マーケティング研究 他社事例 660 「WITHコロナの新ビジネスの芽5」 ~代行サービス、そして危機だからこそ・・・~
日本はまだ多くの国・地域との往来が出来ない状態です。
ビジネスを進められない企業のもどかしさが、事業につながるのではないかと考えたのがエイチ・アイ・エス(HIS)「海外リモート出張代行サービス」を始めました。
同社は海外69ヶ国で事業を展開している強みを生かし、ある会社の社員が出張に行きたくても日本から出る事が出来ない企業を対象に現地スタッフが業務を代行します。
例えば、小売企業が新商品の展示会をアジアで開こうとしたときに、HISのスタッフが商品を並べたり、現地で来場客の案内をしたりした例があります。
依頼した企業は日本からオンラインで中継を結び、商談に当たりました。
HISはこれまで数十件の依頼を受けました。
「人の往来が少なくなる中で、世界各地に拠点を持つ当社が現地での手足となっていきたい」
HISの想いです。
『出かけられないなら、代わりに手伝いましょう』
という、HISの様な代行が新たなビジネスの芽となりつつあります。
茨城県つくば市では、タクシー会社4社と、来店客による密を避けたいスーパーマーケットのカスミが協力し、タクシーによる買い物代行サービスの試行を8月に始めました。
カスミのネットスーパーの会員登録数は2月から毎月、前年同月比150%以上で推移しています。
密を避けたい買い物への需要が高いからです。
一方で、市内のタクシー会社は利用者減に苦しんでいたのでした。
市民がタクシー会社にカスミのカタログを見ながら注文すると、タクシー会社は荷物のみの配送は認められていないものの、申請すれば市民から注文を直接受ける「買い物代行」は認められると言います。
高齢者や妊婦らの利用を見込んでいます。
参加事業者の佐藤タクシーは「一時期はコロナ禍で売上が7割減ってつらかった」と話します。
「つらい時だからこそ挑戦しながら、新しい利用者の要望に応えていきたい」と前を向いています。
過去を振り返ると不便は大きなビジネスが生まれるきっかけとなって来ました。
例えば2011年の東日本大震災では、無料通信アプリ「LINE」が誕生しました。
コミュニケーションツールの必要性を感じた同社が、3か月間で開発を進め同年6月にリリースしました。
返信する余裕が無くても、読んだかどうかが分かり安否確認につながる既読機能を導入し、国内人口7割近くにあたる8400万人が使う国民的アプリに成長しました。
さらに、リーマンショック後の2009年、印刷シェアリングサービスのラクスルが創業しました。
サービスの特徴は、不況下でコスト削減を進めたい企業の需要に目を付けて印刷業界に変革をもたらし、上場も果たしました。
危機が、新たな発想を生み出した例はいくつも存在するものです。
外出が制限され、人との接触を減らさなければならないコロナ禍の不便の中でも、新たな動きが生まれています。
多くは小さな芽に過ぎませんが、10年後には大きなサービスや新たな市場に育つかもしれませんね。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、風土改革を軸にした「私の職場研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。ITソフトメーカー、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
日本はまだ多くの国・地域との往来が出来ない状態です。
ビジネスを進められない企業のもどかしさが、事業につながるのではないかと考えたのがエイチ・アイ・エス(HIS)「海外リモート出張代行サービス」を始めました。
同社は海外69ヶ国で事業を展開している強みを生かし、ある会社の社員が出張に行きたくても日本から出る事が出来ない企業を対象に現地スタッフが業務を代行します。
例えば、小売企業が新商品の展示会をアジアで開こうとしたときに、HISのスタッフが商品を並べたり、現地で来場客の案内をしたりした例があります。
依頼した企業は日本からオンラインで中継を結び、商談に当たりました。
HISはこれまで数十件の依頼を受けました。
「人の往来が少なくなる中で、世界各地に拠点を持つ当社が現地での手足となっていきたい」
HISの想いです。
『出かけられないなら、代わりに手伝いましょう』
という、HISの様な代行が新たなビジネスの芽となりつつあります。
茨城県つくば市では、タクシー会社4社と、来店客による密を避けたいスーパーマーケットのカスミが協力し、タクシーによる買い物代行サービスの試行を8月に始めました。
カスミのネットスーパーの会員登録数は2月から毎月、前年同月比150%以上で推移しています。
密を避けたい買い物への需要が高いからです。
一方で、市内のタクシー会社は利用者減に苦しんでいたのでした。
市民がタクシー会社にカスミのカタログを見ながら注文すると、タクシー会社は荷物のみの配送は認められていないものの、申請すれば市民から注文を直接受ける「買い物代行」は認められると言います。
高齢者や妊婦らの利用を見込んでいます。
参加事業者の佐藤タクシーは「一時期はコロナ禍で売上が7割減ってつらかった」と話します。
「つらい時だからこそ挑戦しながら、新しい利用者の要望に応えていきたい」と前を向いています。
過去を振り返ると不便は大きなビジネスが生まれるきっかけとなって来ました。
例えば2011年の東日本大震災では、無料通信アプリ「LINE」が誕生しました。
コミュニケーションツールの必要性を感じた同社が、3か月間で開発を進め同年6月にリリースしました。
返信する余裕が無くても、読んだかどうかが分かり安否確認につながる既読機能を導入し、国内人口7割近くにあたる8400万人が使う国民的アプリに成長しました。
さらに、リーマンショック後の2009年、印刷シェアリングサービスのラクスルが創業しました。
サービスの特徴は、不況下でコスト削減を進めたい企業の需要に目を付けて印刷業界に変革をもたらし、上場も果たしました。
危機が、新たな発想を生み出した例はいくつも存在するものです。
外出が制限され、人との接触を減らさなければならないコロナ禍の不便の中でも、新たな動きが生まれています。
多くは小さな芽に過ぎませんが、10年後には大きなサービスや新たな市場に育つかもしれませんね。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
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経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、風土改革を軸にした「私の職場研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。ITソフトメーカー、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
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