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鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

ハイイロチュウヒ雄

2023-03-18 10:16:03 | 鳥撮る

今シーズン山口のマイフィールドでは、ハイイロチュウヒ雌4個体、塒に帰ってきていたが、雄は1羽も現れなかった。山陰斐伊川河口周辺では、雄が越冬していたことは知っていたが、別のテーマがあり目的があったので気のもしていなかった。

2018年「枯野の猛禽ハイイロチュウヒ」写真集を自費出版した。雄の幼鳥、二年目、三年目、成鳥と越冬での成長過程と雌も同じようにまとめ、写真150点と90ページにした写真集。30シーズン見てきたので、ここでは無視していた。

冬の今シーズン最後の15日、バーダーは誰もいない中、朝の斜光を浴びてハイイロチュウヒ雄、思いがけなくであった。警戒もしていなく、ゆっくりと自然体で飛び出して車の前を横切って行った。斜光の中で白い個体が溶け込んで、これだという画像は撮れなかったがあえて、ラッキーだった。

この個体の尾羽の内弁に横帯が6本、次列風切りにも横帯が数本残っている。後頭には褐色も少し見られるが、胸には小斑は消えていて、三年目が過ぎた個体なのだろうか。

 


シベリアジュリン夏羽

2023-03-10 09:38:33 | 鳥撮る

白黒に変身した夏羽、初めて見たのは 2010年2月14日。もう一度夏羽をゲットしたいと二度出かけた。前回のブログ、オオジュリンの群れの中に黒くなったシベリアジュリン1羽を見、混群にもなるのかと初めて知ったが、シベリアジュリンは草木の種子やくも類が主食。オオジュリンは葦の茎を嘴で割って中にいる虫、卵を食べることでシベリアジュリンのように地上に降りての採食はしないみたい。

この度のシベリアジュリンは40~50メートルの先、草むらの上に出てくるのを待っている。全長14センチ翼開長約17センチあり、せめて30メートル以内なら撮影しやすいのに。それに枯草の先端に止まり、飛び立ちの一瞬は、左右真下にとまちまち、それに枯草の中を飛翔。なかなか飛翔シーンのチャンスは無かった。

20羽前後の群れが居る草むらの上空を、チュウヒが飛び、ハイイロチュウヒ雄が何度か横切って行ったが、初夏のような強い日差しも、絵にはならない。二日間と三日間粘って何とか収集。2010年2月の時の画像を含め、シベリアジュリンの越冬ストーリーができる絵が整った。ワードで何ページに収まるかサー スタートしてみよう。

 

 


オオジュリン

2023-03-03 16:33:10 | 鳥撮る

珍しくはない、ごく普通に見られるオオジュリン。だが今シーズンは少なかったのか、マイフィールドの池では一度だけの出会いで、シーズンは終わった。2月26,27日この冬二度目の山陰、斐伊川河口周辺に出かけ、思いがけず目の前にオオジュリンが数羽。

朝の斜光の中、オオジュリンの体半分が影となり、絵としては難しさがあったが、近距離で付き合ってくれた。オオジュリンの夏羽はまだ見たことがなく、数羽の中一羽だけ頭の黒いのが居てヤッターと思った。黒い個体、胸から腹にかけて白一色、下嘴は薄い色、これってシベリアジュリンの夏羽?。北海道で繁殖するオオジュリン、夏羽になるのはシベリアジュリンに比べてかなり遅いのだろうか。

ここへ来た目的はシベリアジュリンの黒くなった夏羽をゲットする、これだけを目的にやって来たが、同時にオオジュリンに出会ったことはラッキーである。

 

 

 


チュウヒ二個体

2023-02-24 10:57:44 | 鳥撮る

午前中は春が来た光。まだまだ空高く舞ってはいないが、畑の中でヒバリがあちこちで鳴いている。ホウジロもススキの穂の先端に止まり長く囀っていた。カモ類も少なくなったし、もう北帰行の鳥たちの群れも見られるという。でもまだ風は冷たい日であった。

塩田跡地を塒利用しているチュウヒ。今シーズンは昨シーズンに続いて4羽と少ない。その中の一個体、私にとって形態をはっきり見せてくれたのは、2月10日が初めてである。曇りの15時過ぎ、塩田跡地内のハゼノキに西に向かって止まっていた、首回りから胸の褐色が太く、虹彩は黄色。尾羽全体に横帯が5本、風切りには横帯が無いことから、雌成鳥と思われる。

距離は150メートル、600ミリでこの個体を狙っていたら、今シーズン何度も出会っている雄個体が、左から飛んできて一瞬先客が止まっているハゼノキのに止まりかけたが、通り抜け右の緑の樹木の先端に止まってまたすぐ飛び出し、塒内の中央にある樹木に止まった。曇っていた15時過ぎまだ明るい時間帯にチュウヒ二個体見られたのは久々である。

 

 

 


ハイイロチュウヒ雄幼鳥?

2023-02-19 10:49:15 | 鳥撮る

塒場所は何時も夕日をバックにしていた西のポジションは、先客がいて邪魔をしてはと仕方なく逆の東、逆光になるポジションに変えた、明るい時間帯にチュウヒの塒入りがあれば、儲けものと準備して待っていた。これがよかったのか、一瞬のチャンスがあった。

ハイイロチュウヒを撮るつもりは無かったが、16:30 南側の防波堤の上を明るい空の中、逆光でシルエットになり、東側へ低く飛んで行ったハイイロチュウヒ。その後、塒場所の東隣、太陽光パネルに止まっているのではと、双眼鏡で太陽光パネルを囲っているフエンスの上から覗く。

おるわ 止まっとる 何時もより近いしハイイロチュウヒがオレンジ色。これは絵になるカモと600ミリに持ち替えファインダーに入れる。背が低い私はかかとを少し浮かせ、レンズをフエンスに載せての体制。すぐ飛び出し太陽光パネルの中へ消えた。

この時間帯雲一つない夕方の空。太陽光パネルにも斜光の照り返しか、真横から見るとブルーに見える。光と温度のいたずらなのか、ブルー色のパネルにオレンジ色に染まっているハイイロチュウヒ、その中で飛び出しの動き、ラッキーな絵となった。

昨シーズン朝、塒立ちし一時太陽光パネルの上で、朝日を浴び飛び立っていったハイイロチュウヒ若雄。太陽光パネルは逆光で夕方のブルー色にはなっていない。時間差でパネルの色の違いを最後の一枚添えた。