名神ハイウェイバス 万国博会場駅発行 名古屋ゆき片道乗車券

昭和45年4月、EXPO’70期間中の万国博会場内に設けられていた自動車駅である万国博会場駅で発行された、名古屋ゆきの片道乗車券です。


   


青色こくてつ地紋のA型矢印式大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものです。


万国博覧会期間中、国鉄や大阪市営地下鉄・北大阪急行電鉄・京阪神急行電鉄(現・阪急)などの鉄道事業者は会場アクセスのための臨時駅の開設や臨時列車の運転を数多くおこなっていましたが、国鉄バスを始めとしたバス事業者も同様に会場アクセスの確保を行っていました。

そのなかで、国鉄バスは「万国博会場駅」という自動車駅を設け、名古屋駅から名神高速道路経由のハイウェイバス(高速バス)を運行していました。
名古屋駅からの所要時間は約2時間20分で、他にも名古屋~大阪間の定期便の一部を万国博会場駅経由にしたり、東京駅からの夜行バス「ドリーム」号を万国博会場駅まで運転したりしていました。


   


裏面です。
料金機対応として裏面にも着駅と下車前途無効の文言が表記されています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )