白と黒と鳥 三番バッター ダイゼン。
大授搦では一年中見られるダイゼン、大きさはハトぐらいで大形のチドリ。
ダイゼンの和名は「大膳」辞書によると天皇の食事の支度をする「大膳職」で美味しい肉の鳥をよく使われたから「大膳」とある。干潟でゴカイ類を捕食、これが肉が膳に乗るほど美味しいと言われたのだろう。佐賀は焼き鳥が美味しい。大授搦へ行けば必ずなじみの焼き鳥やへ行き美味しくいただいているが、まさかダイゼンの肉カモカモ、そーんなことはまずありえんじゃろうー。
ダイゼンも生まれて一年目繁殖能力がないため越冬地のここ大授搦にとどまり次の春を待つ。夏羽の白黒はシギ・チドリの大きな混群の中でも特に目立つし、この数は瀬戸沿岸部では見ることはできない美しさがあり毎春楽しみにしている。
捕食行動は潮が引いた広い干潟にポツンと一羽。歩いては立ち止まり
また歩いては立ち止まりゴカイの気配を探している。他のダイゼンが
近づくとわしの周りに近づくなと追い払う。
ゴカイの頭をつかまえると途中で切れないようゆっくりゆっくり泥から
引き出していく。こんな光景をよく目にする。
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