シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

蔵原惟繕監督「銀座の恋の物語」(日活、1962年、93分)☆☆☆★

2022-12-24 20:06:23 | 日本・1960年~
大ヒットした「銀座の恋の物語♪」をモチーフに山田信夫・熊井啓が脚本を書き、出来上がった作品です。昭和37-8年頃の銀座の街並み、雰囲気が偲ばれます。

伴次郎(石原裕次郎)は銀座で人力車のバイトで生活をたてながら画家を目指す青年。恋人・秋田久子(浅丘ルリ子)の肖像画作成に没頭。音楽家志望でジャズ喫茶のピアノひきの宮本修二(ジェリー藤尾)と同居しています。

久子は銀座高級洋装店「銀座屋」で働くお針子。二人は一緒につくった「銀座の恋の物語」を胸に秘め、互いに結婚を望んでいました。ところが、次郎が美術会社の就職を蹴ったことで久子は落胆。生活が成り立たないことを悲しみ、別れることを決意。

反省した次郎は久子のため就職の道を選びます。次郎は久子を連れて故郷の信州に住む母にあわせるために、新宿駅のホームで待ち合わせたものの、仕事が立て込んであわてて駅に向かった久子は車にはねられ、そのまま姿を消します。

次郎は働きながら絵を描続け、婦警の関口典子(江利チエミ)と久子を探します。

ある日、次郎は銀座のデパートのアナウンス係の女性の声が久子だと気づきます。しかし彼女は井沢涼子と名乗り、記憶喪失症になっていました。次郎は久子の記憶回復を願い、ふたりの記憶を呼びおこそうと懸命の努力を重ねますが・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 斉藤武市郎監督「若い東京の... | トップ | 柳瀬観監督「花咲く乙女たち... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本・1960年~」カテゴリの最新記事