対照的な朝の旅立ち

　　　

東の山の上の朝、雲がないとき　雲があるとき　雲に覆われている日と朝日は毎日違った顔を見せてくれる。

朝日が顔を出さないとき大瀬山の目の前はガスった風景。そこへ主役のハチクマの群れ、これぞ墨絵の世界、ここでの風景。

ここでの魅力ある風景はまだある。茜色に染まる朝、だがその中に群れが舞うシーンを期待するが滅多にない。だが頭上では青い空の中雲が茜色に染まり群れが舞う。これも絵になり感動を覚える。刻々と変わり消えていく風景であるが大瀬山の展望台でハチクマの群れを待つ皆さんもこの二つの世界を楽しんでいるのであろう。

９月２４日１５時台に撮影した幼鳥は眉斑が白く太く同じ顔に見え
体の模様が少しづつ違って見える３個体。



９月２４日　15：00



９月２４日　15：00



９月２４日　15：52



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朝のハヤブサ 午後のハチクマ

　　　

デジブックは
ここ大瀬山では何時でもハヤブサペアーが姿を見せる。単独で現れた時は即座に雄雌の判断はできないがハヤブサを愛し知り尽くしている香川１　広島１この二人がそばにいて教えを乞う。それにハヤブサを私が撮っても足元に及ばないのでただ目で追うが、間違ってレンズを向けてしまった。
６時５０分朝の空の中、ハヤブサペアーの中へハヤブサ若鳥侵入（若鳥？幼鳥？お伺いを立てなくては）。

ごご１５時０５分　ちょっと苦しい遠い距離であったがとりあえずシャッターを切りまくった。地のカラスがハチクマ幼鳥をいじめに追いに追いかけていたが最後にハチクマが木の茂みの中。カラス自身も疲れたのか山の斜面へ消えて行った。

下の画像は同じ雌個体でも光の角度によって虹彩の色の違いを並べてみた。
鮮やかな黄色に見えたり赤っぽく見えたり濃い黄色に見えたり
写真が小さいからわかりにくいかも











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有明の月の下でハチクマが舞う

　　　

デジブックに並べた有明の月は　　
９月２６日と２７日　同じ時間帯の７時前、朝月とハチクマ　朝月とハチクマの群れ、今シーズンは二日もチャンスがありラッキーであった。毎シーズン月とハチクマが重なるのを期待するがほとんどが有明の月から離れた左側の方を渡って行く。今シーズンのようなことは滅多にない。



おぼろ雲のなか太陽とハチクマの群れ





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大瀬山に集う人たち

　　　

山形から都会人のような品のある姉妹、以前の福江市のホテル泊で早朝レンタカーで大瀬山へ。昨年と二年連続でタカの渡りを堪能されているお二人。双眼鏡で鳥をとらえては私どもにお知らせしてくれる熱心さ。女性にはお歳を聞くのは失礼かと思ったが気になり尋ねたら７３才驚きだーーー車の運転は何時もマニアル、レンタカーはオートマで運転しにくいとフタバマーク付き。歳を重ねてもこうでなくては　のお手本。私も元気をもらっている。

東京から若い若い姉妹、お姉ちゃんの方は俳句なのか短歌なのか詩をたしなんでいるとか。タカはいなくてもここ大瀬山に立っているだけで最高の気分とか。東シナ海の風を受けながらきっと素敵な詩が生まれていることでしょう。
妹君はプロミナを覗く都会バーダースタイル。大瀬山は殆ど双眼鏡か肉眼、でも後半の寂しいときにおいでになった。ハチクマの数の多さ近距離とここでの渡りの醍醐味を見てもらいたかったのになー今度おいでの時は双眼鏡だけで結構です。

もう６シーズン連続かなー、前から見ても男前、後ろからでも男前遠くから見ても男前のピンクのTシャツを着た関西人。ハチクマの素早い動きに反応、凄い写真を撮る名カメラマンであるが食事も風呂も動きが早い早い。源泉温泉風呂なのに毎回もう出てきたのかと呆れる速さ、カラスの行水？いやーハイタカの水浴びじゃー。男前のピンクのTシャツ今年はローズピンクより薄くなっていて目立たない。来年はピンクが目立つのを新調してくるかも。

古い付き合いの私と同年？５７才香川県人。顔はいつも日焼けして鼻ひげいや失礼白い口髭が焼けた顔にお似合いでダンディー。孫に取り囲まれたおじじであるが家族に５匹のワンちゃんも。１０匹もいたことがあると言う。子犬が捨てられていたら車に乗せすぐ、家族の一員そりゃーすぐ増えるわー。ここまでは普通の話、チョット違うのは新人のワンちゃんを地面に腹を見せて寝かせこの犬の腹に噛みつく。犬かと思って聞き直すとわしじゃー。ここに来たからにはボスはわしじゃーを教えておくと後は楽だと。
テレビの映像でオオカミなど群れの生活の一場面を見ているが人間がやるかー立派立派。
私とは１８も違うが優しいボス、だがコーヒー、タバコが無くては生きていけない弱点もある。

人生いろいろまだ紹介したい人はいるがまずはこれまで。

デジブックは大瀬山から見下ろす玉之浦トンネルの左側の谷に夕方塒に集まってきた７個体。



我が家の愛車をいれての　鬼岳





バーダーカメラマンでなくても素人が撮れる近距離
地元新聞９月１１日


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大瀬山一週間の観察日記

　　　
大瀬山は9月22日昼から9月29日朝まで滞在。

「終わり良ければすべてよし」の逆の諺はないかと探すが直ぐには出てこない。
9月27日快晴　風も弱く期待大であったが肉眼では見えない双眼鏡でも見つけにくい。北側の海上遥か遠く、出口、井上氏の世界でカメラマンたちはお暇のお暇。後半も雲一つない何処までも青い空の中で小さな群れが現れるが高い位置で見つけにくい。数も少なくなぜか明日も期待薄の勘。

特に28日午前中はハチクマの姿なし23シーズンの中で初めての最悪の最悪日。2011年7月29日と2012年7月30日のハチクマスタジオの最終日一度も姿を見せなかったこととなぜかダブってしまった。

29日朝日は顔を出さずハチクマはポツンポツンと曇り空の中で影絵ばかり。それに雨が降り出し9時半までの予定が一時間も早く大瀬山を後にした。今シーズン最後の最後が涙雨。
次回につづく。



夜明けからの旅立ち　大瀬山の渡りの特徴の一つ







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