〇委 坂北駅発行 普通入場券

昭和58年12月に篠ノ井線「〇委」坂北駅で発行された、硬券の普通入場券です。


   


白色無地紋のB型大人・小児用券で民間印刷券です。

坂北駅は地元の筑北村(委託開始時は坂北村)が駅業務を受託している簡易委託駅で、JRで一番最後まで補充連続乗車券の発売をしていたことで有名な駅でしたが、平成18年12月にPOS端末が導入され、乗車券蒐集家からのスポットライトを浴びる話題がなくなってしまっています。


この券が発券された国鉄時代の昭和58年は日本交通観光社(日交観)が業務を委託する業務委託駅でした。その時は乗車券の他に入場券の発売も行われていました。

出札をされていた掛員氏によりますと、当時業務委託を解除して無人化される話があるとのことで、この券に日付を入れている時に「近いうちに入場券は貴重になるよ」と言われていました。
その後、当時の坂北村は駅が無人化されることを避けたのでしょう、昭和60年3月に日交観による業務委託が解除され、坂北村による簡易委託に変更されておりますが、以来、普通入場券の発売は行われていないようです。

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コメント
 
 
 
Unknown (やきとり)
2016-07-22 03:58:29
はじめまして。
補充連続乗車券はもう廃止から10年たってしまうんですよねぇ。
早いです。あの当時からこちらのブログのファンです。
廃止間際はまだSNSが普及してないネット時代でしたが、そんな中でも坂北駅は話題になってましたよね。
115系も篠ノ井線からなくなり、E2系も車両自体はまだあるものの原則、定期的には乗れなくなってしまいました。

切符以外でもいろいろ変わる坂北駅界隈ですね。
 
 
 
> やきとり様 (isaburou_shinpei)
2016-07-22 07:22:28
コメントありがとうございます。また、長きに亘ってのご訪問とのこと、ありがとうございます。
坂北駅の補連がなくなって、即ち、補連という様式がJRからなくなって10年が経とうとしています。この間に、補連の様式そのものがJRの規程からもなくなり、補片や補往までもあまり見かけなくなってしまっています。
JRから硬券がなくなると収集家の興味は補充券に移り、補充券でさえも頭をひねらなければ購入出来なくなってきていますし、時代は変わってきていますね。

ネットなどが無かった時代の若い頃、乗車券類を購入するときはどんな硬券が出てくるかワクワクしましたが、補充券が出てくるとがっかりした、そういう時代でした。
 
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