五十嵐貴久による小説「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」の映画化です。
舞台は東京・狛江市。
幸せなそうな主婦に見える40代の主婦、井田美恵子(黒木瞳)。かなり立派な家に住み、キッチンも部屋もこぎれいです。
しかし、その実、彼女の心にはフラストレーションがオリのようにたまっていました。自分に無関心な夫(西村雅彦)、引きこもりの娘、嫌みな姑。
そんな彼女は一念発起してコンビニでパートを始めます。
バイトを始めるといろいろな出会いがあります。美恵子の後輩でバツイチの井口かおり(木村多江)が時々、顔をだします。店の商品を万引きする立花雪見(山﨑静代)、お客で謎めいた元ロッカーとおぼしき広田新子(真矢ミキ)。
その矢先、かおりが四人の鬱屈した気分を打ち破るかのように途方もない提案をします。店のドアにロックメンバー募集のお誘いの貼り紙。
新子以外はまともに楽器に触ったこともないないのに何という無謀な提案でした。そうこうするうちに、美恵子の娘が通う紅葉高校でチャリティーコンサートをする具体案が飛び出し余す。それも「ディープ・パープル」の名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が演奏曲に決まります。
練習を続ける四人。美恵子(ボーカル&ギター)、新子(ベース)、かおり(キーボード)、雪見(ドラム)。
ぶつかり合い、解散しそうになりながらも、その日は近づいてきますが・・・
クレジットロールで、夭折した「ザード」の坂井泉水さんの歌声が(泪)
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