現代の家族の一典型をとりあげた作品。
舞台は井の頭沿線の一軒家に暮らす佐々木一家。家族がそれぞれ深刻な秘密をかかえています。
家族構成は、健康機器メイカーで働く佐々木竜平(香川照之)と妻で主婦の恵(小泉今日子)、長男で大学生・貴(小柳友)に次男で小学生の健二(井之脇海)。
竜平はある日突然、会社を解雇されます。リストラです。妻の恵には言えません。ハローワークで職を探しますが、良い条件の仕事は見つからず、そんな折、高校の同級生・黒須(津田寛治)と出会います。同じ失業者で、やはり家族に内緒にしています。
ところが黒須夫妻は、中学生の一人娘を残して自殺。竜平はそれを聞いてショックをうけますが、やっとのことでショッピング・モールの清掃員の職に就きます。家族には言えません。
びっくりすることが起こります。貴がアメリカ軍の国外志願兵に応募し、選考が進み、保護者の署名が必要と言い出します。このことで、貴は父の竜平と大喧嘩。結局、もともとは反対だった恵一人の承諾を得て、アメリカへと旅立ちます。
次男の健二(井之脇海)は、金子先生(井川遥)にピアノを秘密で教わり、月謝は給食費を流用していますが、そんなことはすぐにバレます。給食費の未納で小学校に呼び出された恵は、健二の行動に驚きます。竜平は健二をどなりつけます。
この後、強盗(役所広司)が佐々木家に乱入し・・・。
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