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Islander's diary ~離島ライフ~

隠岐諸島最南端に位置する知夫里島の自然と、日々の何気ない出来事を書き留める。時間が止まってるような、止まってないような…

その時がくれば

2008-12-21 13:57:24 | LIFE
ローズマリーのモーツァルトブルーという品種です。
濃い青色の花びら、の文句に惹かれてネットで購入して今年で4年目。
やっと花らしい花が咲きました。

↓こちらが親戚のおばあさんに株分けしてもらった別種のローズマリーです。
色の違いが分かると思います。



モーツァルトブルーは植えつけた最初の年は蕾も付かず、
2年目にやっと花が2つ、3年目は4つ5つって程度で、
正直、苗が不良品だったかもって疑ってたのですが、
枯れずにいるので処分するのも可哀想。
そのまま変わらずに管理してたんです。

そしたら4年目の今秋になってやっと、観賞できるだけの数の花が咲きひと安心。
おめでとうと心の中でお祝いの言葉をつぶやきました。


すぐには結果が出ないこともある。
…っていうかそういう事の方が多いでしょう。

ひたすら待つだけの時間が続いて我慢もしなきゃいけないでしょう。
そしてそれでも成功は一瞬かもしれません。
もしかしたら耐えるだけ耐えてそれで終わりかもしれません。
何か残るかもしれないし何も残らないかもしれません。

でも判断は本当の最後の時でいいと思います。
その時がくればすべての結果が出る。

それまでの出来事を全部ひっくるめて包み込んで『成果』としたいと思います。





蓬(よもぎ)に思う

2008-12-17 11:18:41 | LIFE
なにを撮ってんだ?と言われそうですが、
蓬(よもぎ)です。
蓬餅の材料であるし、天ぷらにすることもあるし、
子供の頃は転んで擦りむくと、この葉をすり潰して止血に使ったり。
大人は枯れて乾いた葉を揉み解し繊維だけにして、お灸にしてました。

今の時期の蓬はこんな姿です。
もうすぐ朽ちてしまいそうな親株の根本に子株が現れています。
これって人間の世代交代と同じですよね。
生命をまっとうするまで雨風を受けてボロボロになって子株の盾になる親株。
人間のあるべき姿です。
でもそうではない家族があることもあります。
まだ子供が幼い時に親を失くしたり、逆に親の盾にならなきゃいけなかったりetc

生き物の構造や生き方が複雑化すればそれだけ、当たり前で自然なことがそうでなくなって来るんですよね。

そんな世界に自分はいるんだな~とか。

あー、なんだか、とりとめも無くなって来ました…
なんでいちいちそんなこと考えるのって言われそうですけど
考えてしまうものはしょーがない!
そんな風に生まれて育ったもん。

もうとことんまで考える。嫌になるまで。





使うということ

2008-11-18 14:44:43 | LIFE
今回の焼成で、完成はしたものの商品にならなかったお皿たちです。

釉薬のかかりが悪かったり、高台(裏側)の形があまりにもバランス悪かったり、
手にした時、重すぎて違和感があったり。

よくTVなんかで、陶芸作家さんが、失敗作を惜しげなく割っていく様子を
どなたでも一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか?

1回に焼く数が少ない→ボツ作も少ない、という理由もありますが
私は割って捨てることはありません。

安価にして売れるものは売り、または自分で使います。
タダでもあげられないくらい出来の悪いものも、作業部屋の片隅においておきます。
甘い、と自分でも思いますが、出来の良し悪しは私の腕次第で決定される事であり、
作られた陶器たちのせいではないからです。
そして、良くても悪くても、私の作陶生活の流れの一部だと思うからです。
そういう意味では良いものも悪いものも、存在価値は同じ。

それに、物資や資源の極端に少ない小さな離島で生活していると、
物を大事に使う、使い切るまで使う、という習慣が嫌でも身につきます。

捨てるしかない、と思うものでも、どこからか「譲って欲しい」と声がかかります。

納得がいかない作品に安い値段をつけることに最初は抵抗があったけど、
今はそれでいいんだと思うようになりました。
これが島の生活で、私もここに住んでいる。

環境なりの、作陶生活です。


日の入り17:04

2008-11-11 21:46:58 | LIFE
かーなーり、日が短くなりましたね~

さっきローカルの天気予報見たら、明日の日の入り、夕方5時4分ですよ。

作陶作業終わったら、買い物行ってその後メリーとウォーキングしなきゃ、なんですが
5時過ぎてから出発したらもうずっと真っ暗だから、四時台に出るようにしてるけど、
道程の半分過ぎたらやっぱりもう、夜道。

