徳島県の過疎地上勝町での農協職員と高齢女性によって実現した植物の葉を販売するビジネスの顛末(年商2億円にまで成長)を描いた作品。
過疎の町、上勝町でみかん農家を経営していた徳本輝雄(藤竜也)と薫(吉行和子)夫婦は、カツカツの生活。その年も冷害のため、みかんが取れず廃業寸前。
JA(農協)職員、江田晴彦(平岡裕太)もこの状態を苦慮していましたが、ひょんなことから料理の「つま」に使われる葉っぱの販売を思いつきます。
薫が都会から親友、尾関路子(中尾ミエ)が帰郷し、雑貨屋を営む親友、石本花恵(富司純子)と3人で再会を喜んでいた矢先、晴彦はその場で自分のアイデアを語ります。しかし、輝雄たち男衆から「葉っぱなんて売れない」と馬鹿にされます。
ところが花恵が「やってみたい」と乗り出し、ついには薫と路子も巻き込んで、晴彦の指導のもとに「葉っぱビジネス」がスタートします。
あにはからんや。青果市場でセリにかけても、全く売れません。
花恵の提案で実際の「つま」ものを見るため薫、路子、晴彦と料亭に向かい、そこで「つま」ものが料理を引き立てていることを実感。女将と料理人から葉っぱのいろはから勉強します。
薫たちは勉強の成果を実践にうつします。季節を先取りした葉を種類や大きさで選別してパック詰め、再び市場のセリに出すと、葉っぱが売れはじめます。ところがトラブル続出。葉っぱビジネスの命運は?
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