大ヒットした「銀座の恋の物語♪」をモチーフに山田信夫・熊井啓が脚本を書き、出来上がった作品です。昭和37-8年頃の銀座の街並み、雰囲気が偲ばれます。
伴次郎(石原裕次郎)は銀座で人力車のバイトで生活をたてながら画家を目指す青年。恋人・秋田久子(浅丘ルリ子)の肖像画作成に没頭。音楽家志望でジャズ喫茶のピアノひきの宮本修二(ジェリー藤尾)と同居しています。
久子は銀座高級洋装店「銀座屋」で働くお針子。二人は一緒につくった「銀座の恋の物語」を胸に秘め、互いに結婚を望んでいました。ところが、次郎が美術会社の就職を蹴ったことで久子は落胆。生活が成り立たないことを悲しみ、別れることを決意。
反省した次郎は久子のため就職の道を選びます。次郎は久子を連れて故郷の信州に住む母にあわせるために、新宿駅のホームで待ち合わせたものの、仕事が立て込んであわてて駅に向かった久子は車にはねられ、そのまま姿を消します。
次郎は働きながら絵を描続け、婦警の関口典子(江利チエミ)と久子を探します。
ある日、次郎は銀座のデパートのアナウンス係の女性の声が久子だと気づきます。しかし彼女は井沢涼子と名乗り、記憶喪失症になっていました。次郎は久子の記憶回復を願い、ふたりの記憶を呼びおこそうと懸命の努力を重ねますが・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます