Islander's diary ~離島ライフ~

隠岐諸島最南端に位置する知夫里島の自然と、日々の何気ない出来事を書き留める。時間が止まってるような、止まってないような…

明日は祭

2014-07-26 08:57:15 | その他


明日は2年に一度の夏祭。
天佐志比古命神社例大祭です。

私、この年齢にして、巫女舞に挑戦しております

私なぞが舞っても神様が降りて来て下さるかどうか分かりませんが、
ベストを尽くしたいと思います。

明日午前中はフランスの友人を出迎え(8年ぶりの再会…はたして言葉通じるのか
午後から舞台設置、夜に本番の神楽奉納と大忙しです。

今日はのんびり体力貯めておこう…

海開き

2014-07-23 15:28:06 | うちのごはん
先週末の連休に海開き
初日の土曜日はフェリーから100人くらいのお客さんが降りて来て、
いったい知夫のどこにこれだけのお客さんをお泊め出来るのかと、島の人間同士で頭をひねりました…



で、私も最終日、行って来ましたよ~素潜り。
今年は水中レギンスも装着して、(日焼け対策と言うよりはチクチク刺してくる魚や海藻対策ですけども、)
夫と2人船でブーンと。



たまには洋風でと思いまして、サザエでブルスケッタ作りました。
イタリアンですね。

まあ、美味しいと言えば美味しいんですが…
サザエは茹でて、炒めて、さらにマリネしてありますけども、
ガーリックの力もあってサザエの風味が消えすぎた感も…

生臭みがなくなって、いいっちゃ良いんだけど、ちょっと物足りないかも

バター使ってエスカルゴ風な味でバルサミコと和えたらどうかな?とか、色々改良の余地ありです

知られざる知夫の歴史を歩く・探る その2

2014-07-20 15:31:22 | 知夫里島ジオ
仁夫地区の小高い場所にある石の唐櫃(からと)古墳です。
集落から離れた、見晴らしの良い場所に、
わざわざ大きな岩石を運んで積み上げて作ったお墓。
つまりこのあたりで一番地位の高かった人、首長、王様のような立場の人のお墓ということです。





南側が入り口で、ご遺体の頭も南側に置かれたそうです。
天井も岩で蓋がしてあり、全体は土で覆われていました。
島根の出雲地方では、四角く盛り上げた古墳だそうですが、
隠岐で見つかっているのは円墳ということです。

この仁夫の古墳はどうだったのでしょう?
おそらくは他の隠岐地区と同じ円墳だったのでしょうが、
影響を受けているはずの出雲と形が違うのも不思議ですね。



そして、『古海の横穴墓まわりみたいに、ここにも土器あるんじゃない?』なんて
参加者が冗談半分に言ってたら、
ほんとにあった!

古代センターの先生も驚いて、観察したところ
どうも須恵器(古墳時代から平安時代まで作られていた土器)のようだということです。

あ、そうそう。似たような古墳が赤壁近くにもあります。
少なくとも古代の知夫には、2人の首長が居たことになります。



その後会場の役場に帰って、同じ仁夫地区の高津久横穴墓から出土した装飾品を見せてもらいました。
この横穴墓発見のことは当時小学生だった私もかすかな記憶があります。
勾玉は出雲玉湯町産とのことですが、注目は中央のガラス玉。
着色に使われている鉱物は日本には無かったもので、中国産であることがわかっているそうです。

本土を経由して渡ってきた可能性が高いですが…真相は知る由もありませんね。



そして耳環。今で言うところのピアスですね。
横穴墓が一般庶民のお墓であることは説明させていただきましたが、
もともと、装飾品は位の高い人しか身に付けなかったのが、
仏教の伝来によって、農民も経済力をもつようになり、アクセサリーもつけるようになったんだそうです。
このあたりはこれ以上の詳しい解説はありませんでしたが…
丸木舟を漕いで、仏教を隠岐諸島まで伝えに来た人がいたんですね~
宗教ってスゴイ…


今回の勉強会はここまで。
次回は他の遺跡を廻ります。
実は薄毛地区にある私の実家のすぐそばからも、20数年前に横穴墓が発見されました。
もう今はふさがれてしまって現存してはいませんが…

古代の、たぶん私達のご先祖様にあたる人々の暮らしを、少しずつ解明して行けたらと思います。
知夫の遺跡、ガラス玉のように、他ではなかなか見つからないものがいくつかあるようですよ。


知られざる知夫の歴史を歩く・探る その1

2014-07-13 15:29:02 | 知夫里島ジオ
昨日、島根県古代文化センターの主催で知夫の古墳探索ツアーが開催されました!