復路、トンネルの照明が見えたらあと10分で着くなあって思いながら。


暗い道の中の光って、暖かく心強いですね。
でも当然、生活感はなくて人工的で、なんだか別次元を通り抜けてる感じがする。
昼は入るのを躊躇う暗さなのに、日が落ちてからはどの場所よりも明るく輝いて
犬の毛も私もオレンジ色になる。不思議な空間。

これも冬の足音ってやつかな。

環境 対応 順応

2008-10-06 14:07:31 | LIFE
昨夜、銀歯が取れてしまって、痛みで眠れず、
鎮痛剤も効かなくて、ほぼ一睡もせず朝を迎えました。
車飛ばして歯科診療所へいったら、臨時で今週いっぱい休診

えええ~~~っこの痛みだけは我慢できないよ~~~

他の島へ行くしかない!と家に帰って内航船の時刻表見たら
8分後に出港の便が
電話帳をつかみ車に乗り込み エンジンかけてからお隣の島、海士町の診療所に電話。
診てもらえるとのことなので港へGO
間に合いました。

急だったのに快く受け入れて下さいました。
私的には痛み対策だけして貰って、あとは来週から知夫の診療所で続きを・・・って
形になるのかなと思っていましたが(素人考え)
化膿していたりと、予想より状態が複雑だったのでこのまま海士町の診療所で
治療ということになりました。

もしかしてここ2,3日の左肩の強い懲りは、この歯のせいだったのか…

船に乗るから移動が大げさに見えるかな?
30分以内の移動なら御の字としなければ。

帰りの内航船まで時間があったので、
お昼は海士町菱浦港の「キンニャモニャセンター」で、シーフードハンバーグ食べました。
お肉にイカゲソが入ってました。
さすがイカ、量は多くなくてもその風味はばっちり存在感が。



今週中に一度また治療に行きます。
絵付け等、時間配分的にかなり厳しいですが、今ある環境と条件でやっていくしかありません。

なんくるないさ~(何で沖縄言葉…)

10月になっちゃった

2008-10-01 07:51:46 | LIFE
おはようございます

数日ぶりに朝の散歩に行って来ました。
随分と空気が冷たくなりましたね。
今年もあと3ヶ月、秋も深まるわけですわ。
紅葉もちらほら始まってますし

半袖だけだと足りない気がします。
先週から羽毛布団で寝ています。

夏の間使ってた肌布団をベランダに干していたら
下にいたメリーの上に落ちてしまいました。
ビックリしただろうな

しばらくもぞもぞやってましたが脱出成功したところを写メりました。

彼女用にも、すこし厚めの布団を用意してあげなきゃいけません。


思い出

2008-09-01 22:18:09 | LIFE
名は忘れましたが、すずらんに似た花です。

小学校3年生の時、この花がとても綺麗でかわいいと思った私は、
当時担任だった先生に、この花を持って来て見せてあげると言いました。

けれどその日の下校時、いつもの場所にあった花は枯れてしまっていて、
他の場所にも見つけることが出来ませんでした。

持って行くと約束(一方的な約束でしたが)したのに、
持って行かなかったら先生の信用を失う...
子供心に悩んだ私は、夜、自宅でこの花の絵を描いて
翌日学校に持って行きました。

花は無かったから絵を描いてきたと画用紙を差し出すと、
先生は、それまで私が見たこともなかったような、
満面の笑顔でありがとうと言ってくれました。

女性でしたが、厳しい先生で、怒る時はしっかり怒るってタイプの先生だったので、
気の小さい私は正直、ちょっと苦手だったんですけれども、
その瞬間の先生の喜んでいる顔を見て、
あれ?!って思った記憶があったんです。
何度も何度も、ありがとうって言ってくれました。


