シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

三宅喜重監督「県庁おもてなし課」(2013年、123分)

2024-07-12 23:25:08 | 日本・2010年~
 


原作は高知県出身の作家、有川浩による同名小説。

高知県庁に実存した「おもてなし課」を題材にした作品。

高知県は広大な自然をかかえながらこれといった観光資源がなく、そのため財政運営も楽でありません。

かつて観光産業を育てようとし、その目玉として「パンダを誘致しよう」と提案した清遠和政という男がいました。その突飛な意見に耳を傾けるものはなく、彼は異動を命じられ、結果、辞職することに。

それから13年。県庁「観光振興部」に「おもてなし課」が発足しました。東京の大学をでて県庁に就職した掛水史貴(錦戸亮)をはじめ4人の職員がいます。最初の仕事として高知出身の人気小説家の吉門喬介(高良健吾)に観光特使を依頼。引き受けてくれた吉門は、県庁には「民間感覚が足りない」と厳しい指摘します。そして、「外部から若い女性のアドバイザーを入れること」「(過去にあった)パンダ誘致論を調べること」を提案します。

掛水がパンダ誘致論を調べるなか、アルバイトの明神多紀(堀北真希)と出会い、彼女をアドバイザーとして採用します。早速ふたりで、かつてパンダ誘致論を唱え、聞き入れられず辞表をたたきつけ、いまは民宿を経営しながら観光コンサルである清遠和政(船越英一郎)を訪ねます。

清遠の構想は「高知県レジャーランド化構想」でした。自然を自慢するならそうすべき、と主張するのですが・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東陽一監督「化身」(1986年... | トップ | 御法川修監督「人生、いろど... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本・2010年~」カテゴリの最新記事