現在、知夫里島では、古墳が2ヶ所、横穴墓4ヶ所、遺跡2ヶ所が確認されてます。
古墳も横穴墓もいわゆるお墓ですが、埋葬されている人の身分によって、
古墳か横穴墓かが決まるようです。
古墳は地位の高い人、横穴墓は一般庶民ということです。

今回はまず、古海地区の『宮の影横穴墓』に行ってきました。



海から10メートルも離れていないところにこの横穴墓はあります。
1300~1400年前の知夫の人のお墓です。
ひとつの穴がひとつの家族のお墓、この中でお葬式もしていたんだそうです。
その頃の土器に、動物の油脂の痕跡があるそうで、この穴のなかでも油脂を燃やして明かりをとっていたらしいです。



比較的やわらかい岩を掘ってあります。
今回は特別に中に入ってみることができました。





天井の写真です。のみのような道具で彫ったあとがあります。
わかりにくいけど、写真の下半分、縦に筋状に跡がついてますね。


それからこの横穴墓周辺で、土器や黒曜石を見つけられるとのことで、
参加者全員でさがしたところ、



5分とたたないうちに土器の破片が見つかり、



黒曜石もあり、



ものの15分ほどで、これだけの数の破片と黒曜石のカケラがあつまったのでした!

もちろん前もって古代文化センターの先生方が仕込んだわけではありません。
先生方も驚きの発見率でした!

思いのほかの成果に皆盛り上がり、良い雰囲気で次の探索へ。
仁夫地区の『石の唐櫃(からと)古墳』へ向かいます。

"古墳”ですから、当時の知夫の、地位の高い人のお墓ですね。



つづく。


パンとワインとサッカー

2014-07-10 14:02:45 | うちのごはん


カフェオレパンにホイップクリームはさみました
もう気温が30度くらいだし、しぼってる際中にもクリーム溶けて来て大変

夏作るには向かないパンかな…
ていうか、パン焼く時間があるなら陶器焼いたらって話…



そしてこの連日の暑さにより、サングリア飲みたくなって仕込み。
今回は珍しくキウイと桃缶入れてみました。



どんな味になるかな~楽しみ



そして最後に熱い男ロッベン❗️
あなたどんだけ動くの?不死身か?ってテレビに向かって言っちゃいました。
日本が敗退してからはロッベン注目してたけどなぁ…
でも本当白熱した、いつまででも見ていたい素晴らしいゲームでした。



嵐の前の

2014-07-08 14:56:18 | 陶芸


暑いです
良い天気…洗濯物もよく乾くし、まさに嵐の前の静けさ。
こちらは明日の午後から影響ありそうです。
船も止まるだろうし、牛乳買っとかないと。

今日は、島唯一のホテル、ホテル知夫の里さんに納品に行って来ました。
5月の終わりのサクラの木シリーズのティーカップと、ワイングラスそれから、



知夫里島マグと貝のモチーフのフラワーベース。

大きいものは遠方に持って帰るのには向かないかもしれませんが、
せっかく綺麗な海を眺められるホテルに泊まられるのですから、
それらしい海っぽい陶器もディスプレイさせてもらおうと。

もしホテル知夫の里に立ち寄られましたら、ちょっと覗いてみて下さいね

飲んで作って食べて

2014-07-01 09:16:56 | うちのごはん

丸木舟到着の記事載せたかったのですが、予告された到着時刻より30分は早く知夫港に着いたそうで、
20分前に現場に行った私は、ゴール瞬間に間に合わず
お疲れ様でしたようこそ!の感動場面は見れず写真も取れずで、
楽しみにしてたのにな~…なにも出来ませんでした。



さて最近30代若者2人に一緒にワイン飲みませんかと誘われて、
私と夫は二つ返事でご相伴にあずかったわけです。
2人とも料理の世界の人で、1人は料理人、1人はServerというのか、給仕?というのか、
とにかくツープラトンで料理とワインをいいタイミングで出して来るんですわ…

上は鯛の炙り刺身。造ってるうちに楽しくなって花まで飾っちゃいました~って。

他にも青魚の葡萄ソースとか、チーズをカリカリに焼いたガレットとか、なかなか知夫では食べられない物を次々出してもらって、
ギャルソンの彼も、最初の泡ワインから始まって、次はロゼにしますか、ボルドーの白でいいですか、これはピノノワールですとか至れり尽くせりで、

居心地良すぎて帰れない~

でも旦那と2人で夜中3キロ歩いて帰りましたけども。

御馳走さまさまでした



でもって私も彼らの影響受けたのか、もう少し工夫してみようと思って、
ヒラマサをソテーして、醤油ベースの粒マスタードソースで食べてみました。
うーん、有りだけど、ワサビの方がイイかも…?



そして白パンも再挑戦して、成形に気を付けて作ってみました。
前回よりは らしく なりました。

相変わらず忙しい、目まぐるしい毎日ですが、頑張って遊ぶこともしてます(あーへんな日本語

今日から7月で、つまり今年の半分終わったって事です。
こんな風に夏もあっと言う間に駆け抜けていくんだろうな~