毎年この薄紫のすずらんに似た花を見ると、その場面がよみがえります。
それは微笑ましいエピソードなのだけど、
何十年経っても同じシーンが浮かび上がってくることに、
少しの不安と淋しさのようなものを感じるのも事実です。

この花についての私の記憶は、これだけなのかな…とか、
いつまでこの繰り返しは続くのかな…とか。

どれだけ時間が経っても、年齢をいくつ重ねても、
花を見たとたん、その時代に引き戻されてしまうのです。
…前に進みたいと思っているのに。

そして、その同時期に経験した、決して良かったとは思えない出来事も
まざまざとよみがえって来るのです。

良い思い出があっても、それを塗り潰してしまえるような
もっと良い思い出を作りたい、と思うのは、間違っているでしょうか。
贅沢でしょうか。

消せないもの、消えないものを積み重ねるということは
当たり前のようでいて実は大変な作業だと思うのです。

想定の範囲外

2008-03-30 18:40:57 | LIFE
突然起こった出来事に対処行動するのが苦手です。

頭の中に描いていたおおよその計画に、
外から新たな仕事や条件が入ると、ちょっとしたパニックになってしまいます。
情けない~

例えば今日みたいな天候。
天気予報では、午前中曇りで午後から雨だから、
お昼までに最終の施釉をして、午後は窯詰めをしてって自分の中では決定してるのに、
実際は朝から雨で、外で釉薬をかけることが出来ない…

仕方が無いことだけど、ド~ンと落ち込むんですよね
落ち込んだところで、天気は変わらないのに。
図太さが足りないな。
布団や枕が変わると眠れないし…

でも想定の範囲外って、悪いことばっかりでもない。
いつもの散歩道に、誰が植えたわけでもないのに、ムスカリが咲いていた。
去年まではなかったのに…
これから年を経るごとに、どんどん増えて行くんじゃないかな
まあホントちょっとしたことですけれど、
こういう嬉しいハプニングもあるから、
何が起きても、自分の受取り方をどうにかするしかないなと思ったりします。

明日から3月

2008-02-29 20:03:09 | LIFE
まだ雪の日もあるようですが、ようやく春の兆しが現れたような気がします
黄砂も来たし、春一番とも思える風も吹いたし。

数日前に帰省してきた弟夫婦にも、島の春の味である
刺身ワカメ、芽かぶ、ふきのとうの天ぷらなどをふるまいましたが
どれも美味しいとよろこんで食べてくれました

私には・・・お土産のミスドがメチャ嬉しかった~
ちょうど最近ミスド食べたい気がしてて、本当に
米子で買ってきてって頼もうかと思ったりしたんだけど、
荷物も重いだろうしチマチマしたもの持たせたら悪いかと、あきらめたんです。
でもなんかビビッっと発信して受信してくれたんでしょうかね~
しかもネットで見て気になってたお風呂の枕まで

素晴らし~~~


明日は海士のソーイングショップのイベントに行ってきます。
ハンドメイドのバッグやエプロンドレスなどGET出来たらいいなと思ってます。
レポもここでしますね。


私も次の個展に向けて作陶スピードUPしなければ

憧れ

2008-02-19 07:45:50 | LIFE
あまりにも天気の悪い日が続くので
目の保養に、新婚旅行で撮ったバリ島の写真をUPします。
宿泊先のホテルのプールです。

とにかくバリ島のホテルの中でも、敷地の広いホテルでしたので、
プールも大きかった
空がちょっと暗い感じですが、デジカメの“クセ”だと思われます。

オプションでウブト地区を巡り、絵画の製作所へ行ったり、
アタ製品販売店に行ったり。
専属ガイドさん付きだったので快適でした。

他にも、バティック染め体験とかバリ舞踊&ガムラン体験ツアーがあって
ぜひともやってみたいと思ってたのですが
夫がプールサイドでゴロゴロしたいと外出を拒み…
人生で初めてのプールだったらしくて
ビールを飲んでは寝、ピザを食べては寝、気が向いたら泳ぐ、
と思い切りリゾートを楽しんでおりました

ああ~、また行きたいなぁ
次行ったら、バティックとガムランやってみたい