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今月6日から8日にかけて、山岳遭難が相次ぎました。

白馬岳では4名が犠牲になったほか、
奥穂高岳、前穂高岳などでも遭難し亡くなっています。
死因は凍死とのことで、吹雪と寒さが主な原因です。

この原因は、
①例年より早い雪であった。
②3連休の行楽シーズンだった。
③台風ではなく、低気圧が急速に発達したこと。
④紅葉が遅れていたこと。
などがあげられます。

紅葉が遅れるほど暖かい日が続いていたところに
猛吹雪が襲ったのです。

猛吹雪を起こしたきっかけは台風16号です。

台風16号は6日9時には弱まっていますが、
台風が持っていたエネルギーが、
秋雨前線上の低気圧に供給されたのです。

低気圧は台風並みに発達。中心気圧は960hPaまで下がりました。
960hPaというと、台風が日本に上陸するときくらいの中心気圧です。

気圧が下がれば、台風でなくても、
等圧線の間隔が狭くなり、風が強まるのです。

北日本を中心に暴風に見舞われ、
根室では8日6時ころに最大瞬間風速42.2m/sを記録。
観測史上の記録を塗り替える突風が吹いたのです。

さらに、上空には冬の寒気が南下してきて、
標高2000m以上では吹雪に見舞われた。

富山県の立山室堂山荘(標高2450m)では、
7日午後から雪に変わり、
8日朝には5センチ程度の積雪になったとのことです。

気象庁では山に雪が積もった様子が、
ふもとから初めて見える日を初冠雪としているが、

2005年は、立山や白山、乗鞍岳は10月23日が初冠雪でしたが、
ことしは、いずれも10月9日で、半月も早い初冠雪となったのです。

こうしたことも、秋の登山を軽装にさせてしまい、
天候判断の油断につながったのかもしれません。


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