おせちにもデフレの波 単価1万~2万円台 少量・高品質志向に
12月12日15時36分配信 産経新聞
師走の声とともに、大阪の大手百貨店では正月の食卓を飾るおせち料理の販売がピークを迎えている。各店とも個数では前年並みか微増なのに比べ、売上高では苦戦が目立つ。景気低迷に伴う消費不振やデフレの影響から、低価格帯が伸びる半面、高額品が落ち込みつつあるのが主な理由だ。華やかな年の初めの食卓にも“デフレの波”が押し寄せている。(内田博文)
◆個数は増…
近鉄百貨店では昨年より予約開始を3週間前倒して、10月1日からおせちの受付を開始した。12月6日時点での受注は、個数ベースで前年同期比3%減と消費低迷下を反映した状況だが、金額ベースではさらに1ポイント悪化し、4%減となっている。「平均単価は2万1100円で前年より下がった」(同社)というように、景気を反映してか、1~2万円台の割安な商品が売れ行きの中心だという。
同様に高島屋も予約開始から1カ月半での売り上げは個数が3%伸びたものの、金額は1%増に留まった。足元ではほぼ前年並みとなったが「例年は高いものから売れる。今年はやや厳しい状況」(広報担当者)。大丸も、「個数は前年なみだが、売り上げは少し割り込んでいる。3~5万円の価格帯が苦戦」という。
◆終盤戦に期待
こうした傾向に拍車をかけているのが、少子高齢化に伴う“少量・高品質”志向の高まりだ。
大丸は1万円台のおせち料理の品ぞろえを昨年の62種から、今年は81種に約3割増やした。大半が1段おせちだが、京都・ホテルオークラの洋風おせち(1万2600円)が完売となった。同様に阪急阪神百貨店も、中心価格帯となる3~4万円を下回る2万5000円以下の品ぞろえを前年比15%増の82種に拡大するなど、顧客の低価格志向と少量・高品質のニーズへの対応を強めている。
「2人暮らしの高齢者世帯などの『おいしい物を少しだけ』というニーズに対応した」(エイチ・ツー・オーリテイリング)と説明するように、料亭や有名割烹(かつぽう)の1段おせち(1万500円~)には売り切れも相次いでいる。
百貨店関係者は「おせちを買う習慣がついた消費者は、継続的に買われるケースが多い。ただ、景気を反映して、質は落とさず量を減らして、節約しているのでは」と指摘しており、これからの終盤戦での回復に期待を寄せている。
という事ですが・・・
上の見解、正しい部分もあればちょっと違う部分もあります。
うちもそうなんだけど、1万円クラスのおせちを複数組み合わせてオリジナルのおせち重をつくる家庭も多くなったという事も挙げられるんです。
例えば1の重はなだ万で2の重は四川飯店みたいな。
お重毎に違うお店の味を楽しむというやり方。
おせちなんてものは高い買い物なので、1つの店の味を堪能するのもいいけど、1万円のお重で様々な店の競演というのも今時の考え方なんですね。
例えば京都の料亭と北陸の料亭ではおなじおせちでも味付けやら食材からして違う訳だし、子どもがいる家なんかは和、洋、中とお重毎に料理を変えるとか。
そういう家も増えている。いわゆるそのうちならではのオリジナルおせちが増えているんじゃないかと思います。
だから今回松坂屋がやっていたように同じサイズのお重に様々な料理屋が1万円~1万5千円位で作りこんだものを組み込んでいく・・・・
そういうお重が主流になっていくんじゃないかなあと思います。
ま、そんな感じですわ。
12月12日15時36分配信 産経新聞
師走の声とともに、大阪の大手百貨店では正月の食卓を飾るおせち料理の販売がピークを迎えている。各店とも個数では前年並みか微増なのに比べ、売上高では苦戦が目立つ。景気低迷に伴う消費不振やデフレの影響から、低価格帯が伸びる半面、高額品が落ち込みつつあるのが主な理由だ。華やかな年の初めの食卓にも“デフレの波”が押し寄せている。(内田博文)
◆個数は増…
近鉄百貨店では昨年より予約開始を3週間前倒して、10月1日からおせちの受付を開始した。12月6日時点での受注は、個数ベースで前年同期比3%減と消費低迷下を反映した状況だが、金額ベースではさらに1ポイント悪化し、4%減となっている。「平均単価は2万1100円で前年より下がった」(同社)というように、景気を反映してか、1~2万円台の割安な商品が売れ行きの中心だという。
同様に高島屋も予約開始から1カ月半での売り上げは個数が3%伸びたものの、金額は1%増に留まった。足元ではほぼ前年並みとなったが「例年は高いものから売れる。今年はやや厳しい状況」(広報担当者)。大丸も、「個数は前年なみだが、売り上げは少し割り込んでいる。3~5万円の価格帯が苦戦」という。
◆終盤戦に期待
こうした傾向に拍車をかけているのが、少子高齢化に伴う“少量・高品質”志向の高まりだ。
大丸は1万円台のおせち料理の品ぞろえを昨年の62種から、今年は81種に約3割増やした。大半が1段おせちだが、京都・ホテルオークラの洋風おせち(1万2600円)が完売となった。同様に阪急阪神百貨店も、中心価格帯となる3~4万円を下回る2万5000円以下の品ぞろえを前年比15%増の82種に拡大するなど、顧客の低価格志向と少量・高品質のニーズへの対応を強めている。
「2人暮らしの高齢者世帯などの『おいしい物を少しだけ』というニーズに対応した」(エイチ・ツー・オーリテイリング)と説明するように、料亭や有名割烹(かつぽう)の1段おせち(1万500円~)には売り切れも相次いでいる。
百貨店関係者は「おせちを買う習慣がついた消費者は、継続的に買われるケースが多い。ただ、景気を反映して、質は落とさず量を減らして、節約しているのでは」と指摘しており、これからの終盤戦での回復に期待を寄せている。
という事ですが・・・
上の見解、正しい部分もあればちょっと違う部分もあります。
うちもそうなんだけど、1万円クラスのおせちを複数組み合わせてオリジナルのおせち重をつくる家庭も多くなったという事も挙げられるんです。
例えば1の重はなだ万で2の重は四川飯店みたいな。
お重毎に違うお店の味を楽しむというやり方。
おせちなんてものは高い買い物なので、1つの店の味を堪能するのもいいけど、1万円のお重で様々な店の競演というのも今時の考え方なんですね。
例えば京都の料亭と北陸の料亭ではおなじおせちでも味付けやら食材からして違う訳だし、子どもがいる家なんかは和、洋、中とお重毎に料理を変えるとか。
そういう家も増えている。いわゆるそのうちならではのオリジナルおせちが増えているんじゃないかと思います。
だから今回松坂屋がやっていたように同じサイズのお重に様々な料理屋が1万円~1万5千円位で作りこんだものを組み込んでいく・・・・
そういうお重が主流になっていくんじゃないかなあと思います。
ま、そんな感じですわ。