.5~5.7以下になると歯の表面が溶けだす「脱灰」という現象が起きます。
この状態を復元するのが唾液です。
酸性化した歯垢を40~60分で中性化します。
溶けた成分を再石灰化し、歯を元に戻すはたらきをします。


卑弥呼の時代の再現食。
メニューは玄米、ハマグリの潮(うしお)汁、アユの塩焼き、長イモ、カワハギの干物、ノビル、クルミ、クリなど


「昔の食事は未精製の食品が多く、繊維質が豊富で噛み応えがあった。食べながら歯も磨けていた」と専門家は言います。
顔の筋肉が動くと、脳も活性化します。
さらに、唾液と食物を混ぜ合わせることで消化効率を上げるのが、「噛む」という行為です。
口は、単に食べ物が入る場所ではなく、体全体とつながる極めて重要な器官なのです。


ワタクシの歯の治療をしていただいた先生は、実は当院の患者さん。
「体格と同じで、がっちりした良い歯ですね」とほめられました。
同時に「最近、歯並びの悪い人が多いと思いませんか?」と危惧されていました。
しっかり噛む、食事時の噛む回数を増やす、ということは我々が思っている以上に重要なことですね。


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