シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

佐藤純彌監督「敦煌(とんこう)」(配給・東宝、1988年、143分)☆☆☆★

2021-01-29 10:59:48 | 日本・1980年~


井上靖による同名歴史小説の映画化です。

舞台は11世紀(宋の時代)のシルクロード。

その中央に位置し、東西文化の交流の地・敦煌での闘いと、男女のロマンを描いた作品です。

趙行徳(佐藤浩市)は、科挙の最終試験受験のため首都・開封府にやってきました。試験問題は「西夏対策を述べよ」。結果は不合格。落ち込んでいた行徳は偶然、西夏出身の女(三田佳子)と出会います。これを切掛けに西夏とその国の文字に関心をもち、この国に向かうものの、途中で
 
西夏の傭兵の漢人部隊に捕獲されます。

部隊々長の朱王礼(西田敏行)は行徳の才能に注目し、書記に抜擢。

やがて西夏とウイグルとの戦闘のなかで、行徳はウイグル王女・ツルピア(中川安奈)と出会い、互いに惹かれます。その矢先、行徳は西夏の首都へ留学を命じられます。

留学期間が延び、やっと西夏に戻ると、皇太子李元昊(渡瀬恒彦)がツルピアと結婚する予定になっていました。結婚に本意でないツルピアは、婚礼の席で李元昊の刺殺をはかりますが失敗。城壁から身投げします。

李元昊に反感を募らせる朱王礼は、元昊の敦煌入城を機に反乱をおこし、壮絶な戦闘。大混乱に陥る敦煌の文化遺産を戦乱から守るため、行徳は書籍や経典を石窟寺院に運びだしますが・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新藤兼人監督「落葉樹」(配... | トップ | 周防正行監督「Shall we ダン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本・1980年~」カテゴリの最新記事