久々のブログです。今回はブランクがあいた為
特別版として冬・春 合併と致します。
ちょっと長くなりますが我慢して下さい。
さて、『冬の風物詩』といえば、個人的には
【逆さ富士付きの紅富士】 です。
朝日に染まりなんとすばらしい景色でしょうか・・・
(液晶画面の方は富士山が赤く染まるまで傾けて
下さい)
もう1枚見て下さい。
なんてことはない昼間の写真ですが、よーく上の
写真と見比べて下さい。
・・・・・・そうなんです!!!
富士山の右側の影、湖面の波と逆さ富士
形は全く一緒です。時間帯が違うのに影が同じ
ということはありえません。
実はこれは【デジカメ】で下の昼間の撮影を行い
パソコンでデータ処理を行い紅富士にしたものです。
撮影時、RAWで撮影し、ソフトで現像時
【R:トーンカーブ】を少々ゆがめ紅富士にしたものです。
実際の日の出時のフィルムでの撮影は
撮影データ:PENTAX 645 75mmf2.8
F22 AE -1補正
コダック100VS PL
赤が出やすいようにフィルムはコダック100VSを使用し、
絞りを22まで絞り、-1補正をかけてもこの状態です。
これでは紅富士とは言えず通常はお蔵入り物です。
デジカメの怖さを感じます。
もう1つ、
我が家の近所の某大手生命保険会社の旧
本社にある巨大な桜と富士です。
ただ、ソメイヨシノの為【絵】としては難しいもの
です。
そこで、デジカメにより
ソメイヨシノ⇒八重桜
変更します。
(注:左下にある白い三角が富士山です)
いかがでしょうか?
変更の方法は、RAWでの現像時WB(ホワイトバランス)を
太陽光 ⇒ 昼間蛍光灯
に変更します。
果たしてこれでいいのでしょうか?
写真とはその名の通り『真実を写す』と思っていました。
又、撮影時全てを考慮しカメラを操作することに神経を
使っていたものが、デジカメでは
①ピントを外さない
②画角をしっかりと決める
だけで、露出、色等はいかようにも後で変更可能です。
時代の流れなのでしょうか?疑問を感じます。
メリットは色々あります。
フィルム、現像代が昨年より毎年値上げ、今年から
プリント代も値上げ、写真屋さんも廃業が増えている
現状です。デジカメで、デジカメプリントを行うと、フィルム
のプリントに比べ約1/3、又、デジカメ用新型レンズでは
フィルム用旧型レンズに比べ絞りを絞らなくても解像度
が高く1眼レフタイプであれば全紙(457mm×560mm)
まで伸ばしても問題なし。フィルムでは中判用フィルムを
使用する必要がありました。
今、自分が考える『写真道』とは、
《一期一会のすばらしい景色を見た時その存在の
証明の為、又、愛機とすばらしい時を一緒に居た
証明の為撮影する事》
と思っています。
さて次に、先日ぽかぽか陽気で富士山も見えており御殿場
の外れの自衛隊の演習地(日曜日は入ってもいい場所)に
行った所、戦車がやって来ました。隊長さんに『写真とっても
いいですか?国家機密に抵触しませんか?』と聞いた所
『古い戦車で地方の隊員の訓練だからいいよ』との事で下の
写真をデジカメで撮り、某全国チェーンのカメラ屋でやってい
るデジカメプリント全紙半額(1050円)セールで全紙に伸ば
した物です。(今度の写真展に出す予定です)
これはフィルムカメラでは難しい!!
デジカメでは手ぶれ防止を最大活用し戦車の
回りを歩き回り撮ったものです。
しばらくは、両方を使いながら様子を見ようと思っています。