別府鉄道 別府港駅発行 普通入場券

今からちょうど43年前の1981(昭和56)年2月6日に別府鉄道の別府港駅で発行された普通入場券です。


   

白色無地紋のB型大人専用券で、日本交通印刷で調製されたものです。

別府鉄道(べっぷではなく、べふ)は、かつて 兵庫県加古川市にあった鉄道路線で、御紹介の別府港駅から国鉄高砂線(廃線)の野口駅に至る野口線と、国鉄山陽本線の土山駅に至る土山線の2路線がありましたが、それぞれ営業キロが3.7kmと4.1kmと短い路線でした。もともと 別府港にある多木製肥所(現・多木化学)で製造された化学肥料や製鉄化学工業(現・住友精化)の製品を輸送するために開業していますが、野口線の貨物輸送は早々と終了し、土山線が貨物輸送主体だったようです。
1984(昭和59)年1月末日の営業を以て鉄道事業から撤退し、その後はタクシーや貸切バスの事業者として営業継続していましたが、現在は旅客輸送については他事業者へ譲渡して旅客輸送事業から完全撤退し、不動産管理事業者として事業を継続しているようです。

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )