「音読」って、なんだろう?
音読は、ほとんどの英語の授業で取り入れられている活動です。
ですが、英語の音読がスラスラできる子はなかなかいません。それはなぜなのでしょうか。
音読とは、様々な要素が含まれた活動です。
例えば次のようなことができていなければ、音読はできません。
1. 文 . . . 本文を読む
アスペルガー症候群は、広汎性発達障害ですが
人によってもちろん程度や現れ方が違います。
特別支援教育では、広汎性発達障害の中でも
特にアスペルガー症候群が爆発的に増加しているため
今後、アスペルガー症候群こそが今日的な意味での
発達障害対策の中核群だろうと言われています。
子どもに限らず大人のアスペルガー症候群に関する本も多数出版されていますが
実際、 . . . 本文を読む
10月21日の講演内容のもう一つのポイントは、
「初期の英語学習者はディスレクシアと似た問題を抱えるでしょう」
ということでした。
ディスレクシアとは、先天性の障害ですから
日本人がディスレクシアとは言いません。
ですが、日本語という言語は、
モーラというかなり大きな音の単位を用いて読み書きをしています。
私たちの頭では、音を自然にモーラ化しています。 . . . 本文を読む
スピルバーグがLDを公表したことで、
ここ2週間ほどあちらこちらで取り上げられていますね。
東京新聞
「映画づくりで救われた スピルバーグ監督 学習障害を告白」http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012100402000239.html
J-CASTニュース
http://www. . . . 本文を読む
LDのある子に英語を教えようとしたときに、
例えばこんなことがありませんか。
聞いたアルファベットを書けない
音から意味カードが取れるのに、単語が読めないので単語カードが取れない
単語のつづりが覚えられない
単語もアルファベットも読めるのに書けない
なぜだろう?
どうしたらできるようになるんだろう、
といつも考えています。
一生懸命考えてや . . . 本文を読む
上野一彦先生(東京学芸大学名誉教授/日本LD学会理事長)の
大阪維新の会の発達障害に関する条例への意見です。
http://u-kaz.jugem.jp/?eid=20
ぜひご一読下さい。
発達障害や学習障碍は、
身体障害に比べると、目に見えない障害であるために
多くの誤解や無理解に晒されます。
少しかじった人でさえ、
& . . . 本文を読む
広汎性発達障碍(PDD)の生徒は、
頭が良くて理解力もあるのに、なぜか問題を理解せずに答えているようなことが
多々あります。
「なんで??」とこっちがずっこけてしまいそうな、ずれた答えを書いたり。
それは、問題文を読むときに、読んでいる問題文以外
(例えばそのヨコの行に書いてあることや挿絵など)に注意がそれてしまい、
今どれを読んだらよいのかわからなくなって . . . 本文を読む
学習障害(LD)の子はよく「馬鹿だから」と周りも自分も思い込んでいますが、
知的には年齢的な遅れがないから学習障害なのです。
それを、先生や保護者が知らないから、
子どもに対して「馬鹿扱い」「努力不足」というレッテルを貼るのがまず最初の問題です。
子どもは大人の価値観をそっくりそのまま信じますので、子どもが自分は馬鹿だと思っているとすればそれは、必ず誰か近くの人に馬鹿だと扱われ . . . 本文を読む
「読むのがしんどい」子がいたら、教科書を読み上げてくれるソフト、
DAISYを勧めてください。もちろん、英語もあります!
読み書き障がいがあるが聴覚理解の早い児童への配慮は当然のこととして、親や教師がしてやるべきです。
(前のブログでも書きましたが、子どもは大人の配慮がないことに対して
自分から文句はいいません)
「根性で読め!」じゃなくて、「ゆっくり . . . 本文を読む
ディスレクシアは、英語圏だけのことではありません。
日本にも、読み書きが困難なディスレクシアの人は多数存在しています。
でも、今でこそ「読み書き障害」とか「読み書き困難」という言葉が広まり、
生まれつき読み書きが弱い人がいることがわかってきましたが、
それまでは、理由がわからず「怠けている」「頭が悪い」と
教師や保護者に言われたり、自分でも自分は馬鹿なのかと思い、
一人悩み苦んでいたの . . . 本文を読む
アルファベット圏のディスレクシアは10%とも言われているため、
「あ、あなたもディスレクシア?」くらいに認識されているそうです。
(だからといって、彼らが苦労しないわけじゃないです)
読み書きの苦手分野にあわせて様々な指導法や指導ツールが生み出されてきています。
多感覚学習法は皆さんご存じ(あるいは聞いたことがある)でしょうが、
デイヴィス式のディスレクシアプログラムは、おそらく見たこと . . . 本文を読む
お正月明けから、
LDの学生が急に増えた1980年代から、2000年代までの
アメリカの論文を読み直しました。
まとまってませんが、頭に浮かぶことを書いてみます。
母国語に表れる弱さ・強さは外国語学習時に影響します。
特に母語習得に時間がかかった学生ほど
外国語学習で躓く可能性が高く、
母語は外国語習得における予測因子になるという結論です。
ディスレクシアの学生であれば、 . . . 本文を読む
忘れないうちにメモ。
視覚優位の子で、読みに困難のある子、
なかでも、「読んでいると、どこ読んでたのか意味がわからなくなっちゃう」子。
句読点など、「意味」がない文字の役割がわかっていない場合がある。
(↑米・ディスレクシア児童に関する報告より)
例えば、
きょうおかあさんとぼくは、ちかくのおみせにいって、たこやきをかってたべた。おいしかった。
という文章があるとする。
. . . 本文を読む
先日、「大阪のおばちゃんの会」という面白い名前の真剣な勉強会で、
「特別支援と子どもたち」というタイトルでお話しをさせて頂きました。
そのとき、発達障害の法律的な背景や、障害の種別、例などについても触れたのですが、
『おこだでませんように』という絵本を読んで、
その感想をおっしゃってくださった方が多かったので、ご紹介します。
『おこだでませんように』くすのきしげのり(著)
アマゾンの . . . 本文を読む
専門的な言葉が多くて、大変ですが、
言葉の使い方を間違えてはいけません。
学習障害とはとても大切な言葉なので、安易に使わないでくださいね。
学習障害(LD)には、定義が2つ存在します。
医学的な定義と、教育的な定義です。
医学的には、Learning Disorder とされ、アカデミックスキル(読み書き計算)障害のことです。
教育的には、Learning Disabilitiesとされ . . . 本文を読む