スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

「チャーリーとチョコレート工場」

2005-09-12 | 映画
chocolate

ティム・バートン監督が、ロアルド・ダールの児童小説「チョコレート工場の秘密」を、盟友ダニー・エルフマンの音楽による歌と踊り満載で映画化。
ジョニー・デップ扮する怪しいチョコレート工場主ウィリー・ウォンカが、黄金のチケット入りのチョコレートを買った子供5人を工場見学にご招待。貧しいが純真な少年チャーリーはじめチケットを手に入れた5人の少年少女たちは、チョコレート工場に招かれて奇妙な体験をしていく。

これはおもしろい、楽しい。
まるで、ディズニーランドに行っているようなワクワク感が味わえる。
物語自体は、子供向けの本が原作だけあって、単純なんだけど、ティム・バートンの作り出したチョコレート工場内の世界観がすごい。
目がチカチカするほどの原色を使ったサイケなデザイン、ダニー・エルフマンの様々なバリエーションの音楽、みんな同じおかしな顔のウンパ・ルンパ。これらすべての要素が融合しあってこそ、これだけすごい映像が作り出せるのだろう。
それに、もう一つなくてはならないのが、ウィリー・ウォンカのキャラクター。監督がティム・バートンということもあってか、ジョニー・デップがなかなかはじけた名(迷?)演技を見せてくれます。

題名こそ、チャーリーとチョコレート工場になっていますが、この映画の本当の主役はウィリー・ウォンカなのです。幼少時代の彼と、厳格な歯科医師の父親との間にある大きな溝。
チャーリーに家族の大切さを教えられることによって、ウォンカは今まで踏み出せなかった一歩を踏み出すことができたのですね。
物語の根底に流れるテーマとしては、監督の前作「ビッグ・フィッシュ」に通じるものがあります。

監督のティム・バートンには「猿の惑星」や「スリーピー・ホロウ」といった作品よりも、このようなファンタジックな作品をこれからも撮りつづけてほしいと思います。

コメント
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